クマさんのバイク専科

土曜日は曇り空、2時ごろから雨でした!

土曜日と日曜日のマジカルミステリーツアーの前に、時間ができて自分のバイクをいじりました。9000系デュラエースの167、5mmのクランクからアルテグラのアウターチェーンリングの50Tと、アブソリュートブラックの楕円ギヤのインナーチェーンリングを、変速性能の低下が気になったので、T30のトルクスレンチで取り外しました。真円ギヤのデュラエースの34Tのインナーチェーンリングと50Tのアウターチェーンリングへ戻しました。

 

歯先の高さの変化でアウターチェーンリングへ変速の時にチェーン落ちする可能性があることが、交換へ踏み切った理由です。踏み込む力を弱めたり、チェーン落ちを心配してフロント変速するのが嫌になりました。インナーチェーンリングのオーバルギヤの、踏み込みのフェースがすぐにやってくる、いい感じのペダリングは今でもとっても気に入ってますが、メカニカルの変速機ではチェーンケージの向きや高さを調整したり、内外のストローク調整をかなり調整しましたが、やはりチェーンゲージやパンタグラフ部分の剛性が低く、チェーンを押し上げきれずに内側へ落ちるアクシデントが発生しました。

 

整備台の上ではすんなりチェーンが移っても、実際に走ってトルクがかかった状態で変速してみると、下り変速のアウターギヤからインナーギヤへの変速はスムーズでも、上り変速のインナーギヤからアウターチェーンリングへの変速のとき、チェーンがスリップしていきなり内側へチェーン落ちすることがあります。リヤスプロケットのローギヤや10段目のスプロケットでチェーンが斜めにドライブしている、チェーンが内側へ引っ張られている状態で、アウターギヤへ変速する時が、もっとも内側へのチェーン落ちの可能性が高いのです。

 

数週間のマジカルミステリーツアーで、アブソリュートブラックの楕円ギヤとデュラエースの真円ギヤとの組み合せで変速していました。すると、歯先を移るチェーンのリンクの位置が、楕円ギヤの歯先が上下するのでコンピュータ設計されたアウターギヤとインナーギヤの組み合せの時と違い、少しリンクの位置がずれる可能性があります。そのわずかな差でアウターギヤの歯先へのチェーンの乗り移りがスムーズにいかないで、変速時のスリップの原因になります。

 

チェーンを外側へ押して、スパイクピンにチェーンをかけそこねたり、チェーンケージやパンタアームの剛性不足で変形して、チェーンがアウターギヤへ乗り移りきれず、スリップしてインナーギヤの内側へいきなりチェーン落ちすることがあります。変速機を色々調整したり変速レバーを押す時間を長くしたりしてみましたが、チェーン落ちをマジカルミステリーツアーで何度か経験しました。

 

左側の変速レバーを押してチェーンケージを外側へ押したままの状態にして、踏み込む脚の力を緩めて、アウターギヤの内側にあるスパイクピンにチェーンがかかり、歯先へ移るのを待つ感じで変速しましたが、ガリガリとチェーンがスリップして、チェーンがなかなか移らなかったり、内側にチェーンが外れたり、2枚が真円ギヤの状態では起こらない変速状態でした。土曜日は、真円ギヤに交換して初のマジカルミステリーツアーです。

 

変速トラブルの起こりがちだった、インナーギヤのみ楕円ギヤの時に変速調整したままで走りました。アウターギヤ50Tのデュラエース、インナーギヤ34Tのデュラエースに戻して初のライドで、内外ともチェーンケージがオーバーストローク気味の設定だったので、アウターギヤからインナーギヤへの変速でチェーン落ちしました。ライド中にストローク調整して、完全にチェーン落ちは解消しました。問題だったインナーギヤからアウターギヤへの変速も、スムーズにチェーンが移動して歯先へ収まるようになり、変速時の怪しげなチェーンのスリップも無くなりました。

 

インナーギヤの踏み味は、楕円ギヤが踏み込む位置までの時間を短く感じ、軽く回せる感じだったのが、真円ギヤの一定な重さになりました。ギヤの踏み込みの違いや変速のスムーズさを感じながら、18km走って、千代田のいちご屋さんまで走って、甘くて大きなヤツをいっぱい食べてから、5月いっぱいで閉店するイタリアの台所トレノへ行って、美味しいパスタトデザートとサラダをいただいて、大満足で帰ろうとすると、空が怪しげな真っ黒い雲で覆われ始めました。先週みたいな雷が恐いので、とっととつくばへ帰りました。ではでは。