クマさんのバイク専科

佐渡210km完走シミュレーション!

5月の15日の佐渡ロングライド210kmまでに、
元気に完走できるまでにパフォーマンスを高めておかなくちゃ、本番はもうすぐという感じです。
元気にどころかヘロヘロでも完走という目安が立っていません。
毎週末の土曜日の10時につくばの桜運動公園へ集合のマジカルミステリーツアーと、
日曜日の9時にショップ前に集合でマジカルミステリーツアーと称して、つくばを走ることは続けているし。

一緒に210kmを完走しましょうという冬眠から脱出したオリーブさんや、
一緒に老人ホームへ入って車いす部を作ろうという約束をしている、さくらんぼさんに励まされて、
頑張って走ってはいるんだけど、3年前、クルマにひかれて以来の首の骨や手のシビレや痛みなどの体調不良で、
どうにもこうにも走行距離を伸ばすことができていません。
50km。60km、70km、80kmとなかなか100kmを突破できていません。

この冬もゆっくり走らなければ心肺機能を高めて運動できるベースができないと、
寒くなってくると外に出て走りたいという、気持ちが付いてこないけど、
立っているだけでも暖かいバイクウエアを用意して、かなり無理して走りました。
走ることそのものは好きなんですけど、寒さが最盛期には、それがダメージになってライドの後半になって、
手首が腫れてきたり、痛みが発生したりで、目標の100kmを走り切れていませんでした。
頑張った日でも70kmや80kmが続きました。

そして、日中の最高気温が10度を上回ってくるようになって、暖かくなってきたなと感じています。
ウインタージャケットにアンダーも一枚でちょうどいい感じの気温になっているのに、
なかなか走行距離100kmへ到達できていません。
これで5月の佐渡は大丈夫なのかと、ちょっと焦り気味です。
また100km地点の両津港のチェックポイントで、リタイヤ届けを出して旅館に帰っちゃって
温泉に飛び込むことになるのかな、などと超弱気な感じになっています。

マジカルを走り終わって、サイクルコンピュータの平均時速の表示は21km前後と低調です、
時速30kmをオーバーするのは下り坂や追い風区間のみ。
今日も走ったぞ、というのを口実に、つくば周辺に点在する美味しいお店へ立寄っては、たっぷり食べてしまっています。
お腹が苦しくて再スタートを切るのに勇気がいります。
お腹が苦しくて時速10km以下で走ったこともありました。
どう計算しても走って消費したカロリーを、ライド中に食べたカロリーが上回ってばかりです。
それでも走らないよりはマシですよね。
脚が動くとか、脚の筋肉のここが痛いだとかがそんな走りでも発生します。
走り終わると無理したつもりはないのにグリコーゲンを消費したという感じの、疲れがどっと襲ってきます。
脚はカクカクになります。

佐渡ケ島を一周の210kmを元気に走り切るには、マジカルを走り続けて体調をキープすることも大切だと思いますが、
機材選びも手助けになってくれるはず。そこで佐渡の走りを色々考えて、
リム周辺重量の軽量化による踏み味の軽さの実現と、適度なしなやかさを発揮する、
前後異形ホイールを採用するチューニングにチャレンジすることにしました。
今週末のマジカルでは、装備確認のために、ボトル、サドルバッグ、ライトも取り付けて走ってみました。

いままでのマジカルでは、前輪はハイペロン、後輪はボーラの50mm、
それに21mm幅で180gのヴィットリアのトライアスロンを張り付けて走っていました。
空気圧は7気圧から0、5気圧ずつ上げて、前輪は8気圧、後輪は8.5気圧が最適な感じです。
とにかく走り出してみると、加速もスピードの維持も軽く、上り坂でも驚くほどの踏み味の軽さです。
もっとも心配された超軽量タイヤのパンクのしやすさでしたが、走り込むほどに信頼感が上がり、
2000km近く走ってまったく耐パンク性に問題のないことが分かりました。

しかも、ブチルチューブを組み合わせた硬く変形しにくいクリンチャータイヤと同じように、
硬いタイヤは変形しにくいので路面へトレッドゴムを押し付けて、
オリーブさんも驚くほどの高いグリップ力を発揮します。
トライアスロンもブチルチューブを組み合わせた硬い部類のチューブラータイヤです。
こんなに超軽量で21mmと細いのに、スムーズな舗装路面で凄いグリップ力を発揮するんです。
いままでは前輪ハイペロン、後輪ボーラ50mmの剛性の高い車輪との組み合わせでした。
確かにクランクを踏み込むとパワーロスなく軽く前へ進みますが、佐渡の210kmの走行距離を考える必要があります。

ライダーへの路面からの振動によるダメージの軽減も重要です。
手や腕や肩や腰へのダメージがまったく違います。ライダーの体重やパワーや常用速度に見合った、
適度にしなやかな前後輪に、180gと超軽くて硬いチューブラータイヤを組み合わせを試すことにしました。
佐渡ロングライド210kmのためにトライアスロンを取り寄せて、前輪はジョバン二の木リムホイール、
後輪はハイペロンにして、マジカルで走ってみて、どの車輪にセットして本番に臨むか決めるつもりです。

今週末の21日のライドではオリーブさんがDi2アルテグラ仕様のタイムのシェイクダウンでした。
そのバイクに前輪ハイペロン、後輪50mmボーラの前後異形ホイールに180gのタイヤ仕様を貸し出しました。
平地も上りも軽く踏み込めたようです。上りの後半でスピードがたれるのがなくなりました。
昨日は常総学園を甲子園へ応援に行って疲れているはずなのに、予定ではのんびり50kmのはずだったのに、
Di2と180gタイヤのおかげか、元気に70kmを走り切っていました。
Di 2のフロント変速の早さスムーズさにも感激していました。ではでは。