クマさんのバイク専科

ベータの工具が手に入りにくくなったな〜

ワールドインポートツールズが板橋と葛西から撤退していらい、お気に入りの新しい工具を手に入れるのが難しくなりました。イタリアの工具ブランドのベータ、スクーデリアフェラーリの公式工具だった工具メーカーで、コーポレートカラーはオレンジです。オレンジの樹脂製グリップが付いているアーレンキーはあまりにも有名で、どこの国のメカニックでも工具箱の中に入れています。ヘキサゴンレンチ、ヘックスレンチ、六角レンチと呼ばれるものです。10mmから2mmのものまで用意していますが、スポーツバイクでは10mm、8mm、6mm、5mm、4mm、3mm、2、5mm、2mmが必要でしょう。

 

ベータのヘックスレンチには、L字型で長い方の先端が、ボールポイントのモデルと、六角の断面のモデルがあります。短い方の先端は六角断面です。奥まで差し込んで必要トルクで締めるには六角断面のものが向いています。締め付けの初期段階で回す速度を求める場合はボールポイントのモデルです。ボールポイントの先端は、アーレンキー式のボルトの先端の六角穴へ入りやすく、締める作業を始めやすい工具です。最後の強い締め込みは、短い方の六角断面で行います。ただし、奥まで差し込む部分だと、六角レンチの側の先端までが短いことが作業のネックになりますから、その場合は長い方の先端が六角のモデルを使います。。

 

この他に、オレンジの樹脂製グリップが採用されているのが、きちっと差し込めばスリップさせにくいトルクスレンチです。カンパニョーロはエルゴパワーシフターの固定にはT25トルクスレンチが必要です。ブレーキのセンターボルト止めのアルミ製の固定ナットもT25のトルクスです。ギヤ板を止めるピンはT30トルクスレンチが必要なものがあります。そういえば3Tのステムのクランプボルトにトルクスのボルトを採用しているものもありますね。T20トルクスレンチは自転車パーツには滅多に使いませんが、用意はしています。

 

ベータの工具は一般的な工具の他に、車用の工具が沢山用意されていますし、他社製品ですがベータブランドを冠したトルクレンチが数種類用意されていますが、日本の輸入代理店は全てを輸入しているわけではなく、ベータの工具は手に入りにくくなっています。ところでワルドインポートツールズが横浜で復活しています。ワールドインポートツールズ横浜で検索して見てください。年中無休で営業時間が曜日で違っているみたいです。ちょっと遠いけど、今度行ってみようと思っています。どんな品揃えになっているか楽しみです。ではでは。