クマさんのバイク専科

マッサンのバイクの快適走りへ向けた改造

日曜日のスポーツバイクつくばマツナガ開催のライドイベントが、サンデーライドミーティング(SRM)です。今週も朝8時半にショップ前に集合して、平沢へ向かいました。気温は25度前後で吹き付ける風はどこか肌寒い感じです。サイクリングに最適な季節がやってきました。SRMのショートコースは、坂間メカニックのガイドで、今日は4km上る不動峠へアタックするそうです。もちろん僕は平沢でみんなが帰るのを持って、ミドルコースのために体力を温存しました。

 

ベンチで休んでいると、古民家の建て替えなどを仕事にしている人が声をかけてきて、つくば周辺の活性化の事業に取り組んでいるそうで、サイクリングの状況を聞かれたので、率直に茨城県や土浦市の取り組んでいるサイクリング推奨年宣言の取り組みの姿勢が空回りしていることをお話ししました。土浦の駅はサイクルショップやサイクルカフェができたり、霞ヶ浦にターミナルやレンタサイクルができて、歩崎のターミナルには、レスポンスの悪いイタリアンや、サイクリングしてみたい人が、どうアクセスして、誰が借りるのか疑問のレンタサイクルがあります。

 

霞ヶ浦のサイクリングコースの起点にはターミナルができました。コースは片側が湖、片側が緑の畑か雑木林という風景が100km以上の変わらない風景が続きます。売り物のりんりんサイクリングロードは、一般道路と交差するところに、まっすぐ通れなくするポールが植え込まれて、上り下りのサイクリストがすれ違えません。最盛期から比べると1日の利用者は8分の1以下に、大幅に減らしました。実情は洗濯物の干し場、散歩道、ジョギングコース、地元の子供の通学路に利用されています。

 

自転車をそのまま積み込めるという常磐線の電車がありますが、それに乗せるまでは輪行してこなくちゃいけないという矛盾を抱えていて、そっかのプランナー会社の企画を丸呑みにして、現実性がないプランを無理やり運営しているし、土浦の駅に新設されたホテルは、サイクリングホテルと銘打って、自転車を室内に保管できるそうです。そのホテルや土浦周辺のサイクリングコースや、サイクリングをサポートする休憩所や、サイクルカフェなどの施設を紹介するパンフレットを見れば、都心から日帰りでサイクリングを楽しめるという。だったらサイクルホテルはいらないじゃないの。

 

サイクリングで地域を活性化するという働きかけは、トータルでのコンセプトは、補助金が無くなっても、サイクリストが利用して、経済的な基盤ができて事業を、少なくとも10年、20年と継続できるほど考えられているのだろうか。ターミナルにしても、各部門でまるでおざなりなまま、地元活性化を狙ったサイクリングを利用したムーブメントが、次々にスタートして、ライドイベントが仕掛けられて開催されています。これをきっかけに、自然発生的にここを走りたいと思わせられたでしょうか。

 

自転車生活をライフとして楽しもうとしている人たちの、何が最低限あれば快適にそこをはしてるのか、心からの声に耳を傾けることなく、交付金とか補助金とか、国の事業に協力する形で、予算を消化する事業をこなしているに過ぎない気がします。本当にサイクリストが望んでいる施設や、利便性のある、サイクリング体験の入り口になる可能性がある、レンタサイクルが作られているのだろうか。省エネとかゼロエミネッションとかも大事だけど、人として楽しめなくちゃ普及するわけファありません。コースの提供だけでなく、安全に走ったり、安心して楽しめるソフトの提供も重要な課題です。

 

サイクリングコースには、女性も安心して使えるきれいなトイレが20kmか30kmごとにあって、真夏の日差しを遮る屋根や木陰と座れるベンチがあって、バイクを立てかけられて、コーラや水が手に入る自販機や異常気象が常態化しているのであれば、マラソンでも提供されるようになった氷の、自販機などもあると熱中症を防ぐ武器になります。立派な休憩所になります。補給食や食事の提供はコンビニや民間のお店で十分です。無理して美味しくもない食堂を作る必要はありません。

 

東京や近県からのサイクリストを誘致したければ、大きな駐車場を用意して、1日置いても無料にするか、警備費用に500円から1000円徴収して管理すればいいと思います。バイクを車に積んできても価値のある、快適なもう一度走りたいと思わせるコースを開発すべきでしょう。そんなお話をさせてもらいました。その方は近くのりんりんロード沿いにある、お城の発掘場所で、ジャズコンサートを開催するそうで、そこに休憩所を作る予定だそうです。みんなが不動峠から帰ってきたので、ミドルコースのライダーとお昼ご飯を食べに吉沼へ行きました。

 

僕が目標としているまっさんも、Kさんも元気に不動峠を走って戻ってきました。まっさんは、早速アソスのバイクパンツを手に入れてはいていました。パッドがとっても快適で、先週までのライドで痛くなっていた、坐骨の出っ張りの部分も快適にペダリングできたそうです。サドルは交換しなくても良さそうです。あとはシートポストを交換して、サドルの前後位置をぴったりセットできるようにすれば、さらに快適に走れるようになります。ショップへ帰ってWRのRSRのシートセットバックへ交換です。

 

300mmあるカーボンシートポストを軽量化のために100mmカットして、サドルの位置を7mm、ほど後ろへ下げてセットしました。マッサンにバイクを渡して試乗してもらうと、今まで発揮したことのない300ワットで坂を上れたそうです。これで、初めての黒姫合宿から3ヶ月目で、フィッティングが一段落です。クリートの位置の調整、サドルの位置、ステムやハンドルやブラケット位置の調整を行なって、より良いポジション実現のためにシートポストを交換して、腰の位置を最適化できて、2ヶ月以上かけてペダリングのイメージを太もも主導に切り替えて、疲れにくくなったようです。

 

この数ヶ月のフィッティングやライドで、サドルやブラケットや、クリートの位置のmm単位の調整が重要なことを体験できたそうです。負荷が増す上り坂や、疲れてきた時の走りをウオッチしていると、走りの癖が出てきて、フィッティングで調整することがありました。細かい調整の積み重ねがあって、少し時間はかかってしまいましたが、平地も上り坂も、かなり快適に走れるようになったそうです。嬉しそうな顔を見るのが楽しいですね。ではでは。