クマさんのバイク専科

黒姫合宿の7月の初日!

今月の黒姫高原るんるん合宿は前日泊から盛り上がり過ぎです!。つくばから初参加のIさんと、さいたまのサトイモさんをふじみ野駅でピックアップ。関越自動車道で夕方に移動を開始して、横川サービスエリアで休憩して、おぎの屋さんの峠の釜飯や高崎のだるま弁当はもう閉店していたので買えませんでした。イートインで夕飯を食べて、10時には信濃町インターに着きました。窓を開けると高原の自然な空気が吹き込んできました。東京を8時に出発したNチーフプロデューサーの一行4人は12時に着きました。4歳のHちゃんと久々に会うも、かなり眠そうだし、ちょっと警戒されてしまったので、明日のライドはサポートカーで一緒なので上手くやれるのか、ちょっと不安になりました。

 

でも、到着後に、一緒に楽しい時間を過ごして、Hちゃんのお家で、夕飯のバーベキューを食べたことを思い出してくれたみたいです。チャイルドシートを取り付けてサポートカーを運転するのは久し振りです。乗り物酔いしないように、熱中症にならないようにエアコンを効かせて、水分補給させながら注意して運転しなくては。黒姫高原のペンヨンもぐに集ったひとたちと、NHKの深夜番組を見ながら、朝4時まで自転車のこと、見ていた番組のこと、清志郎さんとの番組作りのことなどを話し込んでしまいました。1匹の蛍が網戸にへばりついて、ピカピカ光っていました。黒姫高原や斑尾高原を大好きで、滞在を一週間も伸ばして走っていた清志郎さんも、話に参加していたのかも知れません。

 

みんな、朝8時のご飯に何とか起きてきました。9時ころからフィッティングを下のガレージで始めました。蚊がよってくると嫌なので、バイクウエアの上から刺してくるので、用意してきた虫除けスプレーを全身に振りかけて、ガレージの奥の日陰で、固定式のローラー台にバイクをセットして20分間、薄らと汗をかくまでペダリングしてもらいました。部屋から扇風機を持って来てもらい、風に当たりながらのペダリングです。千葉から初めて参加のMさんは、タイムのフルディティのユーザーで、レース指向ではなく、週末にライドを楽しみたいそうで、70kmから100kmくらい走っているそうです。

 

サドルの前後位置と高さを移動して、股関節周りの詰まり感を解消して、自然にケイデンスが上昇するように、最適化しました。でも、もう少し後ろへ引けた方がよりフィットするので、WRのRSRのシートセットバックモデルの導入をアドバイスしました。組み合わせているアリアンテのサドルのレールは後ろへ引けない構造ですから、このサドルを継続して使うならRSRは必要だと思います。ペダルはSPD からタイムへの変更で足の裏との接触面が大きくなって安定する方向への変更です。足をペダルにセットしてから、片側で3mm内外へ移動できるタイムを選んだそうです。自分で股関節幅が広いと判断していたみたいですが、身長170cmから180cmの日本人男性としては、骨盤の広さも、股関節の左右幅も標準的で、Qファクターはぎりぎり狭く設定した方がクランクを回しやすくできます。

 

バイクシューズも新品のボアダイヤル式で剛性の高いカーボンソールのレイクのモデルです。クリートの前後位置と、取り付ける向きを足踏みを参考に行いました。緊張されているみたいで、少しよそいきな足踏みをしているようです。実際にフィールドをしばらく走って脚の筋肉が疲労したり、気持ちがリラックスした時に、もう一度クリートの前後位置、取り付け角度、内外の設定は検討することにしました。

 

Nさんの奥様はスポーツバイクが始めてで、フラットペダルをセットしています。サドルの高さ調整では、XXSサイズのフレームで、カーボンシートポストの下を10mmカットして沈め込んでサドルの高さを合わせました。ハンドルのグリップ位置は問題ないようです。カンパニョーロのエルゴパワーシフターの、固定のローラー台で変速レバーの操作を覚えてもらいました。野尻湖畔の喫茶店のランバージャックまでバイクで移動です。N奥様とHちゃんはサポートカーで移動しました。例によってオムライスを食べて、ライド組は野尻湖の15kmの周回路を走ってもらいました。

 

その間にN 奥様のロードバイクの公道デビューのために、野尻湖の駐車場でロードバイクの乗り方セミナーを開催しました。野尻湖の岸に平行してサポートカーを止めて、エアコンをかけて左後ろの窓をあけて、Hちゃんはお母さんのロードバイクの乗りこなしのセミナーの応援です。約1時間でみんなが帰って来ますから、その間にスタートの方法、右ターン、左ターン、ブレーキング、変速操作への慣れをレクチャーしました。左周りで周回路を走ったみんなが帰ってきました。けっこうアップダウンがあって、テクニカルコーナーが多いコースですが、30度近い暑さですから、木陰の道は気持ち良く走れます。次は右周りで周回路を走ります。N奥様も今度は公道走行デビューです。

 

H ちゃんを乗せたサポートカーで一緒に周回路を走りました。始めての公道ライドが野尻湖周回路というのは難しくないか?、とも思いましたが、バレーの経験があって体幹がしっかりしているので、体力的には問題なさそうです。それよりスポーツバイクの使いこなしが大変でしょう。周回路を無事に走り終わって、いよいよタングラムスキー場間でのヒルクライムです。N奥様にとっては大変なコースだったようです。妙高高原駅へのダウンヒルを楽しんで、信濃町へ戻る雪洞があるループの上りで、サポートカーへ乗りました。ロードバイクデビュー戦としてはハードな1日でした。つくばから初参加のI さんも、タングラムまでの上り坂で、高いケイデンスで踏み込みながら走って、脚がつりそうになっていましたが、上り切って休憩して、ダウンヒルを楽しんで、黒姫高原への上り坂も何とか持ちこたえ、1日目は完走となりました。

 

さて、いよいよセミの声がうるさくなり始めました。リスも裏庭で活動し始めました。2日目の朝ご飯、ライドがもうすぐ始まろうとしています。今日は上越市へ向かって40kmのダウンヒルと、帰りが旧道で信濃町へ戻るルートを走る予定でしたが、新井の道の駅まで下ってみると気温33度で暑過ぎるので、道の駅のきときと寿司でお昼ご飯を食べて、旧道を引き返すことにしました。N奥様はここまで走ってもらい、サポートカーにバイクを積んで、帰り道の旧道ライドの見学です。帰り道、Hちゃんはチャイルドシートでぐっすり眠っていました。ではでは。