クマさんのバイク専科

ホイールの特性の違いは大きいな〜!

日曜日の霞ヶ浦のライドでカンパニョーロのボーラ50の効果はすごかった!。1年ぶりくらいでこのホイールを使いました。ボーラ50の旧モデルの20mm幅に、しなやかなチューブラータイヤのヴェロフレックスのクリテリウムの23mmの組み合わせで走りました。タイヤの空気圧は上限10気圧ですが、路面からのショックを吸収することや、しっとりした乗り味を重視して、やや低めの7気圧に設定しています。ボーラ50はそれでなくても縦方向に硬いカーボンディープリムホイールですから空気圧の設定は重要です。前輪はカンパニョーロのハイペロンの旧型の20mm幅のカーボンリムにクリテリウムの組み合わせでした。

 

この1年使っていたのは、後輪に軽量なロープロファイルホイールのハイペロン、前輪は振動減衰性が優れたジョバン二の木リムホイールの組み合わせでした。タイヤはチューブラータイヤのクリテリウムで、ショック吸収性、転がり抵抗、路面への追従性など乗り心地と、踏み込みによる反力が小さくなることを重視して、前後輪とも7気圧に設定して走っていました。リム周辺重量が小さいハイペロンは、スタート時の踏み出しの軽さと、速度が低下してからの踏み戻しの軽さは抜群です。でも、剛性の高いエアロホイールのボーラ50と比較すると、一旦スピードを上げても慣性力が小さく、すぐにスピードが低下して継続性が低い傾向があります。

 

ボーラ50はパワーロスがなく、路面にレールを敷いたような感じでスムーズに加速して、スピードを上げるとペダリングで発生したエネルギーを蓄えて、慣性力で軽く踏み込むだけでスピードを維持しやすい特性を知ってしまうと、ハイペロンはいつも加速していなければいけない感じがしてしまうほどです。ハイペロンの踏み出しの軽さは体力のない僕には魅力的ですが、日曜日のライドで使ってみたボーラ50のスムーズな加速性能とスピードがなかなか落ちてこない継続性は、踏み出しの軽さを上回るほど魅力的でした。日曜日のSRMの80km以上の距離を快適に走れました。

 

 

 

そこそこのスピードを維持してパワーロスなく走りたければ後輪ボーラ50と前輪はイペロンだし、路面からのショックを和らげ疲労を軽減する効果を期待するなら、後輪ハイペロンに前輪ジョバンニでしょう。ホイールの特性の違いははっきり走りを変えてしまいますね。長く走ってどうかの乗り心地や平地やのぼりでの加速性、スピード維持性能など、ライダーの走りにマッチするホイールを前後異形ホイールの選択肢を含めて試して、体力や好みに合わせて選びたいですね。当分の間はハイペロンだけど、パワーが効率よく路面へ伝わりバイクを前へ押し出してくれるボーラ50の走りは刺激的でした。

 

ハイペロンがカタログ落ちした状況で、今の体力では踏み出しの軽さを重視したいので、次のロープロファイルの後輪を考えると、フルクラムのロープロファイルか、はイペロンのスポークを交換して張り直すことも視野に入れています。手組みでコリマの32mmハイトのカーボンリムを32本スポークか、28本スポークのタンジェント組みでスポークテンションを上げて、剛性感を出して組むことになるのかな。それとも踏み出しの軽さと、スピードを維持する慣性力のバランスがいいボーラ35がいいかな。いずれにしても軽量なカーボンリムの構造が強度を発揮しやすいチューブラータイヤ仕様がいいな。

 

カーボンリムの採用でリム周辺重量の軽量化で踏み出しを軽くできるし、軽さと共に重要なのがパワーロスしにくいホイールの剛性の確保です。クリンチャーホイールもカーボンリムの成形の自由度や加工精度が高まり、アルミ合金製のリムより軽量で強度の高いカーボンリムのホイールがマヴィックやカンパニョーロからリリースされています。カーボンリムのウイークポイントだった我の対策も施され、雨の中の走行でブレーキング性能が低下する現象も、ブレーキパッドとカーボンリムの接触面の改善で向上しています。ではでは。