クマさんのバイク専科

しゅうちゃんのカーボンハンドル!

しゅうちゃんがタイムの新車をスポーツバイクつくばマツナに発注した。前から頼まれていたカーボンハンドルバーがあって。倉庫を探して見たが、クランプ径が31、8mmのシャロータイプ、イーストンのエキッププロ90SLXという旧モデルで廃盤になってしまい、カーボンハンドルのストックが無くなっていた。0くんのタイムには最後のストックが付いている。ツールでウィギンスが73度ステムと組み合わせて使って優勝したモデルだ。

 

イーストンのカーボンドロップバーは、2〜3年に1度、ドロップバーの形状がモデルチェンジしています。その基本形状はアナトミックタイプと、シャロータイプの1つの大きなアールのモデルの、2デザインの流れだった。旧旧型はEQプロ90シャローで、イタリア規格の26mm径と31、8mmのクランプ径が用意されていた。そのトップモデルのデザインが変更されたのだ。

 

旧型のSLXは31、8mm径のみになって、リーチが10mm以上短くなって、ドロップはほぼ同じでした。ドロップ部分のアールは2つになりましたがシャローデザインは踏襲されました。ステムを10mm長くすれば元のポジションにぴったりで、26mm径より剛性がアップしました。イーストンの最新のモデルは、ショートリーチのショートドロップのデザインに変更されている。

 

これは、シャローデザインではなく、どちらかというとアナトミック形状と言えるモデルだけになったのだ。走行中にドロップ部分の握り位置を微妙に調整できるので、滅茶苦茶気に入っていたシャロータイプは廃盤になってしまったのだ。新型のドロップ部分はストレート部分があって、下を握る位置が制約される傾向があって、握りの位置を好みに合わせて移動しやすいシャローデザインとは違う。デザイン変更を知ってEQ90SLX シャローをストックしておいたのだが、それも力尽きて、廃盤となって諦めていた。

 

ところがどうだ、スペシャライズドが発売したカーボンハンドルを見て驚いた。まるでEQ90SLXシャローのコピーのような形状のドロップバーだった。380・400・420・440mm幅があって、200g台のカーボンモデルだった。ドロップ部分のアールは厳密に言えばアールが2つだが、確かにシャローデザインだリーチは93mmくらいでショートリーチだが、ドロップは深いままで、ブラケットとドロップの下の位置での大きな落差を確保できる。スペシャのシャローを数本ストックしている。新車を作るというしゅうちゃん用のハンドルを選ぶことになっていたのだ。

 

しゅうちゃんが今乗っているピナレロの400mm幅のハンドルを握っているのを見ると、ブラケットを握った時、筋肉の発達した肩周りが幅広く見えても、腕が平行より下がかなり開いているという感じが印象に残っていた。400mm幅でいいかと思っていたのだが、どうも肩関節の幅が狭く、腕の開きが気になっていた。上り坂をぐいぐいハンドルやブラケットを引いて走るのなら、これでもペダリングにマッチするが、平地でどうだろう。回転が上って来たら踏み込むタイミングに違和感を感じるだろうなと思いました。どうしようと迷っていましたが、脇が自然に締まって、高回転にマッチする380mm幅を選んで持って行きました。

 

もしフィールドを走ってみて違和感を感じたら400mm幅に交換しますから、2ヶ月か3ヶ月は380mmで走って見てください。フルーツラインのゆるいアップダウンなどを走って、ブラケットやドロップバーの下をグリップして、軽く脇をしめて踏み込みに合わせて90回転から120回転の速いペダリングピッチに、腕の引きのタイミングがマッチする感じを体験して見てください。違和感があったら遠慮なく言ってください。ではでは。