クマさんのバイク専科

土曜日と日曜日のつくばのライドとイベント

29日の土曜日の天気は雨のち晴れと少し怪しいけど、走る準備だけはしておこう。さすがに気温が20度を切りそうなので、レインウエアやシューズカバーを用意してまで雨のつくばを走ろうとは思いません。雨だったらホテルのプールかジャグジーで、ラッコ状態でぷかりぷかりと浮いていようかな。30日の日曜日は晴れるらしいです、でも油断してはいけないのは気温が17度ですから、日差しがあるとまだ暑いですが、先週末も風は冷たい感じでしたから、暖かいバイクウエアを用意しなくては快適に走れません。でも、オーバーヒートしなくて気持ち良く走れますね。

 

これからつくばは、毎週ひたひたと寒くなります、先週末みたいに、アソスのS7パッド付きの秋冬用のニッカーに、ドライ感が欲しかったので、クーリングアンダーを着て、その上にデマルキの半袖のウールのジャージとウインドベストの組み合わせではちょっと無理でしょうね。スポーツバイクつくばマツナガの坂間メカニックがガイドするSRMに便乗してスタートして、グループライドをhachiさんやさくらんぼさんと途中で離脱して、美味しいお昼ご飯を食べに行くか、何か美味しい物を食べるために走行距離を長くしようと考えています。

 

そうそう、土曜日の朝10時、開店前にスポーツバイクつくばマツナガでメンテナンスの講習会を坂間メカニックが開催します。日常のケミカルによる洗浄や注油の他に、プロチームなどがやっている素早くバイクをピカピカにできる、バイクの洗車も教えてくれるそうです。水でスポーツバイクを洗うことに、チェーンやスプロケットなどのスチール製のパーツが錆びないかとか、水がハブやハンガーやヘッド小物などの回転部へ入らないのかなどを心配して、洗車にアレルギーがある人も、一度洗車の方法を見てみるといいですね。

 

土曜日、講習会の当日が雨だった場合は、室内でケミカルを使ってメンテナンスする方法をレクチャーしてくれるはずです。ワコーズやフィニッシュラインのケミカルは、細分化されていて1つ1つの機能があって、どれを買えば効果的なのか分かりにくいという人もいます。きっと坂間メカニックが、これはこういう時に使い、ピカピカに油汚れを落とし、これをスプレーすれば摩擦や抵抗を減らせてスムーズに動くようになるし、消耗も防げますなど、日頃のメカニック作業の経験を生かして、分かりやすく解説してくれます。

 

ケミカルには油汚れを溶かして落とす、ブレーキパーツクリーナーのBC-8やスーパージャンボ、エアフィルタークリーナー、チェーンクリーナー、新製品のディグリーザーなどがあります。もっとも問題になるチェーンの油汚れには、オイル、スプロケットとチェーンの鉄粉、チェーンリングのアルミ粉、路上から舞い上がる土ホコリなどが混ざって、数百km走るとドロドロの研磨剤のようになっています。ただ注油するだけでは研磨剤を落とすことができないので、油汚れを落として注油するパターンでの手入れとなります。

 

油汚れはチェーンのリンクやリンクピンの中に浸入して金属表面を削ったり、ピンやリンクが100個以上あって抵抗も増やします。さらに、チェーンのアウタープレトと、インナープレートとの摺動部がこすれて抵抗になり、金属表面を削ります。リンクピンとリンクの削れた分だけ、チェーンの縦方向の伸びになって表れて、チェーンの消耗を確認したり交換する指標になります。さらにアウタープレートとインナープレートとの削れが加わり、縦方向の伸びと、チェーンの横方向のたわみになって表れて、前後のインデックス変速のレスポンスを低下させる原因になります。

 

チェーンの消耗を、チェーンが伸びると表現されるので、まさにチェーンの金属が駆動する力で、ぎゅぎゅぎゅっと伸びているイメージがありますが、実は違います。左右のプレートに押し込まれてチェーンをつないでいるリンクピンと、左右のプレートの間にある輪、リンクがこすれて削れることで、縦方向のガタが発生してチェーンの伸びとなります。

 

洗浄した後はルブリカントを注油します。雨の中を走った後は、水置換性のあるルブリカント(オイル)をスプレーすると、金属製パーツの表面に付いている水と入れ替わって、金属の表面を保護してサビを防いで、しかも潤滑してくれます。ワコーズのラスペネ、メンテルーブなどが、その機能を持ったルブリカントです。仕上げはつや出し剤のバァリアスコートをキレイなウエスへ染み込ませて、フレームやパーツの表面をふいてコーティングして磨くか、直接スプレーして磨いてつや出し保護して仕上げます。とにかく講習会でメンテナンスや洗車を体験してみてください。ではでは。