クマさんのバイク専科

クランクやハンガーからの異音発生じゃなかった!

約1ヶ月前、スギノのセラミックボールベアリング採用のハンガーの寿命がきて、大王Kさんのバイクから異音が発生したので、パーツ交換でタイムに取り付けたのは、坂間メカニックがタイムに採用しているので使用状況を聞いて選んだ、ウイッシュボーンのセラミックボールベアリング採用のモデルでした。タイムのサイロンのハンガーの規格はBB386です。ウイッシュボーンのハンガーは人気商品らしく、交換しようとBB386規格のモデルを手配してみると、輸入元にも在庫がなく、出荷まで数週間待ちの状態でした。

 

クランクはシマノの4アームになった旧型デュラエースで、ホローテック2の中空アルミクランクです。チェーンリング側の右クランクに24mmのスチール製のハンガーシャフトが勘合されています。ハンガーシャフトとカップのシールドベアリングとのはめ合い精度も重要です。シマノの純正品ではBB386規格がないのでウイッシュボーンというわけです。左クランクをハンガーシャフトへ通して、樹脂製のキャップをねじ込んで、内側へ圧力をかけて、ハンガー小物の回転部のガタをなくしています。

 

左クランクには繰り返し力が入って緩みやすいので、2本のボルトは数ヶ月に1回の定期的な締め付けの点検と、少し高めの締め付けトルクが推奨されています。左クランクのハンガーシャフトへ固定するための、2本のボルトに設定されている、クランク脱落防止のプラスチック製のプレートも必ず押し込んでおきます。通常のBB 386ハンガーは、左右のカップを圧入して固定する構造です。左右のカップは独立しています。ウイッシュボーンは右カップ、左カップの指定があり、アルミ合金製カップの延長した中央にはネジが付いていて、専用のカップスパナ2本で左右のカップを締め合わせてハンガーへ固定します。締め合わせるのでガタが出にくい分けです。

 

右クランクに勘合されたハンガーシャフトにグリスを塗って、右カップから通して、左カップから飛び出したハンガーシャフトに左クランクを通して、左クランクを締め込むキャップを専用工具でネジ込んでから、左クランクの付け根の2本の固定ボルトを締め込んで組み立てます。15000kmくらい走ったスギノの386規格のセラミックボールベアリングのハンガーから異音が発生していました、取り説によると寿命だそうです。解消方法はパーツ交換でした。踏み込むたびに大きなきりきりという異音が発生していたので気になりました。圧入されていたスギノの左右のカップを打ち出して、ウイッシュボーンのハンガーへ交換して、デュラエースクランクを組み付けると異音が解消されました。

 

それから約1ヶ月、走行距離1500kmくらいでハンガー付近から、クランクを踏み込むたびにきりきりと異音が発生しました。ちょうどKさんが9月の黒姫高原で合宿をしていた時でした。ハンガーカップの緩みとか、クランクの固定の緩み、チェーンリングのゆるみかもと思いました。デュラエースのクランクを分解しました。クランクとカップの間に入っていたワッシャーの位置や枚数を変えて、何度か分解しては組み立てて、チェーンをかけてクランクを踏み込むと、ハンガー周辺からきりきりと異音が出ました。

 

ところが、チェーンをチェーンリングから外して、左右のクランクを持って力を加えても異音は発生しませんでした。これで原因はデュラエースクランクや、ウイッシュボーンのハンガーでもないことが分かりました。ホイールを交換して走ると問題なく走れました。外したボーラ35のスプロケットやハブを分解して原因を探りました。オーバーロックナットの緩みが発生していましたが異音の原因ではありまえん。フリーボディを外して見ると、ラチェットの爪が1つポロリと落ちました。ヒゲのようスプリングが折れて、有効な爪は2個になっていました、これが異音の原因です。

 

この2本の爪のキシミ音が、ホイールの固定されているカーボンチェーンステーの空洞を通じて、ハンガー付近からきりきりと音を発生させていたのです。ハンガー周辺から音がしていたので、てっきりチェーンホイールかハンガー小物が原因だと思っていました。シマノの11段用のアルミセラミックコーティングのフリーボディをスペアパーツ入れに持っていたので、とりあえずそれに交換してスプリング折れによる異音発生を解消しました。意外な結果に驚いています。ではでは。

 

 

 

 

やく1ヶ月前、大王Kさんのタイムに取り付けたのは、評判を聞いて、坂間メカニックがタイムに採用しているので使用状況を聞いて選んだのが、ウイッシュボーンのセラミックボールベアリング採用のモデルでした。タイムのサイロンのハンガーの規格はBB386です。ウイッシュボーンのハンガーは人気商品らしく、交換しようとBB386規格のモデルを手配してみると、輸入元にも在庫がなく、出荷まで数週間待ちの状態でした。

 

クランクはシマノの4アームになった旧型デュラエースで、ホローテック2の中空アルミクランクです。チェーンリング側の右クランクに24mmのスチール製のハンガーシャフトが勘合されています。ハンガーシャフトとカップのシールドベアリングとのはめ合い精度も重要です。左クランクをハンガーシャフトへ通して、樹脂製のキャップをねじ込んで、内側へ圧力をかけて、ハンガー小物の回転部のガタをなくしています。左クランクには繰り返し力が入って緩みやすいので、2本のボルトは数ヶ月に1回の定期的な締め付けの点検と、少し高めの締め付けトルクが推奨されています。

 

左クランクのハンガーシャフトへ固定するための、2本のボルトに設定されている、クランク脱落防止のプラスチック製のプレートも必ず押し込んでおきます。こうしてクランクを分解して組み戻しても異音が発生しました。

 

れています。左右のカップを圧入して固定する構造です。左右のカップは独立しているのが通常の構造です。ウイッシュボーンは右カップ、左カップの指定があり、アルミ合金製カップの延長した中央にはネジが付いていて、専用のカップスパナ2本で左右のカップを締め合わせてハンガーへ固定します。締め合わせるのでガタが出にくい分けです。

 

右クランクに勘合されたハンガーシャフトにグリスを塗って、右カップから通して、左カップから飛び出したハンガーシャフトに左クランクを通して、左クランクを締め込むキャップを専用工具でネジ込んでから、左クランクの付け根の2本の固定ボルトを締め込んで組み立てます。15000kmくらい走ったスギノの386規格のセラミックボールベアリングのハンガーから異音が発生していました、取り説によると、そろそろ寿命だそうです。解消方法はパーツ交換でした。踏み込むたびにきりきり異音が発生していたので気になりました。圧入されていたスギノの左右のカップを打ち出して、ウイッシュボーンのハンガーへ交換して、デュラエースを組み付けると異音が解消されました。

 

それから約1ヶ月、走行距離1500kmくらいでハンガー付近から、クランクを踏み込むたびにきりきりと異音が発生しました。ちょうどKさんが黒姫高原で合宿をしていた時でした。ハンガーカップの緩みとか、クランクの固定の緩み、チェーンリングのゆるみかもと思いました。デュラエースのクランクを分解しました。クランクとカップの間に入っていたワッシャーの位置や枚数を変えて、何度か分解しては組み立てて、チェーンをかけてクランクを踏み込むと、ハンガー周辺からきりきりと異音が出ました。

 

ところが、チェーンをチェーンリングから外して、左右のクランクを持って力を加えても異音は発生しませんでした。これで原因はデュラエースクランクや、ウイッシュボーンのハンガーでもないことが分かりました。ホイールを交換して走ると問題なく走れました。外したボーラ35のスプロケットやハブを分解して原因を探りました。オーバーロックナットの緩みが発生していましたが異音の原因ではありまえん。フリーボディを外して見ると、ラチェットの爪が1つポロリと落ちました。ヒゲのようスプリングが折れて、有効な爪は2個になっていました、これが異音の原因です。

 

この2本の爪のキシミ音が、ホイールの固定されているカーボンチェーンステーの空洞を通じて、ハンガー付近からきりきりと音を発生させていたのです。ハンガー周辺から音がしていたので、てっきりチェーンホイールかハンガー小物が原因だと思っていました。シマノの11段用のアルミセラミックコーティングのフリーボディをスペアパーツ入れに持っていたので、とりあえずそれに交換してスプリング折れによる異音発生を解消しました。意外な結果に驚いています。ではでは。