クマさんのバイク専科

そろそろ自分のバイクを整備しなくちゃ!

もう1年、チェーンの洗浄と注油、シフトとブレーキケーブル類の出入り口、
前後ディレラートブレーキキャリパーの摺動部分や回転部へ注油しただけの状態で走っています。
1年間で約8000km走りました。
2015年にはチェーンのリンクピンやリンクの消耗による縦方向の伸びのガージやノギスによるチェックではなく、
3000kmから4000kmの走行距離を目安にするか、チェーンの横方向のしなりが大きくなって、
変速フィーリングの低下を感じた時点で、11段のレコードチェーンを3回交換しましたから、
今はまだチェーンを問題なく使える状態です。
 
カンパニョーロのレコードチェーンは、使用条件や洗浄や注油などの手入れのしかたにもよりますが、
走行距離が3000kmから5000kmで変速のフィーリングの低下を感じるので、それを目安に交換しています。
メーカーの取り扱いマニュアルによれば1万kmの使用でも、チェーンが切れたり歯飛びしたりする分けではないそうです。
指定されたコマ数にノギスを差し込んで測定して、
指定されている長さの範囲なら消耗していても問題なく使えるという交換時期の指標に設定されています。
 
シフトケーブルはまだメーカーのマニュアルによると大丈夫な範囲のはずですが、
エルゴパワーシフターのインデックス変速になって、
昔よりクランクを踏み込みながらでも変速するようになっています。
エルゴパワーシフターのシフトインナーケーブルの巻き取り部分のアールは急なので、
そこに負荷がかかるので、よったケーブルの一部が切れてほつれたり、
ニップルの根元で破断することがあるので、そろそろシフトケーブルを交換すべき時期でしょう。
 
変速機を作っているメーカーの耐久試験システムは、クランクを踏み込みながらの変速という条件を満たしていないのかな。
多分スムーズにペダリングしている条件で変速して、数万回というオーダーで変速していても、
インナーケーブルがほつれたり切れたりしないんですね。
デュアルコントロールレバーやエルゴパワーシフターの手もとシフトになってから、
ダンシングしながらでも変速できるし、クランクを踏み込みながら、チェーンにトルクがかかった状態で、
リヤもフロントもインデックス変速することが普通になっています。
 
チェーン、チェーンリングのチェーン移りをスムーズにする特殊な歯先形状や
チェーンを引き上げるスパイクピンやスロープ。
チェーン移りの位置を設定したフリーのスプロケットの歯先形状など、
変速しやすいように設計され、実際にスムーズにインデックス変速できちゃいますから。
だから、昔みたいに変速しにくいシステムのときのような、変速レバーを動かして変速するたびに、
脚の力をわずかに抜いて変速を助けるようなテクニックは使わなくなっています。
昔のカンパニョーロやシマノのダウンチューブのレバーで操作するメカニカル変速機より、
現在のシステムは確かに変速しやすくなっています。
 
スプロケットの歯は低く乗り越えやすくなっているし、線路のポイントのように、
フリーの歯先はチェーンが移動しやすい位置が決められて、歯先形状がチェーンが移動しやすいように工夫されています。
それでも、クランクを踏み込んでいれば、チェーンリングとスプロケットにチェーンがかかり、
トルクがかかっている状態なので、チェーンを移動させるきっかけを作る変速機を操作するシフトインナーケーブルには、
それ相応の力がかかって、繰り返されるので金属疲労を起こします。
 
面倒だけどバーテープもほどいて、シフトのアウターケーブルもインナーケーブルも交換することにします。
こうなれば寿命がもっと長いブレーキケーブルも交換しますか。
フリクションを極力小さくして引きを軽くしたいので、特殊なインナーケーブルとグリスを使って組み上げる予定です。
実は2年前のクルマにひかれた事故の後遺症で、右手の親指から薬指までにシビレが残っていて、
後ろのブレーキを操作する右ブレーキレバーを強く引けなくなっています。
だから、ブレーキキャリパーのリターンバネを弱めたり、ケーブルのフリクションを小さくする工夫をしています。
 
クランクを分解してグリスアップしたり、タイムのクイックセットヘッド小物も分解してグリスアップします。
ホイールも常用している木リムホイールの前輪、ハイペロンの前後輪、ボーラの後輪、
コリマの後輪のハブやフリーボディをクリーニングしてグリスを注油します。
フリーもチェーンリングも、まだ1万km走っていないので交換の必要はないし、
強いて言えばリヤディレラーのカーボン製のパンタアームのガタが少し大きくなって、
インデックス変速の切れ味に少し変化が出ているので、交換時期が近づいている感じです。
 
エルゴパワーシフターは1年前に交換したばかりなので、このままで問題無さそうです。
シマノのアルテグラのブレーキキャリパーは取り外し、3本のピボット部分を分解してグリスアップします。
細かいベアリンが入っていて、ガタなくスムーズに動くように組み戻すので面倒なグリスアップの作業になります。
まる1日がかりのオーバーホールの作業になりそうです。ではでは。