クマさんのバイク専科

7月の3連休の黒姫合宿は楽しかった〜!

フィッティング&ライドの黒姫高原るんるん合宿の7月の3連休で開催しました。日中の気温は25度から30度でした。走っていれば暑いですけど、関東平野の暑さとは質が違いますし、宿へ帰れば標高が700mなので涼しくて、エアコン無しで眠れて快適です。今回から9月合宿までの宿は、黒姫高原の「ペンションもぐ」さんです。オーナー家族の人柄が表れていました。内部は清潔でギャラリーを思わせるコンクリート打ちっ放しのおしゃれな外観に、内装がウッディで落ち着いたぬくもりを感じます。2つのお風呂、ウォシュレット付きのトイレ、そして美味しい朝晩のご飯、ヴェジタリアンSさんも特別食で大満足でした。

 

1日目の土曜日は、前日泊したオリーブさんご夫妻、ヴェジタリアンS さん、朝、新幹線で駆け付けた大王K さん、朝、クルマで駆け付けたドクターIさんのリピーターグループは、戸隠高原や飯綱高原周回コースの、アップダウンがきつい40kmコースを走ってくることになりました。標高1000m越えの戸隠高原へ上ったご褒美はソフトクリームです。上り口にある地元野菜を売るお店は準備中で、焼きトウモロコシは来月の合宿へ持ち越しとなりました。9月になれば地元の果物で店頭がいっぱいになります。

 

戸隠高原に着いたオリーブ旦那さんからの電話で、まだお昼までには時間があるので、飯綱高原のアップダウンのきついコース周りで走って、野尻湖畔のキャピタンで集合というスケジュールになりました。その間にペンションもぐのガレージで、先月黒姫合宿に参加した、ドクターIさんの奥様のデローザをチューンナップしてから野尻湖へ移動しました。デローザは先月の黒姫合宿でフィッティングを行い、クリート、サドルのポジションの調整はしてありますが、その時に黒姫高原のコースを走って、ブレーキの利きが弱く、ブレーキレバーがダウンヒルで引ききれなくなって恐くなること、斑尾高原のアップダウンを乗って上るには、ギヤ比が重過ぎることが分かりました。

 

ブレーキキャリパーは、ストッピングパワーが大きく、ブレーキレバーの引きが軽い9000のデュラエースに交換しました。ギヤ比は50×34Tに、ローギヤ25Tの組み合せで上っていましたが、29Tローギヤの10段スプロケットを探して交換しました。これでもっと楽に上れるようになります。フレームサイズが小さく、ホイールベースが短いデローザのハンドリングを安定されるためと、体格に合わせてブラケットのグリップ位置を近くするために、ステムを交換しました。73度ヘッドアングル対応の60mmです、前上がりの70mmステムより10mm短いモデルへ交換しました。その他に、インデックス変速の同調の調整、ブレーキパッドの当たり面のトーイン調整、ブレーキレバーをどこまで引いたら利き始めるかのストローク調整、ドロップバーの固定角度の調整、ブラケットの上の面とドロップバーとの快適なスロープ作りを行いました。

 

お昼ご飯は12時をちょっと過ぎて、クリスピイなアンチョビやマルガータのラージサイズのピザや、ペンネアラビアータの大盛りやナスのスパゲティの大盛りをみんなでシェアして楽しみました。美味しかったですね。お腹一杯で再スタートしました。古海の田んぼを越えて、激坂のあるタングラム経由で斑尾高原スキー場へ出て、少し休憩して、温泉街を越えて飯山方面へ下り、蕎麦屋が2軒ある峠道を上って信濃町に帰りました。戸隠高原コースを走ったライダーは40kmプラス40kmで、80kmもアップダウンコースを走っています。

 

今月の黒姫合宿のチェックポイントの重点項目は、踏めて回せる腰の位置の最適化と、クリート位置の見直しです。登坂セクションで負荷の高い自然な走りの中で、踏めて回せる腰の位置や、クリートの固定位置がマッチしているか、脚の動きを一人一人、入念にライド中のペダリングを確認しました。梅雨時の3連休の合宿で、山に囲まれた場所でしたから天気が変わりやすく、天気はちょっと怪しげな日もあって、2日目の飯山・ひかりが原・新井の道の駅・信濃町への走りは中止して、パラパラと雨が降った午前中がフィッティングになりました。

 

ペンションもぐの1階の屋根付きのガレージで、固定式ローラ−台で20分間のウオーミングアップをして、クリート位置の前後位置、内外、取り付け角度の微調整に取り組みました。脚の自然な向きに合わせた、クリートの取り付け角度の微調整を入念に行いました。オリーブ旦那さんの脚の動きが特に気になりました。膝関節がトップチューブから離れて、極端にがに股状態でペダリングしています。母指球トペダル軸の位置関係と、股関節幅にQ ファクターがマッチしていない可能性があり、クリートの取り付け角度で脚のひねり感が発生しているし、膝関節から下の筋肉への負荷が大きいと感じました。Q ファクター調整と、クリートの取り付け角度を調整する必要があります。

 

股関節の中心と母指球を結ぶ線が垂直になって足を踏み下ろし、左右の脚の線が平行に近くなるように、クリート位置の内外をmm単で調整して、Q ファクターを左右で4mm広げました。上り坂や平地でペダリングをチェックして、足の動きや膝関節の開きを見て微調整することにしました。さらに、脚のひねり感を解消するために、踏み込む足の自然な向きにクリートの取り付け角度を調整しました。シリアスに走っているライダーなので、パイオニアのパワーメーターでパワーの変化を確認できるので、ポジションの変化でどうなるかを客観的に評価できます。今回の3日間の黒姫合宿のライド中に、どこまで煮詰められるかな。

 

2日目の午後は晴れたのでライドをスタートして、コンビニでお昼ご飯を買ってサポートカーへ積み込んで、信濃町・斑尾高原からメーメー坂を下って、新井への22kmのダウンヒルコースに変更になりました。22kmの道がいいダウンヒルは豪快でしたね。今回の黒姫合宿は、1日続く雨の日はなく、3日とも無事に走れました。けっこうアップダウンのあるコースでしたが、力が抜けて、みんなの走りがどんどん変わるのが面白かったです。サドルの位置の微調整、クリートの内外の調整でQファクターを最適化して、踏み込みの安定感も増した感じです。

 

8月の17(前日泊)・18・19日の黒姫合宿への参加者募集中です。黒姫高原の宿は今月と同じペンションもぐです。黒姫高原るんるん合宿を検索していただき、申し込みフォーマットに従って必要事項を記入してお申し込み下さるようお願いいたします。またはマジカルミステリーツアーをつくばで走っている藤下まで、直接ご連絡ください。K さん今月末にハンガー小物交換の件、パーツを手配してお待ちしています。しかし、スギノのセラミックボールベアリングのBB386 規格のハンガーの寿命が、15000kmで打ち替え!推奨と、メーカーマニュアルに書かれているとは知りませんでした。ではでは。