クマさんのバイク専科

こんなの本当に日本の気候で必要なのか?

寒がりのマツナガ店長に、1年お世話になったクリスマスプレゼントを何にするか考えていました。色々アウトドアショップを見て歩きました。何かいいものがあるかなーと見て歩くのは楽しい時間ですけど、目的の手に入れたい製品が具体的にないだけに、取り留めがなく時間を使って歩くので、歩き終わるとくたくたに疲れてしまいます。それが、いいものが見つかれば疲れも半減できますが、何も見つからなかった時は、興奮してスタートして、がっかり感とが重なって余計にヘロヘロです。

 

ノースフェースの日本発信の製品にもの凄いスペックのダウンジャケットがあるの知っていますか?。聞いたこともないネーミングで、色々なモデルがあるのですが、その中に、信じられないほどのヘビーデューティモデルで、うー懐かしい「ヘビーデューティ」という言葉、でもそれにふさわしい最高峰モデルがあります。ところが、このモデルが、毎年ノースフェイスのオフィシャルストアでソールドアウトしているのです。まったく知らなかった世界です。
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アンタクティカパーカーってヤツですが、「極寒地、天体観測に向いています」という、もの凄い保温性と透湿性のダウンジャケットです。素材も最高峰のものがふんだんに採用されています。ジッパー1つ、縫い1つが上質です。実は、今日それを発注してしまったのですが、発注して届いたはいいけど、いつどこで使うんだろうと思います。そんなにヘビーなヤツ、日本で必要な場所って限られているんじゃないかな。でも寒がり店長なので、つくばの真冬の寒さにはきっとまいっているだろうから、シャツ1枚にダウンジャケットをはおって店に来て、暖房が効いているショップで働いて、またダウンジャケットを着て家へ帰る。そんな姿をイメージしました。

 

しかし、ゴールドウィンがライセンス生産しているのですが、製造拠点はゴールドウィンが高級なアウトドア製品を生産している中国の限定生産品のファクトリーです。ベテランのダウンジャケット製品の縫製を手がける職人さんがいる特別なラインで生産されているそうです。ブランドのもっとも高いクラスの製品で、去年も同モデルがリリースされていましたが、色々なフィードバックもあって、酷寒地向きのダウンジャケットというコンセプトはそのままに、ジッパーや防風や撥水や透湿性素材や、縫製やデザインが、細かい部分でリメイクされての再登場です。

 

スタッフからの情報では、新型のパイロットモデルの開発や素材選び、生産ライン稼働の生産プロとタイプを流して、デザインや不具合の発見、縫製の方法や使用する糸の確認、冬にはカッティングも決まり縫製職人の慣れが出て精度良く仕上がるようになり、ダウンがアウトしないように厳しい品管を通って本格生産が開始されます。

 

1ロット目、2ロット目、品管のプロの目で、だんだんサイズ別の微妙な裁断も縫製も慣れてきて、同じ製品でもいい仕上がりになってくるそうです。届いたのは3ロット目だそうです。ゴールドウィンの厳しい素材選び、縫製などの管理から考えると、手入れさえしっかりやれば、アンタクティカパーカーはかなり安心して長く使えるのではと思います。しかし課題はどこで使うか、いつ使うのかってことですね。マツナガ店長この冬暖かく過ごしてください。1年間お世話になりました。今週末にお届けします。ではでは。