クマさんのバイク専科

佐渡ロングライドの大会事務局に抗議しました!

佐渡ロングライドの事務局や関係者に、エイドステーションの対応に関して抗議のメールを送りました。コース上に設定されたエイドステーションで配られていた、水、コーラ、アクエリアスが常温でした。気温25度のライドイベントで参加ライダーに渡された飲み物が冷やしていないのです!。これにはちょっと驚きました。どうしてだろうとも思いました。せっかくの飲み物を美味しく飲めないだけでなく、冷たい飲み物で体温を低下させることもできません。

 

気温25度で、ぬるくて甘いコーラやアクエリアスを飲むのは、運動した経験がある人なら、美味しくないとか、水分と糖分補給のためにたっぷり飲むことができないのを知っていると思います。水はポリタンクに入っている正体不明の水です。もちろん飲める水道水なのでしょうけど、ボトルに詰めてもらって飲んでみると、ポリタンクの匂いが移っていて、飲むのに相当我慢しないと飲めない代物でした。コカコーラボトラーズのペットボトル入りの水だったらこんなことはなかったはずです。なんで暑い日に最も飲みやすい水がこんなだったんだろう。

 

エイドステーションでは、熱中症に気をつけましょうと放送していましたが、実際には飲み物は冷やしてないし、参加ライダーの体調や命に関わる可能性がある重要なことなのに、大会事務局のやっていることが全く矛盾しています。急に気温が上昇するときの、気温25度は、体が暑さに素早く順応できず、夏の暑い季節以上に、最も熱中症が発生しやすい危険な状況です。その日のニュースでは各地で熱中症が発生したことが報道されていました。

 

水は飲んで血液の安全な濃度をキープするだけでなく、体にかけてクーリングすることもあります。ぬるい水を飲んでも吸収は遅いし、体温の低下は期待できません。ぬるい水を体にかけても、走り出して風が当たって、水が気化すればクーリングの効果はあります。ぬるい水を保冷ボトルに入れていて体へかけても、体温より10度から20度低い冷たい水を、頭、首筋、腕、脚の筋肉へかけたリフレッシュの効果はありません。水が気化して体温を奪って冷える効果のみとなります。

 

運動中に最も飲みやすい水が、ポリタン臭くて飲みにくいのですからたまったもんじゃありませんでした。冷たい水や飲み物を手に入れようと、道路に面して左右に置かれている自販機を見つけては、立ち止まって、コインを入れて、水やお茶やコーラやスポーツドリンクのボタンを押しましたが空っぽでした。回収バスやバイク回収のトラックと一緒に、参加ライダー全体のビリを走っていたので、前を走っていた人たちがエイドステーションで冷たいものを飲めなかったので、冷たい飲み物を求めて買ったのでしょう。

 

かろうじてブラッドオレンジジュースが1本残っていたので、一緒に走っていたオレンジジュース好きのライダーに渡しました。とにかく、エイドステーションに氷が用意されていないのには驚きましたし、呆れもしました。水槽を用意して氷柱を水に浮かべて、ペットボトルの水、コーラ、アクエリアスを冷やしておけば、ライダーはプラスチック製や真空のステンレス製の保冷ボトルを持って走っている人が多いので、走りながら冷たい飲み物を飲みながら、美味しく水分補給できるし、体にかけて体温コントロールして走れます。

 

マラソン大会のエイドステーションでは、冷たく冷やした飲み物の他に、クーリングのためにキュービックアイスも用意されています。佐渡ロングライドでも冷たい飲み物と、キュービックアイスがあれば、頭が痛くなったという熱中症が疑われるライダーがこうも発生しなかったと思います。佐渡ロングライドのエイドステーションの件は、単に冷やした飲み物を用意しなかったという事ではないと思います。これほど熱中症が世間やスポーツイベントで課題となっているのに、参加ライダーの健康や命を軽視した運営なのに、大会事務局の人たちが思考停止していて、こうなっているのだと思います。

 

エイドステーションでの熱中症に気をつけましょうという放送に対して、自分たちは啓発しましたというアリバイ作り、または形式上警告はしましたということなのでしょうけど。経費節減なのか何か知りませんが、こういうライドイベントを開催する資格がない決断をしています。この最終決断をした人は、参加者みんなを危険にさらしたのだから運営の場から去るべきです。飲み物を冷やして供給しないという事務局の常識外れな決定は、頭が痛くなったなどの熱中症気味のライダーをいっぱい発生させたし、こんなホスピタリティならもう来るのを止めるいうライダーもいたし、お客さんを誘ってツアーを組んだショップの店主も「来年の参加を考える」と言っていました。

 

今後のイベントの存続にも関わる最悪の運営です。大会事務局や関係者には、どうして飲み物を冷やさないで提供するという結論になったのか、判断した責任者は誰で、参加ライダーを熱中症の危険にさらして、どう責任をとるのか。来年以降のエイドステーションの運営について、具体的な対策を立てて答えて欲しいと要望を書いてメールしました。事務局からどんな返事をもらえるのだろうか。佐渡ロングライドの運営が改善されるといいのだけど。ではでは。