クマさんのバイク専科

アヴェンシスのオルタネーターが壊れました!

サポートカーに使っている2台目のトヨタのアヴェンシスがまたもやネッツトヨタへ、JAFのレッカー車でドナドナされて修理に入りました。今、ブレグジットで揺れているユナイテッドキングダム。英国で運営されているトヨタヨーロッパの工場の開発グループが、カルディナワゴンのパッケージングに沿って設計し直した車体です。英国でヨーロッパチューンドサスペンションを開発して搭載、現地生産されていた逆輸入車です。フルタイムの4輪駆動車と、FF車がラインナップされていました。 初代モデルのフルタイム4駆のアヴェンシスワゴンです。EU圏への輸出で関税無しにするには、EU圏でのパーツ調達率60%以上という、厳しい基準があるEU圏への輸出対策や、日本やアメリカへの輸出のための車を生産する工場でした。フルタイム4駆のアヴェンシスは、カルディナワゴンから発展した、クラシックデザインのモデルです。2代目は少しラインがシャープになりましたが、ほぼ同じデザインでリファインされ、3代目はアメリカナイズされたデザインで、パドルシフトになって4駆の無くなったラインナップになり、昨年生産停止となっています。 今時の電子的なセンサーによる緊急ブレーキシステムや、車線を維持して走るオートドライブなどの搭載の企画が盛り込まれないままのカタログ落ちでした。現在は、その工場で新型の電子デバイスを盛り込んだスポーティなカローラワゴンが製造されているそうです。1台目も2台目もアヴェンシスワゴンはフルタイム4駆仕様を選んで、多少の雪道なら夏用タイヤでも走れました。雨の中や強風での走行は安定して安心して走れます。去年は10月の車検直後でしたが、仕事先で突然セルモーターが壊れてエンジン始動不能になりました。 バッテリーは交換したばかりでビンビンなのに、セルモーターがピクリとも動かず、ガソリン直噴4気筒の2000CCエンジンを始動することができませんでした。もしかしたらバッテリーの電圧低下と思って、お湯をバッテリーにかけたりしましたが、悪あがきでした。車の国際救助隊のJAFに加盟していたので、早速呼んで状況をスタッフに話して、ボンネットを開けて対応してもらいました。バッテリーを調べると電圧は正常でした、セルモーターが固着してしまっていました。JAFのスタッフがセルモーターを叩いて、固着を解除してくれてセルモーターが回るようになりました。自力でエンジンをかけて自宅へ帰り、翌朝も恐る恐るエンジンをかけると動いたので、ご機嫌がいいうちにネッツトヨタへ自走で行って、修理箇所の診断を受けて、リビルド品のセルモーターを手配してもらって交換して、3日で復活して帰ってきました。 今回の故障はエンジンの回転を利用して発電して、電気系統へ供給したり、バッテリーへ充電するオルタネーター(発電機)の破損でした。家の駐車場でアイドリングをしていると、突然、キュルキュルという異音がエンジン音に加わりました。母の病院へ親父を連れて行く準備中でした。エンジンを止めて、もう一度セルモーターで始動すると異音が消えました。ところが、それが故障と大トラブルの始まりだったのです。病院からの帰り道で再び異音が始まって、ネッツトヨタへ寄ろうと思いましたが、月曜日はお休みでした。そのまま走って仕事先に向かいました。 荒川の橋を渡って埼玉大学の前あたりから様子がおかしくなってきました。バッテリーマークが赤く点灯して、次いでABSのマークも点灯しました。雨の中を走っていたのですが、気がつけばワイパーの動きも重くなってきました。エアコンもファンの送り出す空気が弱くなってきました。なんと、しばらくすると、エンジンもアクセルを踏み込んでも加速しにくくなりました。パワーウインドーも開かなくなりました。エンジンの発火のばらつきがひどくなって、とうとうエンジンが停止して、パワーステアリングが効かなくなって、路上というより交差点の近くに止まってしまいました。 慌ててハザードランプを点灯しましたが、バッテリーが切れかかっていたので、明るくは点滅してくれません。仕方がないのでキャットアイの充電式の1700ルーメンのヘッドライトを取り出して、点滅モードで車のルーフに載せました。JAFに電話してから25分でレッカー車がやってきました。4駆なので前後輪を浮かせてのふじみ野の自宅へのレッカー移動になりました。家の近くでは道が狭くなるので、1000m手前でレッカー車の牽引を止めて、電圧の低下した車のバッテリーに起動用のバッテリーをつないで、自走で自宅の駐車場に運びました。 翌日の朝にもJAFを呼んで、同じ方法で自走して、牽引できる場所まで移動して、ふじみ野のネッツトヨタまで移動しました。ネッツトヨタで修理の交渉をしていると、タカタ製のエアバッグのリコールが発覚、運転席、助手席、サイドドアの4個のエアバッグの交換が必要だそうです。修理箇所の確認が終わったら、リビルド品のオルタネーターの取り寄せになり、修理とリコール対応が終わるのはいつなのか?、今のところネッツトヨタからの回答がありません。週末のライドは、娘の車を借りてのつくば入りになりました。ではでは。