クマさんのバイク専科

間隔開けていたのはレジまで!

あの〜!、埼玉は緊急事態宣言は解除されていないんですけど。よその39県が制限を解除されて、埼玉県民が浮かれてどうすんの。、まだ感染者はじわじわ増えているし、クラスターも起こるし、死者だって出ているし、今、発熱していても診てくれる病院を見つけるの大変ですよ。ピーポーを鳴らして病人の所に着いて、ストレッチャーに乗せて、救急車の中に運び込んだものの、救急車が移動しないので、知り合いの家だったので、心配して見に行くと、救急隊員が、行き先が見つからないというのだ。

 

肺炎なら、川越にはすぐに検査してくれる病院もあるし、ドライブスルー検査もやってるけど、循環器系なら富士見川越道路に面した救急病院が思い浮かんだので、どうですかというと、連絡を入れると受け入れてくれるという。それでも受け入れ先が見つかるまで20分以上止まっていた。さらに大変なのはコロナの検査です。厚生労働大臣は、国会答弁で、37、5度4日連続という項目が書かれていましたけど、検査を受けられる基準ではなく指標だったそうです。「誤解だった」そうですが、いまだに保健所にも、医師にも誤解が残っていて、いまだに希望した人が全員受けられるわけではありません。

 

39県が制限を解除されたわけですから、お役所が許したわけですから、当然、自粛していた人々が、待ってましたと人が出るのは当たり前のことで、今更、3密が守られていないと経済再生大臣がコメントしていたのには驚きました。感染の第2波もくるだろうし、蜜状態も、そんなの百も承知で具体的な対策も準備していて解除したんじゃないの?。検査も2万件、ワクチンもできていない、慌てて認可した薬はあっても数に限りがありで、コロナと戦えるんだろうか。

 

感染対策すればいいと、商業活動は中途半端に再開されて、手の消毒、マスクの着用、レジの透明の仕切り、手袋の着用などは実施されていますが、やっと意識され始めた、個人の警戒心が頼りのソーシャルディスタンスの意識は、もう直ぐ関東圏も解除だと浮かれて、早くも身につけたことが崩れ始めています。今日の感染者数0の日もちらほらになると、もうすっかり安全と思い込んでいる人もいます。大いなる勘違いです。

 

確かに感染者は見つかりませんでしたが、PCR検査は人口に比較すればわずかしか行われていません。しかも、8割の感染者は無症状と言われていて、無症状の人はPCR検査を現在も受けられません。野放しのノーチェック状態で普通に市内を活動しています。数字のマジックで0となっていますが、感染学者によると、見えている10倍は感染者がいると言われています。

 

日本は検査をより多く行って、スクリーニングを行なって感染者を見つけようという方針を打ち出していますが、実際には行えていません。厚生労働省は病院とか国立の検査機関に検査数を増やすように要請して検査技師に負荷をかけていますが、検査数の伸びは限界になっています。文科省管轄の機材も人も技術もある大学研究室や民間の検査機関への依頼は積極的に行われていません。

 

縄張り意識が優先される縦割り行政だから、能力はあるのに活用されないので、京大の山中教授は50を超える大学の研究機関の実力を知っているので、厚生労働大臣の検査数が増えないボトルネックの原因をこれから調べますという、原因が明白なのに、官僚が書いたとぼけた国会答弁を聞いて、憤ったのだと思います。文科省管轄の大学との連携の手を打たない厚生労働省や調整できない政府へ苦言を呈したわけです。

 

数においても精度においても検査能力のある大学に厚生労働省が依頼しないので、日本の検査数は増えないのです。数少ない検査に無症状の感染者が引っかかっていないだけです。人間が解除を宣言したら、その日からウイルスが消えてくれたり、宣言を聞いて大人しくしてくれることでも期待しているんでしょうか。宣言解除前と後で何も違っていないのに、浮かれていていいのだろうか。

 

スーパーのレジまでは、テープが床に張られて間隔を保っていたのに、レジ袋へ品物を入れるテーブルでは、肩を触れ合って並んでも全く気にしない人がいて、逃げている人がいた。もう、スーパー側が間隔をあける措置を取らないと、密が起こっている。うちの親父みたいに、93歳のハイリスクグループなのに、自分は大丈夫と思っている人は多いのじゃないかな。僕自身も糖尿病でハイリスクグループなので、スーパーへ買い物にはなるべく行きたくないのだ。平気で肩をぶつけてくる人には驚いてしまった。

 

小さなスーパーの駐車場に車を止めて、車がいなくなった時に、店内の人数を見て、買い物リストを確認して、人数が少なくなるまで、1時間でも2時間でも待って、マスクを付けて、お店に飛び込んで、手を消毒して、カゴを持って、ほとんど小走りで、人との間隔を保って買い物を済ませている。親父の病院に行く回数も減らしたいので、病院にお願いして、1ヶ月分以上の薬を受け取れるように手配して、リモートで処方箋を受け取って、処方箋薬局へファックスで送って、時間を決めて受け取りに行くようにしている。

 

自粛生活でどこかへ行きたい病にかかっている親父は、病院なら仕方がないだろうというスタンスで、いつものように朝早く病院に行って診察券をボックスに入れて順番どりしてという手順を踏もうとする。窓口の看護師さんは、制度が変わったことを毎回説明しているのだが、頑固にこのやり方が正しいと思い込んでいて、来院するので困っているというのだ。今は緊急時で電話予約が必要だと言っても、一向にやり方を変えないでトラブルを起こしていた。

 

また。朝早く診察券を入れようと出かけようとするので、先生から親父の携帯に、不調ではないのなら診察に来ないように、来院するなら予約して時間を厳守してという電話をかけてもらった。予約は入れるようになったが、ところが20分も30分も前に行くのだ。時間厳守と聞いて、遅れてはいけないから早く行ったのだから正しいというのだ。時差来院で患者同士が会わないように配慮しているのを理解していないのだ。

 

とにかく待てなくなっている、そわそわイライラする。1分間に一言、二言一方的に言って切る催促の電話を何度もかけてくる。思い込みが激しくて何度注意しても行動が改善されない。ニュースや物事の理解力の低下。言っていることと正反対の行動をする。俺はコロナはうつらない。根拠のないそんな思い込みや、行動の抑制が効かなくなっていることが、次々に露わになっていく。

 

埼玉県の感染者と死者数を地域別の表をわざわざパソコンで作って、感染者は0だから、もうここは大丈夫だと思い込んでいる。川越の人や所沢の人はここへ来ないのか?。今は徒歩やカゴの江戸時代じゃないぞ、車や電車であっという間に人は移動できるんだ。思い込みはそんなことすら思考停止にして、自分の都合のいいように感染者0の数値を安全の判断材料にしている。化学に基づいていると思い込んでいる、頑固な老人の暴走は止めにくいよな〜。

 

糖尿病の専門病院に連絡を入れてみると、血液検査も危険だし、高リスクグループの密になってしまうので、来院は時間厳守で、患者同士が会わないようになっていた。処方箋は郵送かファックスで送ると言われた。規制真っ最中の埼玉はまだまだ病院関係は緊張状態だ。39県の解除の日、何を勘違いしたのか、川越街道沿いのボーリング場と、スーパーのフードコート、人気のお魚スーパー、焼肉屋に、感染者が多い所沢と川越ナンバーの車が、この地域なら安全と殺到したらしいが、埼玉県はまだ解除されていませんよ〜。外出自粛の解除は他県の話しなのに、もうソーシャルディスタンス倒壊状態です。つくばの皆さんももうしばらく警戒心を維持してくださいね。ではでは。