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ロングライド講習会でした -543走目

一昨日の日曜日はロングライド講習会を開催いたしました。

講習会というよりほとんど座談会のようなもので、意見交換や事前対策などを話す場として設けたく開催いたしました。

例えばパンク対策などのように絶対に備えておきたいこともあると思いますが、人それぞれやり方や考え方があり厳密には絶対的な正解はないと考えており、普段お店に来て下さる方にはもちろん松永や私からお話させていただくのですが、せっかくなら意見交換の場にした方がお互いに参考になることがあるのではと思いこういう場を設けました。

初回と言うこともあり手探りな部分はあり参加された皆さまが想定されていたものだったか少し不安は残っておりますが、今後さらにブラッシュアップしていきたいところです。次回は携帯工具の使い方やチェーンが切れてしまったときの対応の仕方などもお話しできたらと思っております。

お客様からお話いただいたチェーン切れに関して、僕自身の実体験でチェーンが切れてしまった、ということはこれまでないのですが、同行人がの自転車でメカトラブルがあり自走不可になったことは1度ありました。

右側にバイクを倒してしまいディレイラーハンガーが曲がってしまって…ということなら経験があるのですが、まさかチェーンが切れるなんてことは定期的にメンテナンスを行っていれば起こらないだろうと思っていたので、その時は何も対処できずSOSを呼びました。

その経験から以降はパンク修理道具と一緒にクイックリンクとチェーン切つきの携帯工具をもつようになりました。

この辺りのトラブルに対する僕の考え方としては登山のそれと同じで、ファストエイドキットや簡易トイレ、レインウェアをもって登山に臨むように、起これないかもしれないけど起きてしまったらどうしようもなくなるので、最低限の備えは行っています。

ロードバイクサイクリングの場合、なるべく身軽な装備で出かけたいので余計”すぎる”ものは持っていきませんが、走る距離が長くなればなるほど何が起きるか分からないので最低限は備えて出かけたいと思っています。

最悪、タクシーを呼べば帰れるでしょうし最悪の最悪近くの駅までなんとかして行ってそこに駐輪して一旦帰ってからまた取りに戻る、家族にSOSを依頼するということも可能かもしれませんが、僕は出来ればその状況は避けられるなら避けたい…となると何とかして走って帰ってくるための知識やスキルはやはり磨いておきたいです。

自転車屋さんなのであたりまえにできることもお客様からしたら全員がそうではないので、少しでも皆さんの不安を軽減してサイクリングを楽しんでいただけるようサポートしてまいります。僕も一緒に考えてお答えします!👍

 


先日長らくお待ちいただいていたお客様の自転車がようやく届きました。

 
 
 
 
 
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完成車ですが、お客様の乗り方・走り方にあわせて最初からカスタムすることになり予めホイールやコンポーネントとあわせてご注文いただいておりました。完成車ではフロントシングルのリア8段変速ですが、長い距離を走るオーナー様ですのでフロントダブルのリア10段変速へ組かえます。

早速バラしてコンポーネントの組み換え作業を進めていたところ、フロントディレイラーがどうやってもチェーンリングに対して平行につけることが出来ず、またチェーンリングのRに対しても台座の向きが合っていませんでした。、アウターに変速させるとフロントディレイラーのしっぽの部分がクランクアームに接触してしまいそうでした。

これでは乗れないので一旦外しフロントディレイラー台座を観察すると、ディレイラー台座の根元の溶接痕がかなり盛られておりディレイラーの装着感を妨害ししている模様。周辺の塗装を傷めないように慎重に削り落としチェーンリングのRに対して正常に取り付けられるよう対処しました。あわよくばこれでチェーンリングに対して平行につくようにならないかと考えていましたが、そもそもフロントディレイラー台座が曲がって溶接されているようで、どうやってもマニュアル通りに取り付けできませんでした。

台座を曲げることは考えましたが、工具もないしえいやっと曲げてポキッといってしまったら目も当てられないので、この日はそのままにして帰りました。

翌日松永さんにヘルプすると自作工具があるとのこと

松永さん、ことあるごとに工具を改造・自作なさっています。本当にすごい…。アイデアマンだし知識経験スキルすべて豊富だし…僕もいつかそうなりたいです。入社したばかりのころから欠かさずこっそり松永さんの作業を眺めているのでこれから先もちょっとでも盗ませてもらって自分のスキルにしてそれを昇華させたいです。

松永さんお手製器具を早速取り付けて慎重に、慎重を重ねて慎重に歪みを矯正していきます。

少し曲げてはフロントディレイラーを取り付けて、修正しきれていないことを確認したらもう1度工具をつけて曲げ直す。これを何度か繰り返して正常なフロントディレイラー台座にすることが出来ました。アルミはクロモリと違いある一定の疲労が蓄積すると一気に折れてしまうのでとにかく慎重に作業しました。

無事正常にフロントディレイラーを取り付けることができて変速調整もばっちりです😆

他の組み換え調整も進めていきますよ~!

 
 
 
 
 
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