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クマさんのバイク専科

長野のお土産は秋映のリンゴとシャインマスカット

 

9月の黒姫合宿、赤城のヒルクライム、10月の黒姫合宿と3週間続きのイベントで、今週末は久しぶりのつくばライドです。やっと厚木のラーメンのぞみの奥様にクーロンヌのロングソーセージ、メカニック仲間の新矢さんにハード系のクーロンヌのパンを手に入れて送ることができます。10月の黒姫合宿は台風が接近する中で光が原へのライドが半日雨という以外は無事に終わりました。長野からのお土産に、今が旬の秋映のリンゴとシャインマスカットを手配して送ってもらい、さくらんぼさんと、スポーツバイクつくばマツナガの店長一家やスタッフにお土産として届ける予定です。

 

さくらんぼさんとは、腸閉塞でつくばの病院で手術して入院した時にお見舞いに来てくれて以来の再会でした。ということは2年半ぶりくらいかな。まだ手術の跡のお腹の傷はキリキリと痛むことがあって、時々はあの1ヶ月の入院生活を思い出すことがあります。開腹手術から2日目にそろそろ起きて歩いた方がいいですよと、エンジェルたちに言われ、手術後初のレントゲンやCTスキャンの部屋へ歩いて移動しました。5本の管が刺さったままの状態で起き上がって、頭がクラクラしながら歩きました。歩くたびに縫っているお腹の傷が引き連れて痛みます。

 

そんな腹筋を切って縫った痛さより、何より驚いたのは、上半身が起き上がるのに介護用ベットを起こして、上半身を起こすだけで一苦労でした。床から90度、上半身が起き上がったら、今度は内臓がずっしりと重いこと。たった2日寝て暮らしただけでこのていたらくです。どう起き上がってどちらの足から床に着いていいのか戸惑いました。「回復を早めたかったら起きて歩きなさい」という主治医とエンジェルたちの言葉がずっしりとしみました。マジで楽に寝ていたらダメになると思いました。とにかく自分でトイレに行って、いくつかの管から解放されたいと思いました。これは少し贅沢だけど、見られるのが恥ずかしいので個室でトレーニングしなくてはと、部屋の中をまず歩き回りました。

 

ちょうどリオデジャネイロオリンピックの真っ最中で、個室なのをいいことに、夜中までテレビ観戦していました。部屋は車椅子で入れる大きなトイレ付きで、部屋の広いのを利用して、エンジェルのライダーや、レントゲン技師のトライスリーとやライダーのフィッティングを実施していました。固定式ローラー台を使った、ロードバイクのフィッティングやクリート合わせもしていました。昼も夜も点滴スタンドを持って、エアコンを強くして、よちよち歩きでフラフラなのに部屋の中を歩き回りました。あんなに歩いたのは後にも先にもありません。早く復帰したい一心でした。病室の壁から壁までを折り返しで、汗だくになって2時間か3時間は歩いていました。

 

2時間3時間は動けることがわかりましたが、以前として4本以上の管が体に入っていました。病院の廊下を2時間てくてく歩き初めて、外のファミリーマートまで買い物に行くことが許されるようになり。長野から乗って来た車のエンジンをかけてバッテリー上がりにならないようにしました。手術から20日間、口から物を食べられず、喉の太い血管からのハイパー点滴で暮らしていた時に、時々ハイパー点滴のスタンドをお供に、ケーズデンキやクーロンヌというパン屋さんや、スーパーゼビオ、ジョイフル本多などへ、車で病院を脱走しているころに、さくらんぼさんが、お花を持ってお見舞いに来てくれたのを思い出しました。

 

それ以来のさくらんぼさんとの再会でした。ということは、2年半以上スポーツバイクには乗っていないということですね?。長野県の信濃町から週末に合わせて送ってもらった秋映のリンゴとシャインマスカットを、下妻のさくらんぼ御殿へ届けに行きました。というより、土曜日のマジカルミステリーツアーの参加者と一緒に、お昼ご飯を食べようとさくらんぼさんを拉致に行きました。ビアスパーク下妻の近くのイタリアンレストランの芽キャベツへ、車で一緒に食べに行きました。ところが着いて見ると出遅れました、やっぱりランチが評判の人気店で、お客さんがいっぱいで、3組ほど待つことになりました。名前と人数を書いて20分ほど待つと席が空いてオーダーすることができました。

 

食べ終わってさくらんぼさんのお家まで送って、犬と9匹の猫が同居するお家でコーヒーを飲ませてもらってから、ガレージのさくらんぼさんのアンカーを見ると、サドルがホコリをかぶって、しかもチューブラータイヤのゴムが朽ち果てていました。2年以上乗っていないデュラエース仕様のバイクです。これを見ると整備して、また一緒に走りましょうということになり、今度はバイクをルーフキャリヤに拉致して、つくばのショップでタイヤとケーブルなどをメンテナンスすることになりました。今月中には仕上がるはずです。また一緒に走りましょう。土曜日のライドはここから始まりました。イタリアンでお腹いっぱいながら、石下のお城を経由で、小貝川を渡り、車の少ない道を走って、つくばへ夕方に帰りました。今週は土曜日のマジカルミステリーツアーは10時に桜運動公園に集合で走ります。日曜日のSRMは8時30分にショップ前に集合で、午前中いっぱい、60kmほど平坦コースを走る予定です。ではでは。

効果抜群!、強く速くなる3分頑張るレーニング

先週の日曜日、朝雨だったのでライドを止めて、サポートカーで移動しました。みんなが歩崎で霞ヶ浦エンデューロで頑張っているはずと、コーラとみかんとあんぱんを持って差し入れに行きました。スタートの頃には雨は止んでいましたが、真っ黒な雨雲が断続的にやってきました。どうもこのコースが苦手で今年もこのイベントにはエントリーしませんでした。陣中見舞いを終わってもパラパラ雨が降っていましたが、歩崎から土浦のセブンイレブンまでの平坦コースで、3分間もがいては3分回復走を繰り返すトレーニングに取り組みました。

 

片道20kmで霞ヶ浦エンデューロで先が道路閉鎖されているので、車は少なく快適でした。3分間というと長いような短いような気がします。でも、3分間頑張るレペティショントレーニングや、3分間頑張るインターバルトレーニングに取り組んでみると3分間がまだ終わらないのと、長〜く感じるはずです。3分間トレーニングの運動強度の管理は、心拍計やパワーメーターで行います。頑張るという感じの運動強度レベルは、運動中に記録した最大心拍をもとに、数最大心拍数の80%から85%レベルのやや強い強度の運動です。そのレベルで乳酸が発生します。

 

パワーメーターを指標にする場合は、平地を時速27kmくらいで3分間走っては3分間休んで、時速35kmくらいまで走ってみて、少し苦しいけど3分間継続できるスピードの時のワット数を確認します。そのワット数を基準にすれば、上り坂でも、平地でも乳酸が発生し始める運動強度で3分間のトレーニングができます。ほとんどのライダーが有酸素運動の高いレベルと、無酸素運動のミックス状態の運動強度で、呼吸数も心拍数も増えて少し苦しくなる運動強度です。そうです無酸素運動で乳酸が爆発的に発生する寸前の運動強度で、このままなんとか続けられる運動です。3分間トレーニングは、この強度を保って3分間走り続けます。

 

3分間トレーニングは乳酸を筋肉内で発生させて、運動エネルギーATPを酸素と反応させて有酸素で発生させるミトコンドリアの能力を高めたり、乳酸の発生によるトレーニングの刺激の繰り返しで、細胞内の器官であるミトコンドリアそのものを増やして、グリコーゲンだけでなく、無酸素運動で発生した乳酸も分解して筋肉を収縮させるATP を生み出す能力を高めるトレーニング効果があります。無酸素運動で発生した乳酸を運動エネルギーに使えるというロジックは30年以上前に提唱されています。スピードや持続力の向上の目的なら平地でもトレーニングが可能です。ヒルクライムや上り坂を楽に走れるようになることが目的なら、上るのに3分間かかる、4%から6%くらいのゆるい上り坂でも取り組むことができます。バイクの傾斜によるペダリングの違いにも慣れることができます。

 

ヒルクライムに参加を目指し、自己記録更新を狙うなら、土曜日と日曜日の週末のLSDトレーニングは100kmくらい、その後半の中に3分間トレーニングを2回から5回取り入れると、フルタイムワーカーでも効果的です。3分間頑張って走って、インターバルトレーニングなら1分30秒回復走して、次の3分間に取り組みます。3分・1分30秒・3分・1分30秒・3分・1分30秒・3分・1分30秒・3分・回復走でライドを終了します。トレーニングのコアタイムは5回で22分間です。

 

レペティショントレーニングは3分間頑張って、その疲労から完全に回復したと感じたら2本目に取り組みます。一応回復走の時間の目安は3分間で、海部kしていないと感じたら回復走の時間を伸ばします。トレーニングのコアタイムは30分ぐらいになります。トレーニングの効果は毎週取り組んでいると、2週目くらいから感じ始めます。2本くらいの体験から初めて、もの足りなくなったら1本増やします。このトレーニングパターンはローラー台でも可能なので、昼間走る時間がないライダーは帰宅してからも取り組めます。

 

1時間のLSDトレーニングに30分間の3分トレーニングを組み合わせると、フルタイムワーカーでも強化が可能なトレーニングです。このトレーニングを週に2回から3回、固定のローラー台や道路を走って取り入れると、スピードも上がるし、スタミナも付きます。先週の日曜日から霞ヶ浦の平坦コースで3分間トレーニングに取り組み始めたヒルクライムイベントや、佐渡ロングライドの210kmの完走を目指すライダーは、3分間もがきの大変さに驚いていましたが、風土記の丘を上るトレーニングもこれと同じだったんだよと知らせました。

 

走行距離20kmのヒルクライムイベントへの参加のために、トレーニングに取り組んでいるフルタイムワーカーのライダーのためにトレーニングをプログラムしました。毎日できる体幹の筋トレと、仕事が終わってできるローラー台でのトレーニングも含めて考えました。毎週、風土記の坂をギリギリキープできるうスピードで、5往復するトレーニングに取り組んでいました。今年の夏のあまりの暑さで中断していましたが、トレーニングに臨んで数ヶ月で、上るのが楽になってスピードアップできた時期があることを思い出したそうです。それが乳酸の発生の刺激により、ミトコンドリアの能力が高まったり、ミトコンドリアそのものが増えて乳酸を筋肉収縮のエネルギーに使う能力が高まるトレーニング効果です。涼しくなって再開することにしました。ではでは。

相変わらずのアヴェンシスとのおつきあいが続いています!

イギリスのトヨタヨーロッパで生産されていた、3代目のアヴェンシスから4輪駆動車がなくなり、しかもステーションワゴンの設定となりました。パドルシフトとか、クルーズコントロールとか、ドライバーの運転を支援するシステムは明らかに古い世代に属し、パワーユニットもノーマルアスピレーションの2000CCクラスで、とうとうボディ重量からしてアンダーパワー気味のままでした。全くハイブリッド化も、Eカー的な動きの気配はなく。自動運転系や危険回避の自動ブレーキなどにも全く対応の気配はなし、しかも日本で人気がないステーションワゴンのみのラインナップでした。

 

全く今時のトヨタ車の進化という分野からはガラパゴス化しているのがアヴェンシスとい感じでした。イタリアやフランスやドイツの狭い市街地路にはボディが大きすぎるし、1000CCから1600CCの小排気量のターボチャージャー付きのコンパクトカーがマッチしているので、3代目は北米向けにアレンジはされたけど、どこの国でこの車は受けるのかなと思っていました。今だに、保守的なクラッチ付きがごく普通に使われていて、オートマチックやパドルシフトがまだまだ当たり前ではない、ヨーロッパのニーズにも合っていないし。というわけで、とうとう生産停止モデルになりました。

 

イギリスのユーロからの離脱が来年に迫って、ユーロ圏での車の生産という優遇関税のメリットも喪失するはずなので、ユーロへの供給拠点だったイギリスの工場の生き残りも怪しくなっているようです。イギリスに拠点を置く必要性がなくなりました。メキシコのマツダやホンダやトヨタの、やっと日本ブランドのクオリティーコントロールができるようになった生産拠点も、トランプ政権のちゃぶ台返しで、アメリカ国内の生産工場への投資や雇用に方針転換です。日本生産で日本人が作ったり品質管理する製品が輸出される時代ではなくなりそうです。北米向けの製品は、メキシコに生産拠点を置く意味合いが薄れるか、意味がなくなるかという状況に直面しています。

 

そんなイギリスのユーロ圏離脱の状況に追い込まれたトヨタヨーロッパ製のアヴェンシスです。2代目のデザインまでがお気に入りの車でした。今使っているのは初代の後期生産モデルで10月車検です。その車検の予約の相談のためにアヴェンシスを取り扱いのネッツトヨタへ持ち込みました。カウンターで話をしていると、車検の枠のキャンセル発生とかで、点検と車検の作業が2時間で終わると言われました。油圧ジャッキで車が持ち上げられて、点検を受けました。13万円代の事前見積もりでした。ところが点検が始まると次々に問題が発覚。タイヤの残り溝のが2mmとかでスリップサインが見えかけていて、交換となって8万円プラスだそうです。ラジエーターのクーラント漏れの修理、これは前のアヴェンシスでは2万km走行で穴のあいたラジエータの交換でした。

 

そのライジエータ交換の作業が適当だったらしく、アンダーパネルやフロント周りのバンパーがプラスチック製のビスや金属製の必要数のボルトで元どおりに固定されておらず。常磐道の谷田部の出口へ向かう道路で外れて、出っ歯を路面へ擦るような形で料金所まで、ガガガーっと大音響で引きずって、料金所を通過することになりました。ガムテープで仮固定して、つくばのネッツトヨタへ持ち込みましたが決定的な修理ができず、結局はボルトとビスを用意してもらって、ジャッキアップした状態で自分で固定作業して乗っていました。なんでだかラジエータと電球が焼き付いてしまうヘッドライトはリコール対象だったり、タカタのエアバッグは、この車の弱点みたいです。

 

修理項目が列記された見積もりが出来上がってきました。タイヤ交換、メカニックは床に膝をついて深刻そうな表情です。ビビっちゃうよそんな顔されたら。ウオーターポンプ交換、テールライトレンズ割れで交換、ダッシュボードのドリンクホルダー交換などで、32万円かかることが判明しました。とにかく直してもらわないと車検を通らないので、とっとと補修パーツを手配してもらって、18日の朝に再び車をネッツトヨタへ持ち込んで、パーツ交換してもらって車検を受けることになりました。予想外の出費にちょっとビビったけど、前のアヴェンシスも思わぬところが壊れてきて、最後の車検は33万円でしたから、どこか覚悟はできていました。

 

ディーラーのタイヤは色々見本がありましたが、希望するタイヤの在庫がありませんでした。1mmから2mmの残量と言われ、もう今日、今すぐに新品タイヤで走りたかったので、ヨコハマタイヤのエコタイヤから、ブリヂストンのエコピアにして、10万円かけて、ハブの錆止めと、チッソガス封入などを含めてイエローハットへ持ち込んで交換を完了しました。明日からのつくばへの移動は安心です。お気に入りのアヴェンシスを乗り継いでいますが、弱点は後期モデルにも継承されていて、次々にじわじわと故障箇所が発覚しています。もう次は買わないぞとは思っていますが、ステーションワゴンの使い勝手の良さ、乗員が疲れない足回りを考えると、次もステーションワゴンでしょうね。ワンボックスも魅力的ですけど。

 

ワンボックス系なら大きすぎず速いエスティマの3000CCがいいかな。バイクは3列目のシートを外して荷台へ収納してもいいし、脚立が必要になりますが、ルーフキャリヤにセットすることも可能です。雨や雪に強い4輪駆動仕様もあるし、少し頭の位置は高くなるけど、300kmとかの黒姫高原くらいまでの距離の移動なら問題ないかも。トライアスロンやロードレースのサポートの時は、九州や北海道まで移動していたから、到着すると振動で体がきつくて、頭が揺れるのでクラクラしましたから、ステーションワゴンがいいと思っていましたから。

 

かっこは悪いけど、クラウンアスリートの3000CC、4輪駆動車がいいかなーとも思っています。現行モデルのクラウンにはステーションワゴンがないので、程度のいい中古を探してもらおうかな。足回りはやや柔らかいけど、乗員スペースも後ろの荷台も広くてサポートカーには最適です。古代魚のようなアヴェンシスを、あと、車検2回か3回分、20万kmオーバーまでこき使う予定です。代々の愛車はエンジンブローするまで使い切って廃車になっています。次の車を選ぶなら、安全な自動運転搭載、ハイブリッド車など、色々な選択肢がありますが、僕の性格に合ったトランスポーターは何になるんだろう。ハイブリッド車は、ガソリンが空に近い状態で走っていて、満タン給油して走り出した時のような、コーナーでの動きや立ち上がり加速を重く感じるのが、ずっと続いている感じで嫌なんだよな〜。ではでは。

メカニカルのインデックス変速のレスポンスを追求する!

 

昔はシマノのデュアルコントロールレバーのラチェット機構も専用工具を使って分解して、中に入った小砂利や金属粉の油汚れをクリーニングしたりグリスアップしました。カンパニョーロのエルゴパワーシフターもバラバラに分解してメンテナンスしていました。不具合が出たらスペアパーツを持っていて丸々交換してしまうのがベストなんですけど、たまたまスペアパーツを持っていなかったら、分解して不調の原因を見つけて解消することもあるので、どんなことが不調の原因になりやすいのかも探るために、バネを押さえる小物なども作って、分解と組み立ての手順を覚えました。

 

最近ではスモールパーツが細分化されて用意されない傾向になっていて、ある程度の塊のアッセンブルの状態での交換が普通になっています。それでも、例えばエルゴパワーシフターの構造を把握して、固定ネジをどっちに回すと緩むかとか、組み戻す時にどこにどの強度のネジロック剤を塗ってねじ込んで、どのくらいのトルクで締め込めばいいのか、リターンのバネをどう抑えて組み付けるかなど、スモールパーツのアッセンブル交換のディーラーズマニュアル程度の知識がないと対応できません。

 

カンパニョーロユーザーは少ないので、ショップのメカニックでも頻繁に接することは少なく、ディーラーズマニュアルを見たり分解図を確認しながら作業することもあります。バネやワッシャーをどう押さえたまま組み付けるとか、手がもう一本欲しくなることもあります。シフトレバーのラチェット機構を貫通して、ブラケットに取り付けるシャフトを、どの程度の力で締めると、スムーズにシフトレバーが動くのか、どの部分にどの粘度のグリスを塗るか、逆に塗ってはいけないかなど、複雑な構造で力が繰り返しかかるメカが詰まっているので、最高の調子に戻すには、なかなか面倒な部分があります。

 

旧型のエルゴパワーシフターの場合は、エルゴブレインというサイクルコンピューターのスイッチキットを、シフトケーブルの巻き取り部分へ組み込むので、必須の作業でしたから。シフトケーブルで前後の変速機を操るのがメカニカルのインデックス変速システムです。シマノは10段フリーと11段フリー、カンパニョーロは11段フリーと12段フリー、スラムは11段フリー用のロードコンポーネントがラインナップされています。シフトインナーケーブルを一旦固定して、たるみや張り過ぎを、マイクロアジャスターによる張りの調整で、フロント変速機のチェーンケージの位置や、リヤ変速機のプーリーの歯先の位置を、フリーのスプロケットやチェーンリングの歯先との位置関係を内外へ微調整して、インデックス変速のレスポンスを最適化して、音鳴りやチェーンが移動しかけるのを防ぐ構造です。

 

シフトインナーケーブルを張り過ぎると、フロント変速機ならチェーンケージがアウターギヤ側よりに移動します。フリーのローギヤとインナーギヤにチェーンが斜めにかかった状態で、内側のチェーンケージと接触してしまう可能性があります。シフトケーブルを張り過ぎると、リヤ変速機の場合、プーリーの歯先がわずかにローギヤ側に移動して、プーリーとチェーンの接触音が大きくなったり、チェーンの位置がスプロケットの歯先の中心からずれて、カリカリっとチェーンが音鳴りしたり、ローギヤ側の隣のスプロケットへチェーンが移ろうとしたり、実際にローギヤ側のスプロケットの歯先に移ろうとして戻ってくるような、変速不良状態に陥ります。

 

シフトケーブルを張り過ぎると、フロント変速のアウターギヤ側への上り変速は、シフトケーブルを引いて強制的に変速するので、ストローク調整ボルトのところまではチェーンケージが外側へ移動します。シフトケーブルを張り過ぎると、リヤ変速機の場合はローギヤ側への上り変速は、シフトケーブルを引いて強制的に変速するので、1クリック変速レバーを押して変速すると、隣のスプロケットへチェーンは移動しますが、プーリーの歯先がオーバーストローク気味ですから音鳴りなどが発生します。ローギヤに変速すると、ストローク調整ボルトの位置まで移動して、シフトケーブルが強く張った状態になります。縦方向にシフトアウターケーブルと、シフトインナーケーブルで構成されています。

 

アウターケーブルの長さによるアールをゆるく設定して、切り口はグラインダーで平らに仕上げ、中に通っているライナーチューブを千枚通しのような先端で丸く戻し、シリコンオイルをスプレーして中のグリスを流し、インナーケーブルの樹脂コーティングを攻撃しないグリスかシリコンオイルを塗って組み上げます。純正のライナーチューブ付きのカップを組み込んでアウターケーブルの切り口のフリクションを減らします。最近のフレームやハンドルバーはケーブル内蔵が多く、アウターケーブルの入り口などの曲がりが急でフリクションになることもあるので、組み付けの時になるべくアールが急にならないように注意します。シマノもカンパニョーロも、メカニカルはケーブルのフリクションや切り口を処理するカップに気を使っています。ではでは。

黒姫合宿のために長野へ移動です!

今週末は、2018年最後の黒姫高原るんるん合宿です。台風が来ていますが新潟や長野は、どうにか天気は良いようです。雨が降らないだけで風が強いかもしれませんが、山に囲まれているので風の影響も受けにくいフィールドです。フィッティングのセミナーは前から実施していましたし、プロライダーのオファーを受けて、つくばでもフィッティングや強化トレーニング合宿を実施していました。黒姫合宿はシドニーオリンピックの年、2000年から本格的に開催しています。ここでの合宿の始まりは、町営プール、バイクのフィールド、ランコースがそろっていることから、トライアスロンのオリンピック候補選手の合宿からでした。アテネオリンピックのマスドスタートのロードレースの日本代表、田代選手もここで直前合宿をおこなっています。

 

その後、一般ライダー向きに、年に2回から3回の開催でしたが、フィッティング&ライドのイベントとして実施していました。5年くらい前から、4月、6月、7月、8月、9月、10月と開催して来ました。合宿というとハードなイメージですけど、本当にハードトレーニングだったのは、シドニーオリンピックへ向けたトライアスロン選手の合宿や、アテネオリンピックのロードレースの日本代表だった、田代選手の時だけです。LSDで連日280kmとか走っていましたけど、そういうハードな合宿はそこまででした。

 

現在行っている黒姫合宿は合宿といっても、シリアスライダーがハードに体を追い込むトレーニングではなく、一般ライダー向けの、フィッティングとグループでマイペースで走るライドのイベントです。走る環境として関東平野では味わえないスケール感のあるフィールドを、ポジションを最適化しながら走るのが目的です。上りや下りのある道を長く走ることで、10分や20分のペダリングを固定式のローラー台などで確認するだけではなく、ライダーの本当の走りをフィールドで見て、体格や体力や走りに合ったポジションを、最終的にはmm単位で煮詰めていき、パワーを発揮できて、快適に長く走れるようになります。

 

黒姫合宿の初日は、ライダーの体格や体力や走る距離などに合わせて、クリートの前後、内外、取り付け角度などの位置を足の自然な向きや動きに合わせ調整して、パワーを発揮できて脚を回しやすい腰の位置をサポートするサドルの前後位置、坐骨や尿道や性器にかかる圧力のバランスを取り付け角度で調整、客の動きを左右してひざ関節や人体や筋肉への負担を軽減する高さに調整します。さらに、上半身や肩や腕にかかるストレスを配慮して、しかも引きやすかったり押しやすいグリップ位置をステムの高さや突き出し寸法で調整、ハンドルの取り付け角度、ブラケットの位置を調整したり、パーツを交換して、長く走っても快適に走れるポジションを実現するフィッティングを行なっています。

 

初日の午後は斑尾高原や戸隠高原のアップダウンのあるコースを実際に走って、ポジションの変更の効果を確認するライドを実施しています。ペダリングの負荷が大きく変化する実際のフィールドを走ると、疲労してきて、ローラー台のペダリングでは出ていなかった体の動きになることがあります。快適なフィールドでライドを楽しみながら、上り、平地、下りでポジションやペダリングを一人一人チェックして、休憩時間やライドを終わってから、ライダーの体に触れる部分を上下、前後へ微調整して、さらに最適なポジションへ変更することもあります。

 

黒姫は台風のせいか風が強まっています。明日も風速5mとかの予報が出ています。オリーブさんはこれからスタートで、高速道路を移動中で、深夜というか、6日になりそうな感じで移動を開始したそうです。オリーブさんために横川で買っておいた荻野屋の峠の釜飯が待ってますよ〜。気をつけて来てください。初日のフィッティングは、固定式のローラー台にマイバイクをセットして、バイクパンツを身に着けて、バイクシューズを履いて、20分以上LSDレベルでペダリングしてもらい、大汗をかいて体がほぐれる状態になることから始まります。その間もペダリングする脚の動きや、腰の位置、腕の曲りや上半身の傾斜などをチェックしています。

 

黒姫高原、妙高高原、赤倉温泉、戸隠高原、斑尾高原、光が原、上越市、飯山市、野沢温泉村、戸狩温泉など、車が少ない快適なコースを厳選してグループライドしています。ライドにはサポートカーが付いて走るので、身軽なプロライダーのような状態で走れます。サポートカーには予備ホイールや工具、整備台、スペアパーツが搭載されているので、メカトラブルが発生してもほとんどその場で解消して、走りを再開できます。走るこーすはベーシックなコースが10以上、アレンジすると30コース以上あります。つくばでは味わえないスケールの長い上り坂とスーパーダウンヒルを楽しめます。

 

黒姫合宿の初日は、午前中がフィッティングで、お昼ご飯を楽しんでからのスタートになりますから、午後に時間がないときは60kmくらいのショートコース、朝8時スタートの日は獲得標高1500m越えのアップダウンのあるコースを110kmくらい走ります。なるべく明るいうちに黒姫高原の宿へ帰るスケジュールですが、10月の黒姫合宿は日没が早いので、400ルーメンクラスのヘッドライトや、点滅式の強力なLEDテールライトが必要なこともあります。さて、3連休は台風の進路が少し心配ですが、天気予報を見ながら雨雲や風を避けて、長野や新潟のどこをどう走るかな〜!。

 

9月の黒姫合宿から3週間目です、標高が1000mを越えるスキー場がある山道を走るので、10月黒姫合宿は雪が降る可能性があるので、上旬に開催することになりました。金曜日の夜に仕事が終わって車で移動してくる人もいますが、土曜日の朝からの参加者が多いので、朝早くからの移動となりますので大変だと思います。3週連続で長野の黒姫合宿、前橋の赤城ヒルクライム、長野の黒姫合宿と遠征しています。次回、つくばを走るのは、10月13日土曜日が、桜運動公園駐車場に10時集合で、マジカルミステリーツアーとなります。走行距離は60kmから70kmを走り、3時か4時に帰ります。

 

10月14日の日曜日は、スポーツバイクつくばマツナガとしては霞ヶ浦エンディーロに参加なのですが、霞ヶ浦エンデューロに参加しない方は、スポーツバイクつくばマツナガ前に8時30分集合で、ショップからの案内にはない番外編のSRMのミドルコースですが、のんびり60kmから70km走って2時か3時ごろにはショップ前へ帰る予定です。毎年雨に祟られている霞ヶ浦エンデューロは天候がいいといいですね。狭い走路なので目を三角にして走らないようにして、十分に気をつけて転倒事故のないように注意してください。晴れたらいいな〜。晴れたら応援に行くというプランもありかも・・・・。

 

午前2時、これを書いていると、つくばからはるばる車で到着したのがオリーブさんです。旦那さんは明日も出張先で会議とかで、仕事が終わり次第電車で黒姫駅へ移動です。そこで最終電車でのピックアップになりそうだということです。旦那さんのプロジェクトMと自分のタイムを積み込んで単独での移動だったそうです。途中で眠くなって横川サービスエリアで1時間ほど仮眠しての到着でした。無事でよかった、これで一安心です。明日は8時起きで朝食を食べて、9時からフィッティングが始まる予定です。早朝に到着する参加者もいますから、午後にはライドを始めることになります。ではでは。

 

12段フリーのメカニカルにしようかな!

 

8段、9段、10段、12段とフリーのスプロケットは段数が増えて行きます。外装変速機の構造で、フリーの段数はどこまで増えるんだろうというのが話題になります。増えるたびにそんなに必要なのか?、という話しも毎度のことです。ロードレースでも上りでのダメージを軽減して、翌日の走りのパフォーマンス低下をしない走りを実現するようになっています。超ワイドギヤが可能になることは一般ライダーにも重要なことです。コンパクトドライブクランクのインナーギヤ34T、フリーのローギヤに32Tや、1対1のギヤ比になるローギヤ34Tを採用できて、体力に合わせた、乗って上れるギヤ比の実現を可能にしました。

 

一般ライダーが快適に上り坂や長い距離を走るために、インナーギヤ30Tなどのスーパーコンパクトドライブクランクとの組み合わせで、1対1以下の軽軽のギヤ比でライダーの体力に合わせることもできます。峠道をゆっくりでもいいから、乗って上れるギヤ比を装備することは、達成感を味わえる要素として大きなファクターになります。コンパクトドライブクランクの普及とともに、ライダーの体力に合ったギヤ比を実現すべきだという考え方が普通になしました。プロ選手と一般ライダーで、発揮できるパワーが違うんですから、ギヤ比が違うのは当然なんです。

 

ギヤ比のワイドレシオ化がロードレースでもロングライドでも浸透しています。フリーの段数も10段、11段、2018年には12段も選べるようになっています。大きいスプロケットを付けていると恥ずかしいなんて時代じゃありません。小さいローギヤで走れるのはカッコいいですけどね。峠道を上っていて、重いギヤ比を無理して踏んで、途中で足をついちゃうよりいいでしょ。多段化は、フリーのスプロケットの歯先間隔を狭くしたり、歯の厚さを薄くしたり、段数に合わせてチェーンを薄くして、リヤエンドに詰め込んで、詰め込みきれなくなるとエンド幅を広げた規格を採用したフレームになるわけです。

 

ロードバイクのリヤエンド幅も120mmからじわじわと広くなって来て、130mmになり、ディスクブレーキ仕様のフレームのリヤエンド幅は142mmになっています。コンポーネントの選択肢はいっぱいあります。もうすぐカンパニョーロ、シマノ、スラムの12段フリーコンポーネント装備のロードバイクの時代は確実にやってきます。けど、それが130mmエンド幅対応なのか、ロードディスクブレーキ対応の142mmエンド幅対応になるのかは、まだこれからのシマノの12段コンポーネントの規格次第というところがあります。どうなるのかな〜。結果はこの2年くらいで判明すると思います。

 

カンパニョーロが発表した12段コンポーネントのメカニカルとEPSが130mmエンド幅だったことで、従来からのフレームにアッセンブルできることは、ショップにもユーザーにも歓迎されることでしょう。これで、カンパニョーロはエルゴパワーシフターの12段対応のメカニカルのリムブレーキ仕様、12段対応のEPSのリムブレーキ仕様、12段対応のEPSの油圧ディスクブレーキ仕様、142mmエンド幅対応コンポーネント用を用意することになります。シマノはデュラエース、アルテグラ、105の上位モデルの12段フリー対応のラインナップをどうするんでしょう。スラムのメカニカルも電動&ワイヤレスメカも黙ってはいないでしょう。市販まで2年とか3年かかるでしょう、さすがにそこまで待てないから、ロードバイクの12段化はカンパニョーロで始めるしかないです。

 

油圧のディスクブレーキ仕様でなければ130mm幅のエンドで使えるのだから、高いコンポーネントではありますが、ホイールを買い換えることもないし、チャレンジしやすいところがいいですね。130mmエンド幅対応はこの辺りのユーザーの心理を狙っているでしょうね。今なら、12段フリー対応となるとカンパニョーロですね。でも、今まで通りのオートトリムがチェーンに接触してから反応するようなEPSのパフォーマンスなら使いたくはないですね。改善されているのかの確認はしたいけど、12月くらいのリリースになりそうです。

 

カンパニョーロのレコードとスーパーレコードの、12段コンポーネントもリリースされて数ヶ月、じわじわと見かけるようになりました。でもまだ34Tローギヤのアッセンブルのバイクは見ていないな。注目されているフリクションを低減したブレーキケーブルやシフトケーブルも手に入るようになりました。新製品紹介のセミナーのデモンストレーションで、10cmくらいの小さい丸をアウターケーブルで作って、シフトインナーケーブルを引いたり押したりして、スムーズな動きをアピールしていました。使ってみようと手に入れたけど、アウターとインナーを同時に交換するのが面倒で、そのままになっています。

 

ブレーキレバーの引きの軽さや、戻りのレスポンスが向上するので、ブレーキケーブルのフリクッションも気になるけど、ケーブルのモデルチェンジでシマノのインデックス変速と比較されがちな、メカニカルの変速機のパフォーマンスを左右するので、シフトケーブルのフリクションの軽減で、カンパニョーロのメカニカルのコンポーネントパーツにはより重要です。シマノやスラムの電動メカのインデックス変速のパフォーマンスと比較すると、どんなにメカニカルの変速を煮詰めても、シフトケーブルで操るメカニカルの変速機は、シフトケーブルのフリクションと、前後変速機の下り変速がリターンスプリングの力で作動するので、モーターで強制的に作動する電動メカのレスポンスとは比較にならないことは確かなことです。

 

それでもあえてメカニカルの12段シフトを選ぶのはノスタルジーなのか、そうとも言える気がするけど、カンパニョーロのメカニカルの12段を楽しみたい。レ―スじゃないからその辺の細かい変速レスポンスのスピードの差は、どうでもいいというのがカンパニョーロ好きの本音かもしれません。しかし、カンパニョーロファンといえども、EPSは、電動メカなのにフロント変速のオートトリム操作のレスポンスの遅さはさすがにどうなのかな〜。12段化とともに改善されていたら採用を考えたいと思います。

 

モデルチェンジしたメカニカルのエルゴパワーシフターの変速レバーを押して、上り変速のワンクリック分の引きの軽さでシフトケーブルのモデルチェンジの効果を分かります。そして下り変速のリターンスプリングの力でリヤ変速機が外側へ戻るスピードで、シフトケーブルやエルゴパワーシフターのフリクションの2桁のパーセントという低減の数値を実感できます。カンパニョーロの12段フリー化は、130m mエンド幅で展開して、今までのフレームの寿命や、リムブレーキのホイールをそのまま使えるようにして延命しました。12段スプロケットは歯先間隔を詰めて、11段フリーボディへそのまま装着できる構造です。

 

12段チェーンは、わずかに外幅を縮めてナロー化しています。チェーン工具は閉鎖機構付きの11段対応モデルをそのまま使えます。ホイールが今までの物を使えるのが嬉しいですね。カンパニョーロのボーラ50やボーラ35、ハイペロンに組み合わせることができます。12段フリー対応のEPSの油圧ディスクブレーキ対応のエルゴパワーシフターも注目しています。ブレーキキャリパーは従来のままなので、ワンフィンガーで止められるストッピングパワーと、ブレーキレバーの引きの軽さも体験済みなので、EPSの完成度によってはディスクブレーキ対応のフレームやホイールの調達も、ちょっと高いけど検討したいと思っています。ではでは。

赤城のヒルクライムは中止になりました!

赤城のヒルクライムのサポートをするために、土曜日のお昼にふじみ野駅へ集合して、前橋の前橋グリーンドームへ移動して、受付を済ませてというスケジュールでした。スポーツバイクつくばマツナガのスタッフの森みちこさんは前日の天気予報を見てDNSを決断したみたいです。諦めきれずにサトイモさんとクマ藤下は、ホームページで当日の朝早くに開催か中止を発表するというので、いざ受付に行ってみると、あっさり明日の赤城ヒルクライムは中止ということを知らされました。

 

前橋へ出発の土曜日の朝のホームページには中止は表示されていなくて、問い合わせてみると、当日の朝4時ごろに開催するか発表するということだったので、前橋までマジに移動してしまい、あっさり返り討ちにあってしまいました。日曜日に台風がやって来る前橋にいても仕方がないので、ホテルは当日キャンセルしたので100%の請求が来るそうです。主催者がもう少し早く決断してくれていれば、当日キャンセルのホテル代だけの損害だったのに、往復の高速代、ガソリン代、無駄な労力、ホテルのキャンセル料という、4つの連続パンチを同時にくらってしまいました。でも、ただでは転びませんよ。赤城の受付や駐車場の下見もしてきたし、帰りには熊谷のビースポしーんやというショップに立ち寄ってきました。

 

店主の新矢さんは、元ブリヂストンサイクルのフレームの開発者で、レイダックシリーズ、ネオコットのクロモリ、ネオコットカーボンなどを担当していた技術者で、ブルヂストンレーシングチームのメカニックでもありました。ブリヂストンサイクルを退社して、熊谷にログハウスのサイクルショップを開店しています。その頃、一緒にブリヂストンレーシングのツール・ド・北海道遠征のメカニックをやったり、トライアスロンの世界戦のメカニックに誘ったりして、一緒に活動していたこともあります。そんな新矢さんとは、去年の乗鞍マウンテンヒルクライムの帰りに寄って以来の再会です。

 

数年前までは、秩父にあるグラファイトデザインの工場で、カーボンフレームの開発や設計を担当していました。そういう経歴のメカニック仲間なので、話し出すと止まらないんですね。100気圧以上の圧力で抽出する、自慢のエスプレッソマシンで美味しいコーヒーを作ってくれて、ベルガモの炭酸水のサンペルグリーノや、お抹茶までたててもらい。お土産に持って来た鱒寿司をつまんだりしながら、事務所側のログハウスで、忌野清志郎さんと山梨の石和温泉から秩父を走って、東京へ帰る途中でここに立ち寄って、お昼ご飯をご馳走になって、結局清志郎さんが我慢できずにビールを飲んでしまって、サポートカーに乗せて帰ることになったことなどをを思い出したり、マヴィックの車輪の話し、イタリアの工房や、台湾や中国の有力ブランドが製造委託しているカーボンフレーム工場の公差の話し、より厳しいクオリティコントロールを依頼すると価格が跳ね上がったという話しなど、6時間以上話し込んでしまいました。

 

2020年へ向けてのブリヂストンサイクルのスタッフやチームの状況とかも聞けて、熊谷を出る頃には深夜になってしまいました。とっても楽しい話の連続でした。新矢さんありがとうございます。ブリヂストンサイクルの2020への、これからの動きも聞けましたし、新しいカーボンピストの話も出ました。花園インターから入って、サービスエリアで腹ごしらえして、関越道の所沢インターへ戻り、12時過ぎの帰宅になってしまいました。ではでは。

カンパニョーロの11段レコードチェーン強いな!

タイムのVXRSアルチウムに取り付けている、カンパニョーロの11段レコードチェーンは耐久力があるみたいです。なんてのんきなこと思っていましたけど、さすがに最近は、歯飛びこそしないけど変速の調子が今ひとつな感じになっています。インデックス変速の1段1段の切れ味無くなっています。リヤ変速機のローギヤがへの上り変速のためにレバーを押して、チェーンが目的の歯先へ移って、指先を放すタイミングが遅くなりました。シマノならレバーをしてすぐに指を離してもスッと変速してくれる感じですが、カンパニョーロは変速レバーを押したままで、変速を待つ感じで変速するのが普通になっていますが、現状ではさらに待つ感じになっています。

 

レコードチェーンへの注油は、ワコーズのBC-8ブレーキパーツクリーナーをたっぷりスプレーしてチェーンをドライブさせながらウエスで油汚れを拭き取り洗浄後、ホルメンコーレのルーべエクストリームを1コマ1コマ垂らして注油して、1分くらいなじませてから余分なオイルを拭き取り、800kmくらい走ると、再びワコーズのBC-8ブレーキパーツクリーナーを1回のクリーニングで3分の1缶の量を使って洗浄します。1年間この繰り返しで使ってきました。整備台にバイクを固定して、前後輪を取り外し、洗浄用のプーリーをリヤエンドにセットしてチェーンをかけて、チェーンをドライブしながらケミカルをスプレーして、チェーンのリンクの中にまでなじませて、さらにスプレーして油汚れを溶かします。ブレーキパーツクリーナーは即乾性があるので素早く作業します。

 

まずはウエスでチェーンの外観的な油汚れをウエスで拭き取ります。チェーンをドライブさせながら3度目のスプレーをして、溶けかかっているリンクピンやリンク、アウターとインナープレートの摺動部など、内部の油汚れをブレーキパーツクリーナーで洗い出します。かなりの量を使います。ドライブするチェーンをふいたウエスに油汚れがほとんど付かなくなるまで油汚れを落とします。ちなみに油汚れの正体は、砂や土がチェーンに付いているオイルに混ざり、さらに、チェーンのリンクピンやリンク、プレートのこすれあう部分で消耗したスチールの粉が混ざってペースト状になって研磨剤のようになっています。

 

このペースト状の油汚れがチェーンの動きの抵抗になったり、チェーンのプレート、リンクピンやリンクなど、内部で摩擦する部分をドライブしながら削り取って金属粉を生み出し、チェーンの縦方向の伸びや、横方向のたわみを大きくしていきます。いわゆるチェーンの伸びはチェーンの金属の消耗により生まれます。金属製のプレートが伸びているわけではありません。徹底したチェーン内部の油汚れの洗浄で、チェーンの縦方向の伸びはかなり抑えることができます。チェーンの伸びを測定しても5000kmくらいまでは基準内の伸びで交換が必要ない伸びでした。しかし、横方向のたわみは変速頻度にもよりますが、取り外してチェックすると、かなりヨレヨレになっていました。

 

変速レスポンスの低下の原因は縦方向の伸びと横方向のたわみのようです。調べてみると走行距離が10000km近くになっていました。歯飛びはしなくても交換時期ですね。新しいレコードチェーンに交換です。カシメタイプの専用コネクティングピンと、専用の閉鎖機構付きのチェーン工具を用意しました。チェーンはチェーンホイール側から来るチェーンの先端をアウターリンクにして、チェーンをセットして、カンパニョーロの指定するインナーギヤかけるトップギヤの状態で、下をドライブするチェーンと、上プーリートの下端との距離を確認する方法で、チェーンの長さを決めて、リヤ変速機側からくるチェーンを切って長さを調整します。アウタープレートとインナープレートを重ねて、高価なアンプルタイプコネクティングピンを、内側から外側へ向かって穴へ通します。

 

チェーン工具の閉鎖機構を解除して、ピンを通したチェーンをセットして動かないようにα型の金具を差し込みます。工具の矢の先端をピンの中心に当ててハンドルを時計方向へ締め込みます。ピンが押し込まれてアンプル部分を通過して、ピンのエンドがアウタープレートとほぼ一致す0.1mmまで押し込みます。先端のアンプル部分を取り外し、チェーン工具の閉鎖機構を閉じて、表側が矢になる方向にしてからチェーンをセットして、アンプル部分を抜いたピンの中心に矢を当てて、ハンドルを回してぴったり押し付けて、ハンドルを4分の3回転回してピンの先端をかしめてチェーンを接続します、気を使う作業です。チェーンの動きを確認して、動きが重い場合は慎重に左右方向に力を加えて動きをスムーズにします。

 

パーツディグリーザーやチェーンクリーナーをチェーンに塗って水でチェーンを洗うのは抵抗があるし、水でバイクを洗浄できない環境に住んでいるひともいます。本当はチェーンの洗浄器にワコーズのエアフィルタークリーナーを入れて、チェーンを通してドライブさせて、ブラッシングしながらチェーンの内部の油汚れを洗い出してしまうのが、もっとも中をキレイにするには効果的です。ブレーキパーツクリーナーをスプレーしてウエスで油汚れをふきとり、チェーンを洗浄するのは作業が簡単だからです。いずれにしてもオイルが溶けて流れ出してしまうので、洗浄液が乾いたら、必ずオイルを注油して、チェーンをドライブさせてチェーンの内部にまで馴染ませてから走りましょう。

 

ドライ系のオイルにはクライトックスというフッ素が含まれていて、比較的乾きの早い溶剤と一緒にチェーンに塗り、金属表面にフッ素樹脂がコーティングされて摩擦を減らします。注油後に乾いて汚れにくいのですが、チェーンのドライブ音はドライ潤滑なので大きくなります。セミウエットタイプやウエットタイプのオイルの方がチェーンのドライブ音は小さくなります。ルーベエクストリームはセミウエットタイプです。容器を動かしてオイルと真っ白い粒子を攪拌してドロドロの状態にして、チェーン1コマ1コマにたらして、1分から2分間チェーンをドライブすることで、洗浄したチェーンの金属表面にナノコーティング層を作って潤滑するし、オイルが残ってくれるので静かに潤滑してくれます。

 

ワコーズなら水置換性のあるチェーンルブかメンテルーブがチェーンの潤滑剤に適していると言われてきました。水置換性があるので洗車後にスプレーすれば金属表面に付いた水と置き換わってサビを防いで潤滑してくれます。ラスペネは浸透性があって潤滑もしますが、サラサラでチェーン用としては粘りが足りない感じです。メンテルーブは油膜をキープする力があります。最近のワコーズはフォーム状の洗浄スプレーや、チェーン専用のオイルが数種類用意されているし、チェーンルーブなども有効なようです。ではでは。

盛りだくさんだった9月の黒姫合宿!

お昼に埼玉をスタートして、金曜日の夕方には長野県の信濃町黒姫高原に到着しました。標高550mの野尻湖では気温が20度くらい、バイクライドにはちょうどいいけど、ちょっと肌寒いです。今日は前泊なので夕飯は出ないので、関越自動車道の上里サービスエリアで富山の鱒寿司を買って、黒姫高原の第一スーパーでお買い物です。地元産の牛乳や黒姫高原の飲むヨーグルト、コーラやお茶やアクエリアスなどのレイド中の補給用の飲み物を手に入れました。地元産のシャインマスカットや長野パープルや、大王Kさんの大好物のバナナなどの果物や、ビールやお酒のおつまみ的な食べ物を手に入れて、前日泊の夕飯や金曜日からのライドの補給食の準備もできました。

 

自分が走る訳でもないのに、大人の遠足みたいにワクワクしてきました。黒姫高原は最高に気分良く走れる季節です。黒姫高原のべース基地になるペンションもぐへ移動して、Nさんのカンパニョーロの旧型の10段用カーボンコンパクトドライブクランクを、最新の4アームのデュラエースへ交換したバイクや、着替えや工具などの荷物を下ろして、ロッヂこまづめに置いてあるローラー台やアイスボックスなどの機材を引き取って、ライドやフィッティングの準備ができました。深夜に、もう一人のNさんも到着したので、タイムをスラムのイータップへ組み替えた時に残してあった旧型のシマノのデュアルピボットブレーキを、最新の28mmリム幅対応の新型のデュアルピボットブレーキへ交換です。バイクの走りを大きく変えるチューンナップになります。

 

ブレーキのアーチの構造が違うので、ブレーキレバーを引いた時に、フレームのトップチューブのアウターストッパーから、アーチのマイクロアジャスターまでのアウターケーブルの長さが、抵抗なく引けて美しく感じる長さより短めなので、アウターケーブルをスペアパーツから取り出して、最適な長さに切り出すと、切り口を平らにヤスって仕上げました。アウターケーブルの中に通した、抵抗を減らす樹脂製のライナーチューブの、ケーブルカッターで切って潰れた切り口を、シマノのケーブルカッターに付属の小物の針のような先端を差し込んで丸く戻して、シマノ純正のアウターカップを取り付けて仮組みすると、リヤのブレーキインナーケーブルの長さが足りないのを発見して、樹脂コーティングされているデュラエースのブレーキインナーケーブルへ交換しました。

 

黒姫合宿で走る予定のコースには、斑尾高原から新井の道の駅への15kmのダウンヒル、タングラムからスキー学校への15kmのダウンヒル。光りが原から新井の道の駅への18kmのダウンヒル、信濃町から上越市への40kmのスーパーダウンヒルがありますから、いいブレーキが必要です。戸隠高原、杉の沢高原牧場、斑尾高原、妙高高原、光が原、すごい上りもあるけど、上り切ったら、お得なスーパーダウンヒルを楽しめるコースを走ることになっています。その時ブレーキのストッピングパワーやスピードコントロール性能、ホイールのカーボンやアルミリムとの相性の差をはっきり体感できます。

 

シマノの旧型のデュアルピボットブレーキから、最新の28mm幅のリムに対応する3支点のアルテグラのデュアルピボットブレーキへの変更です。フレームやフロントフォークに取り付ける1支点と、左右に2支点のデュアルピボットブレーキです。ストッピングパワーも強力になるし、スピードコントロールもしやすくなります。最新モデルのデュラエースとアルテグラのデュアルピボットブレーキは、ブレーキングを開始すると、その反力で左右の支点が開く方向に力がかかって、リムサイドへブレーキパッドを押し付ける力が逃げないように、パワーブースターのプレートが左右の2つの支点に固定されています。

 

最初はブレーキの強力な利き方や、豪快なダウンヒルコースに慣れていないので、ちょっとブレーキレバーを引いたつもりが、腰をサドルの後ろへ引いて後輪荷重気味にしても、後輪をロックさせてスリップさせてしまうほどです。ライド初日の左右に細かくカーブするコースでは、オーバースピード気味になって、スキー学校までのダウンヒルの途中で、何人かが後輪を滑らせたみたいです。こんな広大なスケールのダウンヒルを走る機会は関東平野では滅多にないので、下り坂のスピードや、スピードコントロールのイメージが湧きにくいのです。シマノのデュアルピボットブレーキは引きも軽いし、基本的に利きますよ〜。フルブレーキングは後輪が浮き上がらないように、左右のブレーキレバーを引く力に注意しましょう。

 

お昼近くに到着したオリーブさんと旦那さんも加わって、午後のライドを始めましたが、信濃町へ向かって下り始めてすぐにオリーブさんのタイムがチェーン落ちのメカトラブルでした。原因を探ると、シマノのDi2のフロント変速機がズルズルと下がっていました。アウターリングの歯先と外側のチェーンケージの下端が接触する寸前になっていました。接近しすぎたチェーンケージがモーターの力で内外へ移動するので、下り坂でアウターギヤ側へ変速した時に、チェーンを誘導するチェーンケージが変形して、歯先とチェーンケージに挟まれたチェーンを外へ弾き飛ばしていました。チェーンケージの変形を戻して、フロント変速機の高さを、外側のチェーンケージの下端と、アウターギヤの歯先との間隔を2mmに調整してチェーンを移りやすいように修正して、走りを再開しました。

 

オりーブさんは5月の佐渡ロングライドでトンネルの中で僕のバイクの後輪とハスって落車して、膝の靭帯を傷めてリハビリ冬眠していたので心配していました。先週は夕食を李厨房で一緒に食べましたが、黒姫合宿は3ヶ月ぶりでの本格的なライドへの参加でした。それでも元気にクランクをくるくる回して走っていました。合宿の初日のライドは、60kmコースの40km地点でリタイヤしましたが、ハードな上りがあるタングラム越えですから納得でしょう。2日目のライドはもっとも厳しい光が原の10kmの上りを走って、80km地点でのリタイヤでした。糖質カットダイエット中のダブルNさんのコンビも、グリコーゲンのエンプティと熱中症気味のダメージで90km地点でリタイヤしました。

 

帰り道は、ナウマンゾウのいる交差点からすぐのセブンイレブン前で、久しぶりに真っ暗になって、ペンションもぐまでの道は灯がなく、路面を照らし出す400ルーメン以上の強力なヘッドライトが必要でした。グループで帰ることにして、大王Kさんの先導で走りました。サポートカーはアップライトにして、グループの後ろから路面を照らしました。108kmで獲得標高1600mの新潟や長野らしい、すごいコースでしたが、5人が完走しました。ライド2日目で疲れていると思いますが、それぞれのテーマを持って走れたみたいです。微妙なポジション変更や、サドルの交換、走り方のイメージの変更など効果を体験できましたか?。サドルの痛さに悩んでいた実家が笹ヶ峰の麓というUさんも納得のポジションにできたみたいです。

 

2018年の最終の10月黒姫合宿は、雪が降らない上旬のうちに実施します。5日が前日泊、6日にフィッティング&ライド、7日にライド、8日にライドのスケジュールを予定しています。参加お申し込みやスケジュールや参加費用の確認は、黒姫高原るんるん合宿のホームページよりアクセスください。バイクウエアは秋冬用を用意してください、100%ウールのジャージや、スーパーファインメリのウールのアンダーも効果的です。アームカバーやレッグカバー、もしかしたらタイツが必要かも知れません。ではでは。

現役続行、いいチャレンジだと思いました!

トップアスリートが一般的に限界と思われている年齢を経験して、激しいトレーニングの積み重ねで故障が発生して、慢性化するようになったり、ピークパフォーマンスを発揮できなくなったからと、追求した競技者ほど燃え尽きてモチベーションを保てなくなって、現役選手を引退することにつながることがあります。もちろん自分で限界を見極めて現役を引退するのは自由です、個人的な考え方もあるでしょうから。そうではない、38歳で陸上競技短距離の現役選手の存在がNHKで紹介されていて、トップアスリートのセカンドステージについて、素晴らしいコメントをしていました。キャスターのフェンシングの元メダリストが衝撃を受けていました。

 

現役続行とかいう意味合いが、勝利できなくなったからとか、自己記録を更新できなくなったからというような、1つのゴールではなく、そのスポーツを好きだから日本のトップステージ出場を目指したり、筋力や回復力など、体力の変化に合わせてステージを変えてでもスポーツを続けることが楽しい。そう思えたら、限界を決めて引退しなくてもいいんじゃないかと思います。勝利至上主義の時代より、体力の変化に合わせて自然な流れで選んだ、セカンドステージの世界の方が広がりがあると思います。

 

もちろん体力の変化とともに、自己記録の更新や勝利は無くなっても、自分で考えたり、動作解析の専門家のサポートを受けて、効率のいいフォーム作りを考えたり、それを身につけるトレーニングとか、工夫を積み重ねる気づきを体験することも楽しくなるはずです。人間は生まれて15歳から30歳ぐらいまでが、高い強度のトレーニングで肉体を刺激して破壊したり、怪我をしても回復力が高く、肉体的にピークパフォーマンスを追求できたり、発揮できる年代ですが、肉体的にも精神的にもバランスが取れていないと、最高のパフォーマンスを発揮できないスポーツのピークは40歳に近づきます。その経験を次世代に伝えるのも重要です。

 

陸上競技の短距離の世界では、日本のトップアスリートといえども通用しない時代が続きました。世界のファイナリストに入ることが夢の話のような時があり、ここ10年でやっと光が見え始めていますが、そういう選手の登場には、ベースになる競技人口を増やして、しかも、その中から才能を持ったアスリートの卵をリクルートして最新のロジックで育成する必要があります。トップアスリートのセカンドステージが、そういうベース作りの指導者になってくれるのが理想的です。それは苦しい勝利至上主義の世界への入り口へのガイド役かも知れません。トップを目指さない子も大勢いて、陸上競技のクラブのトレーニングやセミナーに参加しています。

 

勝ち負けだけの物差しでしか考えられない指導者との出会いでは、そういう子は陸上競技を嫌いになってしまいそうです。そうなって欲しくありません。野球、自転車、テニス、バレーボール、サッカー、どんなスポーツでも、エリートを育てるだけではなく、そのスポーツを好きになってくれる子も育成する必要があります。誰もがプロになる訳ではありませんから。トップアスリートへ導くコーチでもいいし、陸上競技をエンジョイしたい子供たちのための指導方法を心得たコーチでもいい。幅広い楽しみ方がスポーツには存在するということを経験した、間口の広さを持った指導者であって欲しいのです。

 

スポーツはレクレーションではない部分で、プロアマに関係なく、競技として究極を求めてしまうと、人生を賭けた取り組みが必要になったり、体を壊してしまうところに到達しています。フルタイムワーカーが人生を楽しむツールの1つとしてのスポーツという面をもっと見てほしいですね。トップアスリートが存在して、注目されて、そのトップを目指すスポーツの影響を受けて取り組む、トップダウン的なものだけではなく、もっとエンジョイスポーツを追求しても良いのではと思っています。スポーツを気軽に楽しめる環境とエンジョイスポーツのノウハウの引き出しを持った指導者の充実が望まれます。ではでは。