クマさんのバイク専科

たまごさん榛ヒル2位、ボクとPちゃんは佐渡リタイヤ!

佐渡ロングライドの130kmコースにオリーブさんと、Pちゃんとエントリーして、佐和田浜を130kmコースの先頭がスタートしてから15分後の6時45分にスタートしました。冬眠開けのオリーブさんは予想通り速く、どんどん前へ行ってしまい、56km地点のZ坂の頃には先行されてしまいました。クマジジイとPちゃんは最初の30分をマイペースでゆっくり無理せずに走って体を温めて、ウインドベストを脱いで走りました。

 

無風に近い状態なのに時速20kmから30kmしか出ません、どうも体調が変です。佐渡への移動日とイベント当日の2日間、朝がとっても早いので睡眠が十分に取れていませんでした、だんだん、風邪ひきや、左脚の血行障害による痛み、スムーズに歩けない状態は先週から続いていて、朝4時の時点で体調が悪いことが分かってきました。しかも、コースは佐和田浜をスタートして、最初から短いアップダウンで、まだ体も温まっていないし、呼吸や心拍が対応していないのに、負荷が大きくて、じわじわと脚に効いてきます。でも、いつもの佐渡より風がゆるいことだけが救いでした。

 

時速20kmペースで走れば完走できるのですが、細かいアップダウンはあるし、Z坂も、大野亀の丘への坂もあります。ショッキングだったのはスタートして54km地点、Z坂の手前の休憩所で起こりました。なんと、早々とトヨタコースターの回収バスと、バイクを回収する自衛隊のオリーブドラブに塗られたトラックがやって来たのです。気温は26度さすがに暑いです。休憩所の10m手前の商店で冷えた甘酒を自販機で買って飲んでいました。すると赤いビブスを来たひとが来て、クマジジイとPちゃんが100kmコースと130kmコースのライダーのビリだというのです。「どうしますか?」と質問されましたけど、もう回収バスに乗りますか?という意味ですか。

 

言っている意味が分かりません、まだ54km地点ですよ。制限時間まで、まだ7時間あります。休憩所には2人いるだけでした。「もちろん走りますよ」と言って、目の前のZ坂を上り始めました。とにかく、ここの坂ではダメージを残さないために、踏まないで軽いギヤ比で回す走りを心がけました。下の道を見ると回収バスと回収トラックがのろのろと上ってきます。展望できる場所で景色を楽しんでいたライダー達に回収バスが来ていることを知らせながら上りました。トンネルを抜けてもしばらくは上り坂です。Pちゃんが34×34Tの1対1のギヤでクルクル回して先行して行きました。

 

Pちゃんは元ジムカーナのドライバーで、スピード感覚やコーナリング感覚が優れています。上り坂は苦手と言っていますが今日のクマジジイより速く、ダウンヒルやコーナーリングはかなり楽しいようです。平気で真後ろに付いていいスピードで下ってきます。オリーブさんはどんどん先行して行ったようです。いくつかのエイドステーションをスキップして、トイレ休憩すると、ごまあんの饅頭を食べているオリーブさんと再会しました。Pちゃんはここで大福とバナナを食べて走りを再開すると、後ろからオリーブさんが追いかけて来て、そのまま先に行ってしまいました。

 

大野亀の丘まで上ってトイレ休憩した時に、ごろりと道路に寝転がると太陽で温められた路面は朝の布団みたいに心地良く、うっかり数分間眠ってしまいました。例の赤いビブスのひとに「大丈夫ですか」と声をかけられて起きました。なんと、またもや収容バスとトラックが側にいました。もう周りには参加者がまばらでした。でもビリではないようです。4km先にエイドステーションがあって、そこには大勢の参加者が休んでいました。そこを素通りしてゆるいアップダウンを繰り返して、少しずつ2人で両津港へ近づきました。暑くなって来たしお腹もすき気味で、赤いラベルのコーラを飲み炊くなって、赤い自動販売機をみつけて飲んでいました。

 

すると、ゴールデンウイークにつくばへポジション調整に来たたまごさんからの電話でした。榛名山ヒルクライムで2位になったそうです。電話を切るとすでに両津に着いているオリーブさんからのメールがPちゃんに入りました。両津で待っているそうです。ここからあと5km、待っているそうなので急ぎました。両津のエイドステーションに入ろうとすると、関門が閉鎖されていてセンサーチップを回収されました。なんと2分前に関門が閉鎖されていました。まだ2時間半もあるのに後30kmを走れないことになり、2人はリタイヤとなりました。

 

予想通り210kmエントリーの大王Kさん、ぶりおクン、オリーブ旦那さんの3人が先行してフィニッシュ。130kmのオリーブさんは両津を再スタートして終盤の山坂にやられたそうですが無事にフィニッシュ。次いで神奈川のタケちゃん、Uさん、Kさんがフィニッシュ。ざくそんさんと、朝、バイクシューズ忘れでお騒がせのWさんも、旅館の電動バイクのフラットペダルを借りて、ストラップで右足のみをペダルへしばっての参加でしたが無事に帰ってきました。両津滞在組みは2人を除いて皆完走しました。

 

佐渡初参加のPちゃんの名誉のために言っておきます。休日は増4とーちゃんと時々一緒にバイクで走り、店番で忙しい日はウオーキングを1時間こなしていたそうです。足を引っ張ったのは完全にクマジジイで、大野亀での昼寝、いくつもあった上り坂でのクマジジイの遅れ、それを待っていなければ、確実に130kmコースを完走していました。Pちゃん、増4とーちゃん申し訳ない!。

 

と言うわけでケガなく大人の遠足を終わりました。しかし、完走したかったな〜。2分差で関門を通過できず。そのまま両津港の宿に向かって走り、お風呂に入ってのんびり部屋でごろ寝して、睡眠不足を解消しながら、みんなお帰りを待ちました。もちろん2018年の宿の手配もお願いしてきました。まったく懲りていません。これで210kmエントリーで両津でリタイヤ後、オリーブさんと一緒に130kmコースを走った2015年。210kmエントリーで体調不良のため170km地点野坂でバスに収容されてリタイヤした2016年。そして130kmエントリーで両津でリタイヤの2017年。3年連続のリタイヤになりました。ではでは。