クマさんのバイク専科

赤城のヒルクライムは中止になりました!

赤城のヒルクライムのサポートをするために、土曜日のお昼にふじみ野駅へ集合して、前橋の前橋グリーンドームへ移動して、受付を済ませてというスケジュールでした。スポーツバイクつくばマツナガのスタッフの森みちこさんは前日の天気予報を見てDNSを決断したみたいです。諦めきれずにサトイモさんとクマ藤下は、ホームページで当日の朝早くに開催か中止を発表するというので、いざ受付に行ってみると、あっさり明日の赤城ヒルクライムは中止ということを知らされました。

 

前橋へ出発の土曜日の朝のホームページには中止は表示されていなくて、問い合わせてみると、当日の朝4時ごろに開催するか発表するということだったので、前橋までマジに移動してしまい、あっさり返り討ちにあってしまいました。日曜日に台風がやって来る前橋にいても仕方がないので、ホテルは当日キャンセルしたので100%の請求が来るそうです。主催者がもう少し早く決断してくれていれば、当日キャンセルのホテル代だけの損害だったのに、往復の高速代、ガソリン代、無駄な労力、ホテルのキャンセル料という、4つの連続パンチを同時にくらってしまいました。でも、ただでは転びませんよ。赤城の受付や駐車場の下見もしてきたし、帰りには熊谷のビースポしーんやというショップに立ち寄ってきました。

 

店主の新矢さんは、元ブリヂストンサイクルのフレームの開発者で、レイダックシリーズ、ネオコットのクロモリ、ネオコットカーボンなどを担当していた技術者で、ブルヂストンレーシングチームのメカニックでもありました。ブリヂストンサイクルを退社して、熊谷にログハウスのサイクルショップを開店しています。その頃、一緒にブリヂストンレーシングのツール・ド・北海道遠征のメカニックをやったり、トライアスロンの世界戦のメカニックに誘ったりして、一緒に活動していたこともあります。そんな新矢さんとは、去年の乗鞍マウンテンヒルクライムの帰りに寄って以来の再会です。

 

数年前までは、秩父にあるグラファイトデザインの工場で、カーボンフレームの開発や設計を担当していました。そういう経歴のメカニック仲間なので、話し出すと止まらないんですね。100気圧以上の圧力で抽出する、自慢のエスプレッソマシンで美味しいコーヒーを作ってくれて、ベルガモの炭酸水のサンペルグリーノや、お抹茶までたててもらい。お土産に持って来た鱒寿司をつまんだりしながら、事務所側のログハウスで、忌野清志郎さんと山梨の石和温泉から秩父を走って、東京へ帰る途中でここに立ち寄って、お昼ご飯をご馳走になって、結局清志郎さんが我慢できずにビールを飲んでしまって、サポートカーに乗せて帰ることになったことなどをを思い出したり、マヴィックの車輪の話し、イタリアの工房や、台湾や中国の有力ブランドが製造委託しているカーボンフレーム工場の公差の話し、より厳しいクオリティコントロールを依頼すると価格が跳ね上がったという話しなど、6時間以上話し込んでしまいました。

 

2020年へ向けてのブリヂストンサイクルのスタッフやチームの状況とかも聞けて、熊谷を出る頃には深夜になってしまいました。とっても楽しい話の連続でした。新矢さんありがとうございます。ブリヂストンサイクルの2020への、これからの動きも聞けましたし、新しいカーボンピストの話も出ました。花園インターから入って、サービスエリアで腹ごしらえして、関越道の所沢インターへ戻り、12時過ぎの帰宅になってしまいました。ではでは。