クマさんのバイク専科

モリリンさんメカニックの修業をしませんか?

スポーツバイクつくばマツナガの最近の状況としては、スタッフの阿部くんが11月で辞めて、
スタッフの森みちこさんが電話の受付けや検品、お客様の要望をお聞きする窓口役になっています。
新年に入ると早々に自転車整備の資格を持っている新スタッフが入る予定になっています。
ライドを走り終わって、サイクルショップでバイクを組んでいると、
モリリンさんはけっこう熱視線でウオッチしています。
 
もしかしたら、スポーツバイクを組み立てたいんじゃないかと思うほどです。
そこで、仕事の合間にちょこっと聞いてみました。
前のお仕事はバイオの研究者でしたが、実は職業として化学実験を選んでいましたが、
それよりも機械いじりが好きなんだそうです。
何だって!?、そういう事なのか。「
じゃあメカニックの修業をしない?」、と本心を探るように聞いてみました。
2016年にモリリンメカニックのデェビューの期待を込めての質問でした。
いろいろ大変な事があるみたいですけど、「やってみたい意志はある」と判断しました。
 
フルタイムでショップにいられないから戦力になれるのか?、
「箱組み」や、カスタムフレームを選んで、パーツも全て選んで組み立てる「バラ完」など、
組み立てて順とかテクニックとかに興味はあっても、果たして修業できる時間があるのかという躊躇があったみたいです。
超忙しい忌野清志郎さんに走る時間はあるんですかと聞いたとき、「時間は自分で作るものだ」言われたことがあります。
まったくその通りで、やる気次第でそんな事はどうにでもなりますよ。
 
モリリンさんの集中力、行動力、物事の理解や解析能力を考えれば、絶対にマスターできるし、
注意深さや仕事に対する取り組みの真剣さから考えて、いいメカニックになれると思います。
それは、一足飛びにとか、簡単にいいメカニックになれるというわけではありません。
ある程度の時間はかかりますが、メーカーや卸屋さんから送られて来た「箱組み」、
カスタムフレームやパーツを選んで組み上げる「バラ完」、基本から何でもアドバイスしますよ。
 
最初からパーフェクトを目指す事も大切ですが、まずは今ある力の100%を集中して、
7分組みを仮組みして、ブレーキ、変速、タイヤ、ケーブルと、1つ1つ積み重ねれば、
必ずできるようになるので、機械好きならメカニックへチャレンジすべきです。
そこで解った事がお客様への説明にも生かされますし、スポーツバイクをお客様の要望や走りに合わせて、
適切なスポーツバイクを選んで上げられるようになります。
 
いろいろ難関はあると思いますが、モリリンさんが言ったように「何とか始める事」ですよ。
頑張り屋さんなのできっとクリアできると思います。
クマジジイは気持ちが変わらないうちに工具屋さんへ突っ走りました。
キョウトツールのがっしりした工具箱を手に入れてきて、M.MORIのロゴを付けてマツナガ店長に預けました。
組み立てに必要な使いやすい工具は急いでチョイスしておきますから、
まずは集中して、1つ目の段ボール箱の中身を取り出して、組み立て作業をやってみる事です。
 
プロのメカニックとしてデビューしたらどうなんでしょ。
機械いじりが好きなら絶対に向いていますよ。
それを聞いちゃったら自転車のメカニックの修業をすぐに始めてほしいな〜。
バイオの研究者だからキッチリ段階を踏んで組み立てる事ができるでしょうから。
プラスとマイナスのドライバー、ケーブルカッター、トルクスレンチ、アーレンキー、
ニッパー、ラジオペンチ、プライヤー、金ノコ、スモールパーツケース、はさみ、
カッターナイフ、LED ライト、とっととマイ工具を揃えて箱組みのトレーニングから始めましょう。
 
組み立て調整してもらう側から、組み立てる側になるのは大変だけど、
基本をキッチリやれば、春先にはデビューできるはず。
忙しい生活にプロメカニックの修業が加わり大変だけど、
機械いじりが好きなモリリンさんに明確な目標ができれば、きっとできると思います。
ブレーキパーツクリーナーやオイルなどのケミカルなどを素手で触るので、手の手入れはしてくださいね。
スクラブ入りの洗剤や、食器洗いの洗剤で油汚れを落とすと、
必要な皮脂まで奪って行きますから、自分にあった手入れのしかたをみつけてください。ではでは。