ホーム>職人マツナガ通信>2008年6月

2008年6月

6月30日

さて下ごしらえのできたラグパートを治具にのせていきます。
まずは治具のセッティングです。
図面にあわせてシートアングル、ヘッドアングル、ハンガー下がり、フロントセンターなどをあわせていきます。
その日の調子はこの作業でだいたいわかります。
ビッタシセッティングできたらロー付け開始となります。
2018616161716.jpg  2018616161727.jpg

6月29日

本日の納車でお支払いに何万円という金額を500円玉で頂きました。
あこがれのロードバイクを購入するためにコツコツとためて頂いたということです。
こうやてコツコツと時間をかけて貯めて頂いたお金でSBTMでロードバイクを購入
頂けるのはとても嬉しいことで光栄なことです。
もちろんいつも思っていることですが、オーナーにとって最高のものをご提供しなけ
ればというおもいで身が引き締まります。
世の中ロードバイクブームということで、いままでロードバイクを扱っていなかたお
店やホームセンターなどでも扱われるようになったっり、インターネットでほとんど
ものが手に入るようになった昨今。
SBTMで購入したから喜んでいただけるという事をより考えてサービスとしてご提
供していかなければいけませんね。

6月28日

I田夫人、チェーンステーはニッケルクロームモリブデン鋼、シートステーはカーボ
ン。
シートステーカーボン用のシートチューブ側のラグチューブですが、ご婦人というこ
とで少しカットのラインを変えてみました。
チェーンステーは出来るだけ細いところを使用して0.7mm肉厚のものをエンドに
ロー付けしました。
さて、下ごしらえは終了です。
お次はまな板にのります。

2018616161521.jpg

6月27日

I田夫人、材料取りそろえです。
やはり、材料をひとつひとう手にしてI田さんが乗る自転車イメージしをしてだして
いきます。
シートチューブ、肉厚でいくか薄肉でいくかちょっとまよったのですが、用途がレー
スでないので薄肉でいくことにしました。
いつものようにラグチューブつくりからです。
肉厚は0.75mmにしました。
長さが肉厚をけずりだしたらお次は突き合わせのアール取りですね。

201861616145.jpg  2018616161416.jpg  2018616161426.jpg

6月26日

フレーム製作続きます。
お次は、やはりめおとサイクリストの地元茨城のI田ご婦人。
ご主人はLOOKのカーボンをのっていらして、奥様は只今アルミバイク。
なんとか奥様にももっと楽をさせてあげたいという熱い思いからオーダーをいただき
ました。
当初は前三角カーボンバッククロモリという構成でしたが、途中で設計変更、シート
ステーもカーボン化になりました。
ながらく欠品しておりましたバックカーボン材ですが、ようやくイタリアから届き製
作開始と相成りました。
身長153.5cmのI田ご婦人、さてどのように設計致しましょうか。
シートエクステンドをご希望でしたが、シートステーカーボンということでスローピ
ングの度合いが物理的に限られてしまうので今回はノーマルスローピングで設計で
す。
ヘッドチューブですが、ご相談の結果めずらしいインチサイズのインテグラルヘッド
でいくことになりました。
スモールサイズバイクにはあまりえばりすぎず相性がいいです。
またスモールサイズバイクですと、ヘッドチューブを短くしないとステムが下げられ
ないという物理的制約もでてきますので見た目も機能もそなえてグッド。
唯一ベアリングが手に入りにくいということがあえていば欠点ですが、ご近所さんの
I田さんならボクが何できるでしょう。
さて、世界で一台のI田さん仕様バイクできあがっていきます。
お楽しみに。

6月24日

接着が終わりましたら仕上げとなります。
紙ヤスリとヤスリでピカピカに磨き上げていきます。
ハンガーのネジのさらい加工もここでおこないます。
さて、Y山さん、こんな感じで仕上がりました。
ご指定のカラーリングとマーキングでどんなふうに仕上がるか請うご期待。
201861616650.jpg  20186161671.jpg  201861616712.jpg

6月23日

Y山女史、いよいよ接着です。
出来上がったラグパートの接着面の下処理をして、カーボンチューブを1本1本寸法
を合わせていきます。
すべてのチューブの長さがそろったら、チューブの接着面の下処理をして接着剤塗布
です。
接着剤を塗布終わりましたら、加熱して接着剤を硬化させます。
さて、こんな感じでできあがりました。
20186161638.jpg  201861616320.jpg  201861616336.jpg  201861616354.jpg

6月22日

梅雨ですね。
折角の日曜日、今日も雨。
朝SRM(http://www.sbtm.jp/lounge/srm.htm)のためにショップに向かう途中、
思わずアタマの中で、♪けれども問題は、今日の雨、傘がない♪(by井上陽水)の
メロディが流れてました。この天気では誰も来ないなと思っていましたが、あまかっ
たです。
あわててバイクジャージに着替えて梅雨空サイクリングに行って来ました。
この季節の雨はそれほど寒くないので小雨くらいなら旬を楽しむということで割り切
ればそれはそれでまたよしです。
そういえばあじさいが少ない気がします。
神奈川に住んでいた頃この季節になると至る所で見ていた気がします。
地域的な分布率というものがあるのでしょうかね。
それとも、自分の目がくもっているのかな。
ビール畑はほとんど刈り取られていました。

6月21日

ラグパートの治具上でのロー付けがおわりましたら、バラバラにしてシフトレバー台
座やアウターワイヤーストッパーなどをロー付けしてすべてのロー付け作業をおわり
ます。
さてお次は接着です。
Y山女史、本日ご来店。
製作途中のフレームとご対面でした。
HPより作業が進んでいてほとんどカタチになっていましたのでご本人ニンマリ。
とにかくしかけたらできるだけあいまをあけずにつくりたいです。
料理でいうと、ゆですぎて麺がのびてしまうのうな火をとおしすぎてかたくしてしま
うような、そんな感じでしょうか。

6月20日

Y山女史、製作過程をお楽しみ頂いておりますでしょうか。
いよいよまな板に下ごしらえがのります。
ラグパートのロー付け作業の開始です。
治具を図面通りにセットします。
すべての数字をあわせて、最後にここの数字が合っていればOKという行程なのです
が。
本日どうもこの最後の数字が合いません。
あわないときは、もう一度最初から同じ行程の作業をしていくのですが、三度してみ
てもあわない。
もしかして、図面が違っているのかと、もう一度パソコンの数字との照らしあわせを
する。
こちらも間違っておらず。
どう考えても違う原因がわからない、でも物理的にあわないことはないでの絶対に原
因はあるはず。
こんな時は、一度ブレイク。
通常はこの行程で作業を途中で中断するのはすごくいやなのですが、こういう場合は
例外。
お昼ごはんを食べて、アタマの中を切り替えることに。
珈琲をいただき、ちょっと興奮させて、さて仕切直し。
もう一度落ち着いて最初から作業をはじめます。
みつかりました、原因が。
一番最初にあわせるシートアングルのところで、計測器にほんの少しのずれがみつか
りました。
なぜずれたのかは、計測器のあてかたが問題で、治具との間にほんの少し干渉する部
分がでてきてしまっていたことです。
これでスッキリ。
最後の数字をあわせてみると、ピッタリ、快感。
こういうことがおこる原因を考えると、
寝不足や疲労などによる体調不良、作業中のやもえない業務の浸入での作業中断、ス
ポーツ選手にみられるような調子の波。
といろいろ考えられますが、どうんな状況でも一定の仕事レベルを維持するのが職人
さんだと思いますので、まだまだ修行が足りませんね。
Y山さんご安心下さい、不調の場合でもこういうように時間はかかりますが作業レベ
ルは落としていませんから。

治具があわせおわったら、下ごしらえの終わったラグパートを治具にのせてロー付け
していきます。
シートチューブ、ダウンチューブ、チェーンステー、トップチューブ、シートステー
という順番です。

2018616154026.jpg  2018616154039.jpg  2018616154050.jpg  201861615410.jpg

2018616154114.jpg  2018616154125.jpg
これで自転車のカタチになりました。
お次は接着のために、ダミーにいれたチューブを抜いてまたバラバラにします。