クマさんのバイク専科

佐渡ロングライドから帰って脚をアイシングしています!

もう数週間に渡って内転筋と大腿四頭筋に痛みがはしって、平らなとこはもちろん、階段やスロープを上手くに歩くことができない状態で、それで、風邪も引いて発熱、ふらふらでバイクに股がって、茂木のエンデューロのリレーを走ったり、体調不良が続いたままの状態で佐渡ウイークへ突入、佐渡ロングライドの130kmにエントリーして走ったりしていました。

 

走ったり歩いたりした後で、マッサージを受けたり、ストレッチングしたり、アイシングなどの体の手入れをすれば、わずかに痛みや張りは改善されるものの、靱帯や筋肉など、芯に痛みは残っていて、走るたびに痛みは再発して歩きにくくなっていました。まともにバランスをとって、この3週間歩けていませんでした。佐渡汽船のフェリーの階段がきつかったこと。帰りのフェリーではエレベーターをみつけて、クルマをおいたフロアから1等船室まで移動できて良かった。ごろりと横になるとPちゃんとオリーブさんにつかまって、脚をマッサージされて痛くて悲鳴を上げてしまいました。

 

しかし、今回の佐渡汽船のフェリーの移動は行きも帰りも海がないでいて、外洋に出てもほとんど揺れませんでした。新潟港を出てしばらくしてカモメにエサをやりにデッキへ出ました。エサはおやつに食べようと用意していたチョコデニッシュでした。カモメは100羽以上いたでしょう。フェリーの後ろに付いて飛んでいます。フェリーは30km以上で航行していますが、余裕でカモメが付いて来ます。特に船尾の角に空気の渦ができているらしく、羽を大きく広げたまま気持ちよさそうなドラフティング状態で、フェリーと同じ速度で付いて来て、船から差し出された手からエサをついばんでいました。

 

鋭いくちばしで手をつつかれるのが恐いので、チョコデニッシュを千切っては空中へ投げると、カモメは目で追っているらしく、急に向きを変えてくちばしでパンをとらえていました。おいおいこんなに遠くまで飛んで来て大丈夫なのと思うほど沖まで、エサにつられて飛んできます。そうか、飛ぶのに疲れたらカモメはフェリーに乗って佐渡まで行っちゃうのかな、とか考えたりしましたが、海に浮かんでいられるんですね。変な心配しちゃいました。

 

絶不調が続く体ですが、不思議なもので、靱帯や筋肉が硬直して、バランスをとって歩けないでふらふらしているくせに、バイクに股がるとシッティングでなら回すペダリングはできて、自転車に乗れてしまうんですね。ところが、歩きに近い脚の筋肉の使い方になるダンシングでは、内転筋や靱帯が痛くなって走れませんでした。この脚の痛い場所に氷をいっぱい詰めた2つのアイスパックを、マクダビットのアイシング用のバンドで、コンプレッションをかけて止めて、最初は冷たさを感じて、しばらくすると何も感じなくなって、だいたい20分から30分で、ぴりぴりし始めるまで待って、アイスパックを外しアイシングし手少し楽になりました。

 

佐渡ロングライドの上り坂での走りは、軽めのギヤ比でクルクル回して走ることを意識していました。ところが50kmを越えて、Z坂を上り、大野亀の坂を上り、少し疲れて来た頃でした。そこからはゆるいアップダウンが始まります。ゆるい上り坂で、血行障害を起こしている左脚のペダリングが妙な動きになっていました。左脚を踏み下ろすたびに、膝関節が外側へ動き、引き上げるフェーズでは内側に入り、内外に5cm近く振れていました。ペダリングしていると無意識に動いています。足の自然な向きにクリートの向きを合わせても、ペダリングすると膝関節やその周りの筋肉や靱帯に違和感が発生する問題児の脚です。

 

このまま膝関節の内外への動きを大きいままでペダリングしていると、膝関節の主に接触している部分が炎症を起こして膝に痛みが出てしまうと思い、足の向きを変えたり、膝関節をトップチューブに接近させたり、遠ざけたり、いろいろペダリングを変えてみました。膝関節がぐらぐら内外へ動いてペダリングしているので、脚を踏み込むパワーもロスしてしまい、しっかりクランクを踏み込めていませんでした。膝の関節をトップチューブの近くを通過させることを意識してペダリングすると、膝関節のぐらぐらは治まりました。

 

ゆるい上り坂のトルクが必要な場所でのペダリングで顔を出した、脚のおかしな動きは治まりました。でも、走りながらのペダリングの修正はけっこう時間がかかりました。幸い膝関節の痛みは発生しませんでしたが、膝関節周りの筋肉や靱帯の張りが妙な脚の動きの原因なのかな?。膝関節の靱帯の伸びや筋肉の減少により動きが大きくなったことも考えられます。クリートの取り付け角度や内外の調整は慎重にやらなくては。アイシングも続けています。ではでは。