ASSOSの2019スプリング&サマーのウェアから新型パッドS9が登場します。
今季販売のあったT.EQUIPE EVOショーツには現行のパープルパッドS7とは異なる黒いパッドが採用されており、S9の先駆けと言われていましたが来季登場するS9パッドはEQUIPEパッドともS7とも異なる新型パッド、新型構造となります!
展示会ではみっちりと説明を受けてきましたよ♪
S9パッド
これまで培われてきたゴールデンゲート構造や8mm厚の3層構造パッドはそのままに、より肌触りが良く、パッドの位置がズレず、蒸れも発生しにくいパッドへと変わります。
エキップパッドよりも通気孔が大きめにより蒸れにくく、素材もエラステンを加えた伸縮性の高くより柔らかい肌触りのいいものに、またパッド左右が縫製されていないゴールデンゲートの構造をそのままにお尻があたるパッドの部分だけはパッドセンターを縫い付けたものがS9パッドです。
一番最後のセンター縫製がミソで、真ん中を数センチ程度ですが縫い付けることで左右のパッドが独立した動きを行うようになります。ペダリング中の動きに合わせてパッドがお尻にフィットしやすくなっています。
ロールバー&エルゴボックス&ビブストラップ
ビブストラップ、ストラップとショーツを繋ぐ背面パネルとその接続パターンが改良されています。
ビブストラップはカーボン混織素材を使用されており、パッドの維持のために背面側はテンションが高めに、フロントはフレキシブルに動かすために柔軟に構成されています。これを接続するパネルも素材の伸縮性を高め、パッドを安定させるためにスタビライザー状にストラップで吊り上げます(=ロールバー)。パッド接続部の背面パネルはボックス状に形成(=エルゴボックス)し、パネル全体でパッドを引き上げることが出来ます。
これらは背中や肩への負担軽減に大いに役立ち、ペダリング時の腿、お尻、腰の動きに連動するようにビブを体にフィットさせてくれます、。
バタフライパターン
ウェアを展開図のように開くと2パネルから出来ていることがわかります。
まるで蝶々のような形状からバタフライパターンと名付けられており、縫製箇所を減らし縫い代を短くすることで軽量化とフィットの良さが増しています。
ちなみに縫い代の長さは従来の5mから3mに減っています。
写真の掲載もある代理店ホームページもすでに更新されいるのでチェックしてみてください。
夏前に行われた新作発表会の際にアジア担当マネージャーのマーカス氏にとりあえず履いてみな!!と言われたので即座に試着させていただいたんですが、これは買わねばなるまいと即決できる良さがありました。
EQUIPE RSはMilleやCentoと比較するとレースフィットのモデルです。
なんですが!
全く、と言ってもいいくらい太ももや腰回りへのコンプレッションはありませんでした。
これはパネル枚数を減らし縫製数を減らすことで包み込むようなフィッティングを生み出すバタフライパターンと呼ばれる構造によるものと思います。
また一番良かったのがビブストラップ(肩ひも)です。
なにこれ肩が引っ張られない!!って具合です。w
それでいてパッドの引き上げもしっかり感じ取れます。
メッシュバックではなくストラップによるクロスバックとなりフロントとリアでストラップ素材が使い分けられており、リアはフロントよりも若干伸縮性の引く素材が使われているためパッドを引き上げるんですが、フロントには柔らかい素材が使われているので肩に負担を感じません。
ストラップからパッドへはボックス構造でつなげられており、パッドを全体的に引き上げる効果があり、よりパッドがいつもいてほしいところに居続けてくれます。
そのパッドもゴールデンゲートはそのままに、センターの部分をちょこーーっと縫うだけでパッドが撚れる感覚が減っていました。
僕個人の感想なんですが、普段からASSOS Milleを使っている身としては、かなり衝撃的でした。
だって履いてバイクに乗っていないのにこれだけ良かったんですから。
マーカス氏に感想を求められたのですが、良いところが多すぎて正直「good…」しか言えませんでした。控えめに言って最高です。
むろん、自分の分はもう予約済みですので来季はこれを履いて走ります。w
もちろん店頭にも在庫を置きますのでぜひ試着してください。
多分これは今ASSOSを履いている方にとってすごく革新的ですし、初めてASSOSを履く方にもとんでもない衝撃を感じ取れると思います。
早く届かないかな。
今日が情報解禁日でそれまで言っちゃダーメよと言われていたのでようやく言えました。
ずーっと話したくてたまらなかったんですよこれ。やっと言えたー!w