クマさんのバイク専科

黒姫合宿のために長野へ移動です!

今週末は、2018年最後の黒姫高原るんるん合宿です。台風が来ていますが新潟や長野は、どうにか天気は良いようです。雨が降らないだけで風が強いかもしれませんが、山に囲まれているので風の影響も受けにくいフィールドです。フィッティングのセミナーは前から実施していましたし、プロライダーのオファーを受けて、つくばでもフィッティングや強化トレーニング合宿を実施していました。黒姫合宿はシドニーオリンピックの年、2000年から本格的に開催しています。ここでの合宿の始まりは、町営プール、バイクのフィールド、ランコースがそろっていることから、トライアスロンのオリンピック候補選手の合宿からでした。アテネオリンピックのマスドスタートのロードレースの日本代表、田代選手もここで直前合宿をおこなっています。

 

その後、一般ライダー向きに、年に2回から3回の開催でしたが、フィッティング&ライドのイベントとして実施していました。5年くらい前から、4月、6月、7月、8月、9月、10月と開催して来ました。合宿というとハードなイメージですけど、本当にハードトレーニングだったのは、シドニーオリンピックへ向けたトライアスロン選手の合宿や、アテネオリンピックのロードレースの日本代表だった、田代選手の時だけです。LSDで連日280kmとか走っていましたけど、そういうハードな合宿はそこまででした。

 

現在行っている黒姫合宿は合宿といっても、シリアスライダーがハードに体を追い込むトレーニングではなく、一般ライダー向けの、フィッティングとグループでマイペースで走るライドのイベントです。走る環境として関東平野では味わえないスケール感のあるフィールドを、ポジションを最適化しながら走るのが目的です。上りや下りのある道を長く走ることで、10分や20分のペダリングを固定式のローラー台などで確認するだけではなく、ライダーの本当の走りをフィールドで見て、体格や体力や走りに合ったポジションを、最終的にはmm単位で煮詰めていき、パワーを発揮できて、快適に長く走れるようになります。

 

黒姫合宿の初日は、ライダーの体格や体力や走る距離などに合わせて、クリートの前後、内外、取り付け角度などの位置を足の自然な向きや動きに合わせ調整して、パワーを発揮できて脚を回しやすい腰の位置をサポートするサドルの前後位置、坐骨や尿道や性器にかかる圧力のバランスを取り付け角度で調整、客の動きを左右してひざ関節や人体や筋肉への負担を軽減する高さに調整します。さらに、上半身や肩や腕にかかるストレスを配慮して、しかも引きやすかったり押しやすいグリップ位置をステムの高さや突き出し寸法で調整、ハンドルの取り付け角度、ブラケットの位置を調整したり、パーツを交換して、長く走っても快適に走れるポジションを実現するフィッティングを行なっています。

 

初日の午後は斑尾高原や戸隠高原のアップダウンのあるコースを実際に走って、ポジションの変更の効果を確認するライドを実施しています。ペダリングの負荷が大きく変化する実際のフィールドを走ると、疲労してきて、ローラー台のペダリングでは出ていなかった体の動きになることがあります。快適なフィールドでライドを楽しみながら、上り、平地、下りでポジションやペダリングを一人一人チェックして、休憩時間やライドを終わってから、ライダーの体に触れる部分を上下、前後へ微調整して、さらに最適なポジションへ変更することもあります。

 

黒姫は台風のせいか風が強まっています。明日も風速5mとかの予報が出ています。オリーブさんはこれからスタートで、高速道路を移動中で、深夜というか、6日になりそうな感じで移動を開始したそうです。オリーブさんために横川で買っておいた荻野屋の峠の釜飯が待ってますよ〜。気をつけて来てください。初日のフィッティングは、固定式のローラー台にマイバイクをセットして、バイクパンツを身に着けて、バイクシューズを履いて、20分以上LSDレベルでペダリングしてもらい、大汗をかいて体がほぐれる状態になることから始まります。その間もペダリングする脚の動きや、腰の位置、腕の曲りや上半身の傾斜などをチェックしています。

 

黒姫高原、妙高高原、赤倉温泉、戸隠高原、斑尾高原、光が原、上越市、飯山市、野沢温泉村、戸狩温泉など、車が少ない快適なコースを厳選してグループライドしています。ライドにはサポートカーが付いて走るので、身軽なプロライダーのような状態で走れます。サポートカーには予備ホイールや工具、整備台、スペアパーツが搭載されているので、メカトラブルが発生してもほとんどその場で解消して、走りを再開できます。走るこーすはベーシックなコースが10以上、アレンジすると30コース以上あります。つくばでは味わえないスケールの長い上り坂とスーパーダウンヒルを楽しめます。

 

黒姫合宿の初日は、午前中がフィッティングで、お昼ご飯を楽しんでからのスタートになりますから、午後に時間がないときは60kmくらいのショートコース、朝8時スタートの日は獲得標高1500m越えのアップダウンのあるコースを110kmくらい走ります。なるべく明るいうちに黒姫高原の宿へ帰るスケジュールですが、10月の黒姫合宿は日没が早いので、400ルーメンクラスのヘッドライトや、点滅式の強力なLEDテールライトが必要なこともあります。さて、3連休は台風の進路が少し心配ですが、天気予報を見ながら雨雲や風を避けて、長野や新潟のどこをどう走るかな〜!。

 

9月の黒姫合宿から3週間目です、標高が1000mを越えるスキー場がある山道を走るので、10月黒姫合宿は雪が降る可能性があるので、上旬に開催することになりました。金曜日の夜に仕事が終わって車で移動してくる人もいますが、土曜日の朝からの参加者が多いので、朝早くからの移動となりますので大変だと思います。3週連続で長野の黒姫合宿、前橋の赤城ヒルクライム、長野の黒姫合宿と遠征しています。次回、つくばを走るのは、10月13日土曜日が、桜運動公園駐車場に10時集合で、マジカルミステリーツアーとなります。走行距離は60kmから70kmを走り、3時か4時に帰ります。

 

10月14日の日曜日は、スポーツバイクつくばマツナガとしては霞ヶ浦エンディーロに参加なのですが、霞ヶ浦エンデューロに参加しない方は、スポーツバイクつくばマツナガ前に8時30分集合で、ショップからの案内にはない番外編のSRMのミドルコースですが、のんびり60kmから70km走って2時か3時ごろにはショップ前へ帰る予定です。毎年雨に祟られている霞ヶ浦エンデューロは天候がいいといいですね。狭い走路なので目を三角にして走らないようにして、十分に気をつけて転倒事故のないように注意してください。晴れたらいいな〜。晴れたら応援に行くというプランもありかも・・・・。

 

午前2時、これを書いていると、つくばからはるばる車で到着したのがオリーブさんです。旦那さんは明日も出張先で会議とかで、仕事が終わり次第電車で黒姫駅へ移動です。そこで最終電車でのピックアップになりそうだということです。旦那さんのプロジェクトMと自分のタイムを積み込んで単独での移動だったそうです。途中で眠くなって横川サービスエリアで1時間ほど仮眠しての到着でした。無事でよかった、これで一安心です。明日は8時起きで朝食を食べて、9時からフィッティングが始まる予定です。早朝に到着する参加者もいますから、午後にはライドを始めることになります。ではでは。