クマさんのバイク専科

ジロのストックしていたヘルメット発見!

なんというモデルだったかな〜。ニーモ、ニューモ?。米軍払い下げの機関銃の弾薬箱に保存しておいたジロの旧型のヘルメットが出てきました。カラーはメタリックブルーです。モデル名はなんて言ったかすっかり忘れました。現在もラインナップに残っているはずです。ジロのヘルメットはカラーやペインティングがしょっちゅう変わるので、このカラーを気に入って3個くらい買っておいたはずです。そのままパッケージに入れて保管していたら、ヘルメットの帽体の発砲スチロールが劣化してしまっていたはずです。その中の1つを、光も当たらない、空気も動かない弾薬箱の中に保管しておきました。

 

涼しい場所に保管していたので、色も退色していないし、まだ発砲スツロール製の帽体は劣化していませんでした。内側に張り付けるパッドも予備が2セット、ロックロックシステムのハーネスも1セット、一緒に収納されていました。イーオンという後継の軽量モデルのヘルメットの、ブラックのスプラッシュ、ブルー、ホワイトの3個手に入れて、並行して使っていましたし、新型のジロ製のラファダブルオンネームの、蛍光イエローのモデルを使っていましたから、すっかり保管したヘルメットのことは忘れていました。収納して7年くらい経過していました。

 

通常ハードシェルのヘルメットは、発砲スチロール製の帽体と外側のプラスチック製のシェルと一体成型されています。帽体は光に当ったり、空気に触れたり、熱や汗などで発砲スチロールがすこしずつ劣化していきます。発泡スチロールは気泡を含んで膨らんだ樹脂が少しずつもろくなっていきます。そうなると、本来のショックを吸収する前に発砲スチロールのセルがショックを吸収する前に潰れたり、帽体は割れてしまい、頭を守る本来の性能を発揮できません。ハードシェルのヘルメットは使い始めて3年目くらいで、打ち付けるなどのアクシデントがなくても交換が必要です。

 

一度大きな力が加わると、発泡スチロールのセルが潰れてショックを吸収してくれます。ヘルメットに大きな傷はないように見え、もったいないと使い続けるのはとても危険です。一度ショックを吸収した発泡スチロールは、セルが潰れていて次のショックを吸収できないからです。必ず交換してください。太陽にさらされて、2年くらいで、帽体の発泡スチロールが劣化して、3年目くらいで、ヘルメット本体は、本来の性能を発揮できなくなるので、交換した方がいいと言われています。今使っているヘルメットは大丈夫ですか?。

 

ヘルメットは走り終わったらすぐに内側も外側も水洗いするか、中性洗剤を溶かした水で洗います。ヘルメットの内側のパッドは、取り外して、中性洗剤でもみ洗いして、陰干ししてから戻します。劣化してきたらスペアパーツでパッドを手に入れて交換しましょう。ヘルメットの発泡スチロールは、溶剤やブレーキパーツクリーナーなどで劣化したり溶けたりするので、スプレーしたり、溶剤を含ませたウエスなどでふくと帽体が劣化してしまいます。中性洗剤を使ってクリーニングしてください。ではでは。