クマさんのバイク専科

まだまだ寒いので、インナーグローブを手に入れませんか?

ウインターグローブを着けていても指先が寒い日があります。先週の日曜日がまさにその日でした。ネックウオーマーをクルマの中に置いてきてしまって、頭がきんきんと痛くなるほどの寒さに、耳が千切れるかと思うほどに痛くなってまいりました。真冬用のボアつきシューズカバー、蒸れにくいクライマウールのウインターグローブや、クラフトやエチュオンドのネックウオーマーは用意しました。日中の気温が10度を切るのが普通になって、5度以下になると、バイクライドは時速20km以上で走り、冷たい風が体に当たるので、体感温度はマイナスになって、手がシビレて痛くなります。

 

寒さの感じ方は人によっても違いますが、驚異的だったのは、お客様でフィンランドの方と、アラスカ出身の方は、寒さに関する対応力が別格でした。SPDペダルのMTBサンダルに素足、Tシャツにバイクパンツで、つくばの真冬を平気で走っていました。ホントですよ!、日本人ライダーではあり得ない、寒さに対する適用力が羨ましい。つくばの真冬を、動きやすいストレスのないウエアで走れるんですから。冬眠したがりの、こたつ猫に憧れる、寒がりクマとしては、できる限りの防寒ウエアを用意して、着ぐるみのようなスタイルで、この冬を走る予定です。

 

防風ウール素材の甲に内側の握り部分は本革、内側にはウールの保温生地が配置された、アウトドア用のアイベックスのウインターグローブの下に着ける、薄手で暖かく、ブレーキレバーや変速レバーなど、指の動きを制約しにくいインナーグローブをとりあえず手に入れて、寒さに対応することにしました。もちろん、暖かい、指先の動きが制約されないバイクライドで使えるウインターグローブも、サイクルショップやアウトドア屋さんで同時に探しています。

 

SRMに参加されているI さんは指先の寒さ対策のために、ウインターグローブ、光電子繊維のインナーグローブ、甲側には空気と反応して暖かくなるカイロを入れていました。Iさんの愛用するインナーグローブは海釣りで使う、体が発する遠赤外線を蓄積して保温する特殊な繊維を採用しているもので、それをプレゼントしてくれました。土曜日に坂間メカニックが預かってくれた物を受け取って、日曜日のライドで使ってみました。朝の気温が1度、確かに暖かい、薄いグローブ1枚でぜんぜん違いました。手がしびれないので変速操作もブレーキレバーの引きも問題無しです。I さんありがとうございました。金曜日か土曜日にクマの恩返しを坂間メカニックに預けておきますので受け取ってください。

 

今年のつくばの真冬のライドの寒さ対策もまだまだ2月、3月に向かって考えたいと思っています。化学繊維のクラフトやスーパーファインメリノウール素材のホットアンダー、ミドルに着る保温性が高く透湿性のある長袖ジャージ、ウインドストップ機能のある生地を前面に配したウインタージャケット、ウインドブレーカー、ウインドストップのベストなどのアッパーの重ね着を工夫します。ボトムスはアソスのウインタータイツを3種類用意して、気温に合わせて使い分けています。保温性はミレ、ハブ、ボンカ、フグの順に強力で4モデルのS5のパッド付きと、S7のフローティングパッド付きがありますから、全部で8モデルを使い回しています。

 

アソスのタイツは本当に快適なので、試着できるように各サイズのS7パッド付きタイツを10本近く手に入れて、快適タイツの普及のために、秋のクロ姫高原るんるん合宿で「行商していたほどのお気に入りです。暖かく、蒸れないで、足を動かしやすいのです。脚の前側に冷たい風が当たりますから、ウインタータイツは保温素材が配されていますが、アソスのタイツは、いずれも防風生地と保温生地が2重構造で、従来の防風透湿フィルムが生地にラミネートされたウインドストップ生地のモデルより、よりしなやかさが確保されています。

 

メインの保温はまず今時のバイクウエアを用意してコーディネートすれば、つくばの真冬でも寒くて走れないことはありませんが、顔、耳、目、手先、爪先の保温は小物で工夫しないと、痛くて、シビレてしまって、ブレーキレバーを自在に操作できなくなったり、集中力もキープできなくなります。最後に残っていた手先の冷たさもインナーグローブの採用で何とかなりましたが、もっと指を動かしやすくて暖かさも確保できる物を、次のウインターシーズンのことも考えて、いいものを探したいと思っています。ではでは。