クマさんのバイク専科

熱中症と食中毒にやられた!

先日の日曜日のライドでは、熱中症と食中毒が重なってしまったらしく、ライドの途中で倒れてしまい、参加者の皆さんにご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。朝、つくばをスタートする前は体調不良に気が付いていませんでした。朝ごはんを食べたくないな〜、でも、食べておかなくちゃと、お赤飯のおにぎり1個と、味の素のアミノバイタル1本を飲んでスタートしました。さかまくんが立ち寄るというどら焼き屋さんへ向かってスタートしました。ところが、目眩はするし、力が入らないしで、おかしいな〜と思いつつ、先着しましたが、全くどら焼きを食べる気になれませんでした。ちょっと体調が変です!。

 

蒸し暑さにやられたのかなと、トマトジュースと水を飲んで、頭を冷たい水でクーリングして、ミドルコースは歩崎コースを走り出しました。セブンからはフリー走行にして、ピナレロを駆るIさんにリードしてもらって、みんなに先に行ってもらいました。平坦な17kmのコースです。30分と少しで着いたみたいです。平坦コースなのに僕はヨレヨレで、時速20kmも出せませんでした。最後の向かい風がきつくて、やっとな感じで到着しました。お昼時なので、I さんに美味しいラーメン屋さんへ案内してもらいました。霞ヶ浦大橋を渡ったところにあるラーメン屋さんも美味しいそうですが、いつも並んでいるそうなので、方向を変えて、神立のお店へ案内してもらいました。

 

ところが僕は絶不調に陥ってしまい倒れました。熱中症なのか何だかわからない状態でした。言葉や記憶がダメになって、脳梗塞かとも思いましたが、目線や考え事をしてみると、そうでもなさそうだし。とりあえず日陰に寝転んで、コンビニでロックアイスを買ってきてもらって、頭と体を冷やしました。それでもヨレヨレなので、しゅうちゃんさんに車を取りに行ってもらい、サポートカーで迎えにきてもらいました。みんなに迷惑をかけてしまいました。

 

朝から体調が悪く食欲が全く無かったことを考えると、夕食で食中毒になっていた可能性があります。インドカレーを食べたのですが、カレーの食中毒は結構あるそうです。短時間沸騰させてもカレーの殺菌はできないそうで、60度で20分とか30分の加熱後に冷蔵庫で保冷しないと危険だそうです。しかも、チキンカレーだったのですが、チキンがやけにフレッシュだったのです。煮込んだほろほろになったものではなく、生っぽい歯応えがあったのです。全く油断して食べていました。

 

そして気温30度越えの湿度の高いライドでダメージを受けて、熱中症と食中毒の両方にやられた感じです。というわけで、不調だな〜、変だなーと感じつつ走ってしまいました。ご心配をおかけしてしまって申し訳ありませんでした。ショップへサポートカーで連れて帰ってもらって、1時間ぐらいで体調はだいぶ回復しました。ライドでは、しゅうちゃんさんの走りが回転系のペダリングになっていたのを確認しました。ハンドルを交換したので、フィッティングを行って、ポジションの調整と、タイムのクリートが消耗していたので交換しました。

 

最近は、気温も30度を切るようになって、少しはダメージの少ないトレーニングを積み上げられる季節がやってきました。ルックを駆るOくん、しゅうちゃんさん、水戸のNさんのために、夏から秋にかけての1回で2度美味しいトレーニングを考えてみました。暑い季節に耐乳酸トレーニングのダメージを最小限に止めて、心肺機能を維持するために、走り仲間と、高速走行とLSDトレーニングもしちゃうという、欲張りトレーニングプランです。

 

走り仲間と一緒に速度の速いグループライドに参加します。30kmから40kmの距離の、時速30kmから45kmくらいの先頭交代に参加して走ります。力が違うと感じたら後ろに付いて走るだけでも効果があります。走り仲間は暑くても頑張って走れるモチベーションになります。先頭交代しながら、走りながら20分に1回、一口か二口の水分補給して、30分に1回は100キロカロリーの糖質補給も行います。もちろん体へ冷たい水をかけてクーリングしながら走ります。トレーニングだから全力を発揮してもいい日と、自分の力を試す日と切り替えて走ります。頭を使ったトレーニングです。

 

集団走行を全力で走る日は、耐乳酸性を高めるために、先頭を引く時間を長くして、空気抵抗の負荷を増して走り、追い込むトレーニングの日として意識して取り組みます。筋肉へのダメージもあるので、アミノ酸系の補給と、糖質系のダメージもありますから、アイシングやストレッチングやマッサージや、走った後での食事など、回復には十分に注意します。自分の力を試す日の走りは、高速で一本調子で走るのではなく。集団走行するメンバーの走りをよく見て、ドラフティング走行で力を溜めて、自分の走りを抑えて、ポタポタと力を溜めるような走りで、コントロールして走って、競り合う場面で溜めていた力を発揮します。自分の気持ちをコントロールして、勝負所を見極めて、力を発揮するシミュレーションを行います。

 

色々なシミュレーションを頭で考えながら集団走行します。例えば、先頭に出たら、緩い上り坂の頂上までじわじわとスピードを上げて、最高速に上げて引いて、ほかのライダーがどこまで付けるか試したり。後ろに付いて走っている時に、わざと車間距離を開けて、追い上げるのを繰り返して、空気抵抗の差を体験して、負荷を大きくして、耐乳酸性や乳酸除去能力を刺激します。

 

集団走行は、ただ先頭交代して走るのではなく、テーマを持って場面場面を想定して、トレーニングに取り組むと、ロードレースやヒルクライムや、サーキットエンデューロで役立つタクティクスを身につけることができます。ただ走ることを楽しむのではなく、頭を使って速くなるための効率のいいトレーニングをすることです。集団走行の日は、帰りも一緒に走っても構いませんが、フルタイムワーカーとして、翌日に疲れを残さないためにも、途中で離脱して、LSDレベルの走りで、水分補給と糖質刺激をしながら、2時間から3時間走って帰ってくるという方法が1回のトレーニングで、耐乳酸性の向上と、心肺機能を回復させる、効率のいいトレーニングになります。

 

そうそう、3分間トレーニングもお忘れなく。3分間キープできるスピードで走って、3分間回復走して、それを5階繰り返す、耐乳酸トレーニングです。これをこなせるようになると、明らかにスピードアップします。だいたい3週間程度でトレーニング効果を感じられます。土浦のセブンから歩崎までの17kmの平坦コースだと、時速30km 〜35kmくらいで3分間走って、3分間回復走すると、だいたい5本こなせます。誰でも自分の力に合わせてできるトレーニングだし、集団走行もできるので効果があります。ではでは。