クマさんのバイク専科

茂木のサーキットは高圧設定で走れます!

公道を走るマジカルミステリーツアーの場合は、普段はヴェロフレックスのクリテリウムというしなやかな23mmのチューブラータイヤに路面の凸凹を吸収させるために、体重75kgで7気圧の設定で走っています。メーカーの推奨空気圧は7気圧から10気圧だったと思います。27日の茂木のエンデューロはツインリンクもてぎのサーキットで実施されます。サーキットの路面はモータサイクルや、フォーミュラーのインディーカー、500や300カテゴリーなどの箱車も走ります。それらのレーシングタイヤがしっかりグリップするように路面は高いミューが確保されています。

 

さらに、車高の低いレーシングカーが底付きしないスムーズな路面精度に仕上げられています。つまり、自転車用のタイヤのコンパウンドがグリップを発揮しやすい路面の粒子で、最高水準のスムーズさが確保された路面なので、路面からのショックの吸収を配慮する必要がなく、高圧設定が可能です。チューブラータイヤ、チューブレスタイヤ、チューブレスレディタイヤ、クリンチャータイヤの構造の違いによって、下限空気圧と上限空気圧の設定が違いますし、モデルによってもそのタイヤの特性が発揮される空気圧の範囲のメーカー推奨推奨空気圧が違います。

 

僕の場合はクリテリウムという23mmのチューブラータイヤで、下限空気圧が7気圧、上限空気圧が10気圧なので、これは体重が80kgの場合の推奨空気圧なので、体重が75kgなので9気圧に設定しています。公道より2気圧も高い設定で走ります。サーキットの路面のスムーズさで、路面からの振動や弾む心配がないので、9気圧に設定しても大丈夫です。しなやかなコンパウンドのトレッドゴムは、タイヤサイドが硬くなって変形しにくく、ミューの高い食いつきのいい路面へ押し付けられて、7気圧の設定の時より高いグリップ力を発揮します。

 

サーキットの路面では高いグリップ力が発揮されるので、このサーキットで高圧設定にするとタイヤの変形が少なく、よくグリップして、前後のブレーキもよく利きます。ただし、一般公道を走るのと違い、コース幅が広くてスピード感としては遅く感じる傾向があります。ライダーが感じているよりもスピードが出ているので、危険回避のブレーキレバーの引きは、路面とのグリップを感じ取りながら、スリップさせないようにソフトに引いたり、後輪荷重気味になるように腰をサドルの後方へ引かないと、ストッピングパワーがタイヤのグリップ力を上回って、後輪タイヤをロックさせて滑らせてしまうことがあります。

 

茂木のエンデューロに参加するライダーは、一般公道よりスムーズな路面なので、1気圧くらい上げて設定して、グリップ力を高め、転がり抵抗を減らして走れます。メーカーの推奨空気圧の範囲の上限近くの設定で試走時間に走ってみてください。弾む感じがなかったら本番でも大丈夫です。もし弾んでしまう感じがあったら、チューブラータイヤ、チューブレスタイヤは、0、5気圧低下させて走りましょう。チューブレスレディタイヤと、クリンチャータイヤの場合は0、3気圧低下させて試走して確かめて、本番の空気圧に設定します。ではでは。