クマさんのバイク専科

黒姫合宿は16・17・18日、無事に走れました!

大型の18号台風は日本列島を直撃しましたが、長野の黒姫高原や上越市はほとんど影響を受けませんでした。日曜日の午後に少し雨が降ったくらいで走る場所を変更しましたが、3日ともライドができました。上越市、妙高、戸隠、斑尾,飯山の天気を調べました。もちろん大型台風は太平洋側の前線を刺激して雨を降らせながらやってきます。週間の天気予報は土曜日までが晴れで、その後は曇りのち雨でした。もちろん予想では風が5m越えでした。

 

前から長野は山に囲まれていて、台風の影響を受けないところだというのは知っていたので、1日くらいは室内でのフィッティングと、町営プールで水中ウオークやスイムの講習会も考えて、黒姫合宿の9月開催を開催することにしました。でも、土曜日は、風は少し強かったですが、いつもの通り、フィッティング組みと、リピーター組みに別れて、リピーター組みはアップダウンのある戸隠高原や飯綱高原を周回するコースを走って、旬のトウモロコシを食べて、野尻湖のランバージャックでお昼ご飯を食べてました。

 

野尻湖周回路を通って、タングラム経由で新潟の新井近くのスキー学校までダウンヒルして80km走って信濃町へ帰りました。上越市から参加のライダーのスギノのスーパーコンパクトドライブの左クランクが,抜け落ちるトラブルが発生しました。2回目の抜け落ちの後で点検すると、左クランクにプレッシャーをかける小物が抜け落ちていました。左クランクの根元にある2本のネジも緩んで簡単に抜ける状態になっていまいた。

 

黒姫駅近くの踏み切りで一旦クランクが抜け落ちて、押し込んだから大丈夫という報告を受けていました。当然、抜け落ちたクランクを押し込んで、2本の固定ボルトを締め込んで固定して走りを再開したと思っていました。ところが、ペンションもぐの近くまできたとき、目の前で信じられない光景が、左足にクランクがぶら下がって、バイクのバランスをとっているのです。クランクが抜けたのです。クランクをシャフトへ押し込んで、2本のボルトを5mmアーレンキーで締めました。回転部にガタがあってもこれなら走れます。

 

帰ってきた大王K さんのバイクにも、クランク付近から異音が発生する異変が起こっていました。1ヶ月ほど前にハンガーを交換したばかりで、シールドベアリングとハンガーシャフトとのはめ合い部分のガタも考えられませんでした。2万kmから3万kmの寿命があるはずです。まだ走行距離は1000kmぐらいですから。緩みでも出たのかなと分解組み立てしてみました。それでもチェーンをかけてクランクに力をかけて動かすと、きりりと音が出ます。原因の追及を途中で終わらせるのは嫌でした。

 

右側に1、6mm厚のスチール製ワッシャー、左側に0、5mm厚のスギノのスチール製ワッシャーがクランクとハンガーカップの間にセットされていました。チェーンリングを右に押し出して、インナーギヤ×トップギヤで、チェーンの斜めがけの時の、アウターギヤ内側への接触を防ぐ設定なのでしょうか。これも原因ではありません。クランクはデュラエースです。左右のハンガーカップも締め直ししました。これでチェーンホイールから異音が発生する要素はなくなりました。これで異音が出たら、ハンガー小物の欠陥か、その他の場所からの異音発生です。左右のクランクを踏み込んでみると異音が出ました。原因は後輪です、交換してみると異音が出なくなりました。

 

カンパニョーロのボーラ35の後輪ハブを分解してみました。まずフリーのスプロケットを外し、オーバーロックナットの緩みを発見、でも、原因はこれじゃありません。フリーボディを外してみました。すると、ラチェットの1個がポロリと落ちて、細いスプリングが折れていました。残り2個のラチェットのみが生き残って踏み込むパワーを受け止めていました。11段のスチール製のフリーボディの、細いスプリングを交換すれば復活できそうです。予備パーツのケースを見ると、予備のスプリングはなく、アルミ&セラミックボディの白いシマノ11段用のフリーボディが入っていました。この軽いフリーボディをKさんに持たせると、この軽さ魅力的ですねと、交換することになりました。フリーやハブをグリスアップして、スプロケットをセットして組み戻しました。

 

日曜日はもっとも長くてハードな120kmのコースを走る、斑尾高原経由でひかりが原へ上って、新井の道の駅を経由して18法線でしなも街へ帰る予定でした。飯山方面の天気が悪いので、そのライドを止めて、上越市の天候がいいので、富寿司へ向かって走りました。風を避けて国道18号線を止めて、住宅街や窪地を結ぶ旧道を新井の道の駅へ下りました。

 

道の駅から富寿司まではいつものコースへ戻って、11時過ぎには到着してカウンターで好きなお寿司を選んで食べることができました。ところが、再スタートしようとすると雨が降ってきました。ループという自転車屋さんへ移動して、コーヒーショップを開店したばかりなので、4人がここで待って、4人はクルマで信濃町へ40km戻ることにしました。クルマで移動し始めると、黒姫山まで見通しで晴れていました。

 

雨は上越市の市内だけでした。携帯でループで休んでいる参加者似電話をかけて、走りたい人は国道18号を走って帰ることを提案しました。ループで休もうとしていたメンバーの中から2人が走って帰ることになりました。高速で帰った組みは、ペンションもぐでお風呂に入ってくつろいでいまいした。ループへクルマで帰って2人をピックアップしました。ループの奥様がコーヒーを入れてくれて、アメリカンバイクやグラベルロードの展示された店内を歩き回って色々勉強させてもらいました。

 

奥様とオーナーはかなりコーヒーのことを勉強していて、美味しいエスプレッソを2種類飲ませてもらって、信濃町へ高速で帰りました。帰ってからはインターバルトレーニング、筋トレ、固定式のローラー台でのクーリングダウンをして3日目に備えました。上越市から18号線を自走で帰った大王Kさんはループから帰ると、すでに到着していました。オリーブ旦那さんもトレーニングを初めてすぐに着きました。2日目は少し雨に降られましたが、雨雲ガ過ぎるのをちょっと待てば、問題なく走れました。新井の道の駅から信濃町までは晴れていたのですから。

 

3日目は斑尾高原へ上って、飯山方面へ降りて、豊里方面から信州中野へスーパーダウンヒルを楽しんで、長野市内へ向かって走りました。長野駅へ着いてメトロポリタンホテルのエントランスで輪行して、駐車場にサポートカーを置いて、ロビーの喫茶店でコーヒーとケーキを楽しんで解散となりました。ここから輪行して新幹線で東京へ向かう参加者を見送って、りんごが真っ赤に実った畑の中を突き切り、国道18号線に沿った道で、信濃町へくねくねした旧道を通って信濃町へ帰りました。というわけで3日ともライドは実施できました。もちろん安全には配慮しましたが、奇跡的でしたね。いよいよ次回10月の第一週で黒姫合宿2017年は終了です。ではでは。