スラムのワイヤレス&電動メカからインターマックスの扱いになりました。
2年くらい前からアマチュアのレースに実戦配備されて、
昨年はプロチームのバイクに搭載して煮詰めが行われていた、
11段の電動メカをワイヤレスで作動させるという、
スラムのロードコンポーネントが2016年の6月にはフターマケットで発売されます。
すでにカワシマサイクル取り扱いの、ピナレロのカーボンバイクに、
スラムの電動ワイヤレスコンポを搭載したモデルの予約販売が進行していて、完成車の入荷が間近という話しもあります。
スラムは昨年までMTB 系の卸屋さんが厚かって来ましたが、
2016年からはインターマックスがロードコンポーネントのエクスクルーシブを獲得して、
日本のアフターマーケットへの供給を担当することになりました。
11段の電動メカの取り付けやインデックス変速の調整の他に、ワイヤレスを作動させるのと、
前後の電動メカを作動させる電池の形式、充電や交換の方法や作動時間、ワイヤレスのチャンネルの設定方法、
電池の交換時期など、取り扱うには数々のノウハウがありそうです。
もちろんスラムのeタップも、カンパニョーロやシマノと同じく、
転倒時のショックによるダメージを回避するメカニズムが組み込まれているでしょうから、
緊急モードからの回復、エンド曲がりなどでインデックスがズレた時の現場での解消方法、
電池儀らした時の対処方法、などもチェックしたいですね。
他コンポのチェーンやスプロケットやチェーンホイールとのミキシングなども聞いておきたいですね。
インターマックスからスラムの新ロードコンポーネントのeタップの取り扱いに関する講習会兼販売契約条件の説明会が、
ショップ向けに5月25日に開催される通知がきました。
スラムの製品の取り扱いには、これを買わないとなどという付帯条件が付かないことを願っています。
とりあえずショップ向けの講習会に参加して、取り付けと調整のポイントを勉強してきます。
操作などの簡単な試乗もできるらしいです。
なんかサイクルショップのスタッフって、家電屋さんになった気分。
電動メカのシフトスイッチのモードの書き換えとか、ガーミンやポラールのサイクルコンピュータとの連動とか、
スマホとの連動なども考えられるし、今流行のパワー計測なども当然対応してくると思うので、頭を切り替えないと行けませんね。
カンパニョーロだって、シマノだって、時期モデルはそういう電子的な計測センサーの組み込みが当然になって行くはずです。
2016年以降のロードコンポーネントのフラッグシップモデルは、電位的なセンサーを組み込んで、
パワー解析、GPS組み込みサイクルコンピュータ、心拍計、ケイデンス、それらが普通に製品に組み込まれて来るんじゃないかな。
話題はちょっと足踏みしているディスクブレーキだけじゃなさそうです。しかし、スラムのeタップは勇気あるなー。
伝導メカの開発で、伝導メカ独特のリスクがあるわけで、電動変速機の電池の充電や雨対策、
ワイヤレスになっても最小限のエレクトリックコードの強度と防水性、ワイヤレス作動の確実性を背負い込むことになります。
現場で何らかのトラブルがおきた時のユーザーエベルでのトラブルシューティングは、
かなり気を使ってユーザーにアドバイスしないと、信頼性の確保が難しい製品です。
信頼性の高いシマノのDi2でも、ユーザーが原因のトラブルが発生しています。
電池を充電し忘れた、充電していた電池を家に忘れた、電池をしっかりホルダーにセットできていなくて落とした、
電池が劣化しているのに気付かなかった、リヤメカやデュアルコンとルレバーのコネクター抜けに気付かなかった。
インジケーターのボタンをどう押すと、インデックスを修正できるのか覚えていなかった、
充電したくても独自の充電器が必要とか、電池の残量表示の意味が分からないなど、
新しい家電には、トラブスの原因はいろいろありますから、モーターによる強制的な素早い変速は、
変速レバー操作でなく、シフトスイッチを押すだけで楽になりますが、
モーターで動かすにはそれなりにやらなくては行けないこと、知っていなくては行けないことがあります。
ではでは。