クマさんのバイク専科

無事に黒姫高原へ着けました!

金曜日、少し後に茨城を出発したグループは、信州中野あたりで雨に降られたみたいです。ワイパーを最高スピードで動かしても前が見えなかったそうです。そういえば、地元のラジオで高速道路が50km規制になっていると言っていました。先発グループは怪しい雲行きの中を突き切って、信濃町・野尻湖インターに到着しました。国道18号線を長野方面へ少し戻って、7月末から収穫されているトウモロコシの焼いたのを食べに行きました。地物のトウモロコシが売られていましたし、木で完熟した真っ赤なトマトも2カゴ分を手に入れました。

 

醤油で焼いたトウモロコシは甘くて最高に美味しかったです。次は地元唯一の第一スーパーに寄って、ペンションの冷蔵庫に入れておく、お茶、黒姫高原の飲むヨーグルト、牧場の牛乳、サポートカーのアイスボックスに入れる飲み物や水などを手に入れて、今月の宿の「ペンションもぐさん」へ向かいました。5時には到着するグループと夕飯を食べに行くことになって、野尻湖の湖畔のイタリアン、カピタンに6時の予約をサトイモさんに入れてもらいました。僕らはサポートカーから荷物を下ろして、ロッヂこまづめに、ローラー台やアイスボックスを取りに行きました。気温は27度、関東平野より10度は涼しいです。

 

こまづめでは、貿易をやっている娘さぼんが、サンフランシスコから帰国していて、夏合宿のお客さんのお世話を手伝っていました。お土産に、パンと豆アジの南蛮漬けと、横川の荻野屋の峠の釜飯と、親父さんが好きな穴子寿司を渡しました。8月の合宿が終わったら、また機材を預けに行かなくては。9月と10月の黒姫合宿の宿はロッヂこまづめになります。ところで、今日の関東の気温は35度とか38度とかあって、関越自動車道のサービスエリアに止まって、エアコンを切ってしまうと、車のボディが熱くなりすぎて、触れませんでした。外に出れば頭がクラクラするほどの暑さと、息苦しくなるほどの湿度でした。

 

車に戻っても、中に入ると暑いので、しばらくエアコンをかけて放置しておくしかありません。ハンドルも焼けていて、水を含ませたタオルで拭いて、ハンドルもダッシュボードも触れられる温度になるまで濡れタオルで繰り返し拭きました。その間も車のボディは一向に冷めることはなく、仕方なく程々に室内が冷めたところでスタートしました。窓を開けて熱気を出そうにも、外がこの暑さですからほとんど熱風が入ってくるだけで、ちっとも涼しくならないので、窓を閉めて、外気をシャッタアウトして、エアコンを最大パワーにして、ひたすら涼しくなるのを待ちました。長いトンネルに入ると涼しくて、だんだんエアコンの効果が染み渡ってきました。

 

更埴までのいくつもある長いトンネルで助かりました。少し強すぎたエアコンの冷気を和らげるために、外気を入れながらの走りとなりました。ベタベタする湿度は除湿したいので、強力にエアコンをかけて毛布をかぶって寝ているような贅沢な状態になりました。更埴まで来て、右折すると長野です。再来週は乗鞍のマウンテンヒルクライムのサポートのために、ここを左折して松本へ行く予定です。

 

長野から信濃町までは約35km、ここからは標高500mまでの緩い上り坂になります。新潟との県境に近くなると、黒姫山や妙高の2000m越えの山が見えて来ましたが、今日はかなり霞んでいました。1時間に10分以上の休みを取って走って来たので、予定よりは1時間遅れの到着になりました。窓越しの熱い光で、なかなかエアコンが効いてくれませんでした。目もサングラスをかけていても疲れました。

 

しかし、高速道路のお食事事情というのはお粗末ですね。サービスエリアのラーメン屋さん、うどん屋さんや、お蕎麦屋さん、なんであそこまで美味しくなく作れるんでしょう。熱休み真っ只中で人混みも凄いですけど、それは人気があるからではなく、そこしかないから仕方なく混んでいるという感じです。コンビニの日本そばのパックの方がまだうまいよ。高速道路上の独占状態ということは、お客さんの選択肢がないので、こんなクオリティでも商売をやっていけるんですね。

 

1年に1回か、半年に1回、どのサービスエリアも、入れ替えイベントをやってほしいね。出店しているお店もお金を取って食べさせるプロなんだし、チェーン店なら味や提供する商品を設定する、フードコーディネーターがいるはずでしょ。限られた厨房のシステムや、パートさんやバイトさんで味や品質をキープするのが大変でも、それをなんとかするのが仕事でしょ。とにかく、早急に提供している食べ物の美味しさをなんとかしてほしいな〜。

 

サービスエリアに入札制度で出店が決まったとしても、それだけじゃ安泰ではない制度を設けたらどうかな。サービスエリアに来て食べたお客さんに、投票用紙を渡して、美味しいか美味しくないかを投票してもらい、最低ランクだったお店は、サービスエリアから出て行ってもらうって制度はどうだろうか。そうすれば、サービスエリアで営業する資格なしということで、現状のようなまずいお店、油の良くないお店が淘汰されるし、お客が投票してくれるように、味の追求企画も怠らなくなるんじゃないだろうか。資金力で出店を確保して、独占することにあぐらをかくのではなく。お客さんを満足させないと、ここで生き残れないという、緊張感を維持してほしいよね。

 

企業や大学や大病院の食堂、サービスエリアの食堂、空港の食堂、アウトレットやショッピングモールのフードコート、限られた施設と時間と料金、そして、スタッフで、味やサービスのクオリティを維持するのは難しいことでしょう。でも、お客さんが満足できないものを提供し続けるのでいいのかな。ここんとこ数年感じていたことなんです。ご当地ラーメン、ご当地ソフトクリームなどの工夫じゃなくて、単純に美味しいものをせっかくだから食べたいです。サービスエリアのどのお店に寄っても、またここで食べたいから寄ろうという気にさせてくれるお店が見つかりません。ではでは。