クマさんのバイク専科

スーパーコンパクトドライブクランク出ました!

ロードコンポーネントやグラベルロードのコンポーネントに、1対1以下のギヤ比の本格的なワイドギヤの波が押し寄せています。2019年にの夏までに登場です。カンパニョーロはコーラスのカーボンクランクにスーパーコンパクトドライブのクランクを設定しました。エクストリームコンパクトと呼ばれ、アウターギヤ48T、インナーギヤ32Tです。クランクの長さは165mmから170mm・172.5mm・175mmなどが用意されています。 

シマノはロードバイクの新しいジャンルのGRXなどのグラベルロードコンポーネントのシリーズを発売します。チェーンホイールはホローテッククランクの4アームで、アウターギヤ48Tで、インナーギヤ31Tや、46Tと30Tの組み合わせも用意されています。シングルギヤも用意されています。スーパーコンパクトドライブのクランクを設定しました。フリーは11段仕様に対応です。フリーは11Tトップギヤの34Tローギヤに対応しているので、1対1以下の組み合わせで、くるくるクランクを回して、走りの重いオフロードも、上り坂も乗って走れるようになります。 

やっとフロントの変速がスムーズで頼りになるスーパーコンパクトドライブクランクが手に入ります。グラベルロードコンポーネントをロードバイクやロングライドやブルベに使ってはいけないということはありません。11段コンポーネントや12段コンポーネントとミックスして使えると思います。タムタムさん、マサローさん、欲しいな〜と思っていたものがやっぱり出たという感じで、ムズムズしてきたでしょ。自転車好きのフルタイムワーカーなんだから、特別なトレーニングなんかしなくたって、クランクを軽々と回して上れるようになりますよ。もちろん僕もすぐにコーラスのクランクを手配します。 

スギノの旧型や最新のスーパーコンパクトドライブクランクで体験していた、変速した時の突然のチェーン外れや、変速時のインナーギヤのチェーン離れの悪さが原因の内側への巻き込みで悩んでいたのを、これで一気に解消してくれます。ただし、フロント変速機のチェーンケージのアールが48Tの歯先に沿ってくれるかが心配です。実際のフロント変速のスムーズさを体験してみたいです。シマノは165mm以下や、165mmや167、5mmの回しやすいショートクランクを設定してくれているのかな?。まさか、そこを経済性や合理化で切り捨てたとしたら、スモールライダーには福音にならないんだけど。 

カンパニョーロの48Tと32Tなら16Tの歯数差、シマノの48Tと31Tなら17T差となります。まあいずれにしても、フリーのローギヤが32Tや34Tならば、1対1以下のギヤ比が可能になります。歯数が小さくなってパワー伝達効率は低下しますが、最適な軽いギヤ比の選択をできるのは、僕や一般ライダーには重要ですよね。 というわけで、ブログで噂をすれば影というわけです。これでロードバイクシーンがグラベルロードというだけでなく、一般ライダーのバイクのギヤ比が変わり始めますね。変速性能が素晴らしい、スーパーコンパクトドライブクランクの登場で、いよいよ本格的なワイドギヤ時代がロードコンポーネントにもやってきました。僕は、今のところダブルギヤのスーパーコンパクトドライブクランクを早く使いたいですね。ではでは。 

カンパニョーロの32Tインナーギヤや、シマノの31Tインナーギヤは、チェーンリングの円周が小さく、チェーンの曲がりがきつくなって、パワーの伝達効率が低下するので、ギヤ比の数字ほどにはクランクの踏み込みを軽く感じないとは思いますが、とっても魅力てきですね~。シマノは7月に市場ヘリリースだそうです。