クマさんのバイク専科

ショップオリジナルデザインジャージ

見本のオリジナルデザインジャージとバイクパンツとウインドブレーカー、もう見ていただけましたか?。スカイブルーと白を基調のスポーツバイクつくばマツナガのコーポレートカラーで、地元の象徴の筑波山とショップの看板のロゴをそのまま取り入れてデザインしました。新型ジャージの青空をイメージしたこだわりのブルーはとっても綺麗ですよ。3ヶ月くらい前に新しいショップオリジナルデザインジャージを考えてくださいとオーダーを受けました。

 

本当のことを今だから言えますが、旧型のショップオリジナルデザインジャージは、基本デザイン画を作って、イラストレーターに落とし込んでデータとしてウエアメーカーに渡しました。もちろんスポーツバイクつくばマツナガのコーポレートカラーのスカイブルーの、青空のブルーの色を指定したのですが、思った色が出せないまま時間切れでジャージの製造に入ってしまいました。デザインナーとしてはちょっと不本意でしたが、サーキットエンデューロでは、確かに目立つジャージには仕上がりましたから、まあ良いかという感じでした。

 

スポーツバイクつくばマツナガのショップのポリシーは、ロードバイクを中心に販売していますが、レーシング中心ではなく、ロングライドやツーリング、ライフとしてバイクライドを楽しむ、自転車生活を楽しむ人が安心してもらえるようにサポートするというのが基本姿勢です。実はマツナガ店長はフレーム作りの工房で働く前は、実業団チーム出身のライダーです。今は2020年のオリンピックへ向けて強化しているナショナルチームの監督になった、浅田選手がヨーロッパのプロチームで走っていた、現役時代から運営していたロード選手の育成チームのサポートをしていた経験があります。

 

僕も89年からヨーロッパで戦うUCI登録プロチームのマネージメントスタッフを経験しました。だから、トップダウン的なスポーツバイクのソフトやハードの普及も大切なことは理解できます。でも、本当に自転車生活を楽しみたい人は、実はコンパクトドライブクランクやスーパーコンパクトドライブクランクや、ワイドギヤのユーザーが多いのです。競技者登録してリアルレーシングにチャレンジしているライダーは、ロードで3000人、競輪で3000人、スポーツバイクのユーザー全体の5%以下です。だからメインはロングライドやツーリング、ツーキニストとして自転車生活する人たちなのです。お客様からショップチームを作って、バイクジャージを作ってくださいという要望を受けることもありますが、マツナガではレーシングチームのユニフォームという考え方ではジャージを作っていません。

 

目を三角にして速く走りたいとか、強くなりたいライダーが固まってしまうと、仲間に入りにくく、一緒に走っても付いていけないと、止めてしまう傾向があるからです。スポーツバイクつくばマツナガのショップオリジナルジャージの意味は、お祭りの時のおそろいのハッピくらいに思ってください。茂木のエンデューロの募集要項でもお分かりのように、速く走りたい人、自分の力を確認したい人、のんびりサーキットを走ってみたい人、自分の走り方に合った走り方で楽しんでくださいというスタンスです。そんなイベントの時やショッ主催のライドの時に、遠くから見ても仲間にわかりやすく目立つようにデザインしました。

 

このジャージは着なきゃいけないなんてことはこれっぽっちもありません。なんの束縛もなく、ゆるゆるで気軽に着てもらえるといいですね。女性ライダーにも、「可愛い!」と言ってもらえるような、レーシングが主流ではない、ショップのイメージをそのまま盛り込んだデザインです。今回はバイクウエアの製造を試着会でおなじみのヴァレットさんが担当してくれています。生地選び、デザインのデータ作り、スカイブルーのカラーの確認を経て、見本のジャージやバイクパンツやウインドブレーカーがお店に届いていますので、現物のバイクウエアを見てデザインを気に入ったら、試着してサイズを確認して、予約を入れて手に入れてみてください。ではでは。