クマさんのバイク専科

マッサンのルックのフィッティング!

前回、黒姫合宿へマッサンが参加した時に、クリートの位置、ヒルクライムイベントのために組んだ軽量なルックのサドルの位置、ステムやハンドルやブラケットの位置を見直しているので、黒姫高原周辺のアップダウンコースを走っても、フォームはかなり安定してきました。僕より年上で、目標としているライダーの一人です。あの激寒のフジヒルクライムを完走しているのです。前回の黒姫合宿でアドバイスした、股関節から膝までの太ももを意識して、太ももを上下させるイメージでペダリングして走ることに取り組んでくれていたそうです。

 

足をペダル軸の中心が描く円を意識して、円を描くように回すというペダリングを意識して走っていたそうです。足が上死点に近ずく11時の位置くらいから、足を斜め前へ押し出すことを意識して、より早く踏み始めることを心がけていたそうです。それでも実際に踏み始めている位置は2時の位置を過ぎていると感じていたそうです。足首の角度を動かして、踏みこむ方向を変えていたので、脛やふくらはぎの筋肉に、ストレスが集中していたのを、太ももを上下させることを意識した、太もも主導のペダリングで解消できたそうです。

 

ペダリングのケイデンスも自然に無理なく上昇したそうです。今回のライドでも、長い上り区間で毎分100階から110回転を無理なくキープして走っていました。スムーズに足を上下させていました。時々左脚の膝間接が内側に入って踏み下ろしているので、次回のマジカルミステリーツアーの時に、クリートの向きの調整をしましょう。腰の位置が今回のフィッティングで見つかった課題です。長いヒルクライムで、パワーを引き出すために、腰の位置が後ろに移動したがっていました。現在のサドルでは坐骨の出っ張りの部分に痛みが発生して気になって、快適ではないそうなので、サドル探しが必要なようです。もう少しベースもパッドも柔らかい方が良さそうです。

 

シートポストはラウンドタイプの27、2mmのはずなので、WRのRSRというシートセットバックできる、カーボンシートピラーが最適だと思います。サドルとシートポストを交換したら、ベストポジションを探すフィッティングをしましょう。太ももを軽く上下させるイメージのペダリングを意識し続けてください。脚の動きが乱れてきたら、頭の中で「上げ下げ」という魔法の言葉を唱えてください。上り坂の走りが前よりスムーズになったし、ハードなコースをKさんたちのグループで走れるようになっていました。

 

クリート位置、サドルの高さや前後位置の調整と、ペダリングのイメージの変更に数ヶ月取り組んで、ペダリングの効率が向上したことで、上死点の足の通過もスムーズになったし、下死点での足の停滞が無くなって、だんだんパワーがアップしていると思います。