クマさんのバイク専科

ハンガー周辺から怪しい感触が発生しています!

カンパニョーロのスーパレコードの4アームクランクから、シマノの旧型デュラエースの4アームクランクへ、チェーンホイールを交換して1年くらい経過しました。交換した理由はクランクの長さでした。カンパニョーロは170mm以下の長さのクランクを現行モデルとして製造していません。167、5mmのクランクを使いたかったので、当時、変速性能に問題が無く、167、5mmの長さが手に入るデュラエースの旧型を手に入れて組み直しました。

 

フレームのハンガーの規格はBSC&JISのスレッドタイプです。ハンガー小物はボールベアリングが大口径だった旧型のデュラエースを探しましたが、すでに製造が停止されて久しいので手に入らず、現行モデルの小さな径のカップのモデルを組み込みました。シマノのハンガー小物のベアリングの寿命は走行距離にすると5000kmが目安だそうです。よく走るオリーブ旦那さんなんか年に2回とか交換することになるはずです。目安が5000kmと分かっていても、ハンガーからキリキリ音がし始めないと交換する気にはなりませんね。

 

球当たり調整ができるカップ&コーンベアリング形式のスクエアテーパードシャフトのハンガー小物の時代を知っていると、ハンガー小物の寿命は、分解してグリスアップしたり、ボールベアリング交換したり、ハンガーシャフトやカップの交換で、5年も10年も使えた経験があるので、1年くらいの使い捨て的なハンガー小物には、ちょっと期間が短いし、抵抗感があります。どうやらシマノのハンガー小物に交換の時期が来た感じです。踏み込むと妙な感触と小さな異音が発生しはじめました。チェーンホイールを交換して1年ですからよく走った方だとは思いますが、やはり寿命が短いような気もします。小型軽量化しているのでこれも仕方ないのかな。

 

このままでは気持ち悪いので、とっととハンガー小物を交換するつもりですが、もっと寿命の長いシマノ用のハンガー小物が、サードパーティーからでていないのかな。寿命が2年とか3年になって安心して走れるなら、2万円くらいしてもいいかな。カンパニョーロのウルトラトルククランクのハンガーシャフトに圧入されたシールドベアリングは、セラミックボールベアリングのカルトでだいたい15000kmから20000kmでした。負荷の大きいギヤ板側の方が寿命が短いことチェーンホイール周辺からバキバキいいだした!

 

日曜日のマジカルミステリーツアーは岩瀬まで行って中華を食べて帰ってきました。走行距離は80kmで平均時速は追い風だった岩瀬までが時速30km前後。岩瀬駅近くの日陰の残雪と凍結にはまいりました.1人転倒発生でした。久し振りに来来軒でチャーハンとラーメンと餃子を食べて、満腹で帰りの道を走り出しました。70km地点まで帰って来て、突然、チェーンホイール付近からバキから始まって、バキバキと連続で大きな異音が発生し始めました。

 

まるでアルミ合金製の中空クランクが折れるのではないかと思うくらいもの凄い音でした。脚へショックを感じるほどです。周りを数m離れて走っている仲間達が心配するほどの音のおおきさでした。踏み込むたびにバギッ!、バキッ!と激しくなって、あきれて笑ってしまいまいました。ライドの最後に来てこれかよ、疲れてきて脚がいっぱいなのもあるけど、完全に心がへし折れました。踏みも、回す気にもなりませんでした。緩い向かい風の中、みんなに先へ行ってもらいました。止まってバイクを点検してみると、音の発生の原因が分かりました。

 

先々週あたりからチェーンホイールのハンガー小物に疑いを抱いていたのです、なんか回転にカリッと変な引っ掛かりがあるなと感じていたのです。ハンガー小物の交換時期を疑っていました。ところが原因はシマノのデュラエースのペダルでした。回転部にガタが発生していて、まったく踏む気が無くなりました。時速20km以下でトボトボ走って帰りました。ショップに帰ってからペダルのベアリングを発注しました。

 

デュラエースのSPD-SL の左ペダルを分解してみてびっくりでした。ペダルシャフトを取り外すとベアリングが2個飛び出してきました。意味分かりません?。

なんと左ペダルのか転部を取り外して見ると、ボールレースには13個残っていて、外れていたのは2個ですから15個しか入っていませんでした。内側には17個入っているはずです。外側には9個のベアリングが収まっているはずです。その中間にニードルベリングがセットされています。内側のボールレースに15個しか入っていなかったので、ついに日曜日のライド中に力がかかった時に2個ほど飛び出してしまったわけです。

 

ステンレス製のトレーに分解したペダルを並べて、ワコーズのブレーキパーツクリーナーを吹き付けて油汚れを洗浄しました。ペダル本体もペダルシャフトもボールレースは傷がありませんでした。とりあえずは他のバイクのデュラエースのペダルを外して、ペダルシャフトのねじ込み部分へグリスを塗って、タイムのクランクにねじ込んで固定しました。週末に新しいベアリングがきていたら、組み立て直してまたこのペダルは使います。ではでは。