クマさんのバイク専科

フィジークのバーテープのテンポもいいね!

バイクパーツのデザイン集団のフィジークは、アリオネというサドルで大注目されて、次々にシリーズのサドルをリリースしました。バイクシューズ、サドル、シートポスト、ステム、ハンドルバー、バーテープなどを企画デザインしています。定評のある協力ブランドや製造工場がクオリティの高い製品をリリースしているブランドです。フィジークのシンセティックレザーが素材のバーテープの、クラシックシリーズを愛用していましたが、2018年にカタログ落ちしてしまいました。

 

昔なら人工皮革と呼ばれて代替え品のような扱いでしたが、均一の素材、耐久性やしなやかさ、通気性など、規格通りの長さや面積に作れること、本革の特性を上回るようになったのが、マイクロファイバーを樹脂と一緒に成型した素材でした。表面は革の銀面のような仕上がりです。そのクラッシックバーテープの代わりに出たモデルが、シンセティックレザーのテンポです。旧型のクラシックシリーズのバーテープと同じように表面は銀面のような仕上がりと、マットのような滑りにくそうな仕上がりのモデルになりました。カラーも豊富でフレームのペイントとコーディネイトできます。

 

クラシックシリーズとの違いは、バーテープの素材のシンセティックレザーの伸縮性です。本革のようなしなやかさが増しましたからドロップバーへ巻きやすくなりました。カーボンドロップバーバーは成型の自由度が増して、カーブが小さいショートリーチ&ショートドロップなどが流行っています。エアロ形状を採用したドロップバーも登場しています。ドロップバーの肩の部分や、ドロップ部分のカーブのアールが急になったり、バーの断面形状がティアドロップ形状や扁平などのエアロデザインが採用されたり、ドロップバーの形状が複雑化しています。バーテープのしなやかさや伸縮性アップで巻きやすくなります。

 

テンポはクラッシックシリーズより引き伸ばしながら巻きやすくなりました。カーブやエアロ化されているドロップバーやDHバーへフィットします。ハサミ、カッターナイフ、ゴム系のボンド、電工テープなどを準備すれば、綺麗に巻き上げることができます。カーブでのバーテープの重なりのところがぴったりと面を作ってくれて、伸びの今ひとつなクラシックシリーズより段差がなく、巻き上がりが綺麗に仕上がります。握り心地はクッション性は同じような感じですが、明らかに段差が小さくなっていい感じで握れてスリップしにくいです。

 

フィジークのロゴは片側だけにプリントされていて、ドロップバーへ重ねて巻き上げる時に、ロゴが見えるように巻くのか、ロゴを見えないように巻き上げるかを選ぶことができるようになりました。ということで、クラシックシリーズのフィジークロゴ入りの「アリンコバーテープ」を探さなくても良さそうです。しっとりな巻き上がりのテンポいいですね。スポーツバイクつくばマツナガの店頭で見てください。ではでは。