クマさんのバイク専科

相変わらずのアヴェンシスとのおつきあいが続いています!

イギリスのトヨタヨーロッパで生産されていた、3代目のアヴェンシスから4輪駆動車がなくなり、しかもステーションワゴンの設定となりました。パドルシフトとか、クルーズコントロールとか、ドライバーの運転を支援するシステムは明らかに古い世代に属し、パワーユニットもノーマルアスピレーションの2000CCクラスで、とうとうボディ重量からしてアンダーパワー気味のままでした。全くハイブリッド化も、Eカー的な動きの気配はなく。自動運転系や危険回避の自動ブレーキなどにも全く対応の気配はなし、しかも日本で人気がないステーションワゴンのみのラインナップでした。

 

全く今時のトヨタ車の進化という分野からはガラパゴス化しているのがアヴェンシスとい感じでした。イタリアやフランスやドイツの狭い市街地路にはボディが大きすぎるし、1000CCから1600CCの小排気量のターボチャージャー付きのコンパクトカーがマッチしているので、3代目は北米向けにアレンジはされたけど、どこの国でこの車は受けるのかなと思っていました。今だに、保守的なクラッチ付きがごく普通に使われていて、オートマチックやパドルシフトがまだまだ当たり前ではない、ヨーロッパのニーズにも合っていないし。というわけで、とうとう生産停止モデルになりました。

 

イギリスのユーロからの離脱が来年に迫って、ユーロ圏での車の生産という優遇関税のメリットも喪失するはずなので、ユーロへの供給拠点だったイギリスの工場の生き残りも怪しくなっているようです。イギリスに拠点を置く必要性がなくなりました。メキシコのマツダやホンダやトヨタの、やっと日本ブランドのクオリティーコントロールができるようになった生産拠点も、トランプ政権のちゃぶ台返しで、アメリカ国内の生産工場への投資や雇用に方針転換です。日本生産で日本人が作ったり品質管理する製品が輸出される時代ではなくなりそうです。北米向けの製品は、メキシコに生産拠点を置く意味合いが薄れるか、意味がなくなるかという状況に直面しています。

 

そんなイギリスのユーロ圏離脱の状況に追い込まれたトヨタヨーロッパ製のアヴェンシスです。2代目のデザインまでがお気に入りの車でした。今使っているのは初代の後期生産モデルで10月車検です。その車検の予約の相談のためにアヴェンシスを取り扱いのネッツトヨタへ持ち込みました。カウンターで話をしていると、車検の枠のキャンセル発生とかで、点検と車検の作業が2時間で終わると言われました。油圧ジャッキで車が持ち上げられて、点検を受けました。13万円代の事前見積もりでした。ところが点検が始まると次々に問題が発覚。タイヤの残り溝のが2mmとかでスリップサインが見えかけていて、交換となって8万円プラスだそうです。ラジエーターのクーラント漏れの修理、これは前のアヴェンシスでは2万km走行で穴のあいたラジエータの交換でした。

 

そのライジエータ交換の作業が適当だったらしく、アンダーパネルやフロント周りのバンパーがプラスチック製のビスや金属製の必要数のボルトで元どおりに固定されておらず。常磐道の谷田部の出口へ向かう道路で外れて、出っ歯を路面へ擦るような形で料金所まで、ガガガーっと大音響で引きずって、料金所を通過することになりました。ガムテープで仮固定して、つくばのネッツトヨタへ持ち込みましたが決定的な修理ができず、結局はボルトとビスを用意してもらって、ジャッキアップした状態で自分で固定作業して乗っていました。なんでだかラジエータと電球が焼き付いてしまうヘッドライトはリコール対象だったり、タカタのエアバッグは、この車の弱点みたいです。

 

修理項目が列記された見積もりが出来上がってきました。タイヤ交換、メカニックは床に膝をついて深刻そうな表情です。ビビっちゃうよそんな顔されたら。ウオーターポンプ交換、テールライトレンズ割れで交換、ダッシュボードのドリンクホルダー交換などで、32万円かかることが判明しました。とにかく直してもらわないと車検を通らないので、とっとと補修パーツを手配してもらって、18日の朝に再び車をネッツトヨタへ持ち込んで、パーツ交換してもらって車検を受けることになりました。予想外の出費にちょっとビビったけど、前のアヴェンシスも思わぬところが壊れてきて、最後の車検は33万円でしたから、どこか覚悟はできていました。

 

ディーラーのタイヤは色々見本がありましたが、希望するタイヤの在庫がありませんでした。1mmから2mmの残量と言われ、もう今日、今すぐに新品タイヤで走りたかったので、ヨコハマタイヤのエコタイヤから、ブリヂストンのエコピアにして、10万円かけて、ハブの錆止めと、チッソガス封入などを含めてイエローハットへ持ち込んで交換を完了しました。明日からのつくばへの移動は安心です。お気に入りのアヴェンシスを乗り継いでいますが、弱点は後期モデルにも継承されていて、次々にじわじわと故障箇所が発覚しています。もう次は買わないぞとは思っていますが、ステーションワゴンの使い勝手の良さ、乗員が疲れない足回りを考えると、次もステーションワゴンでしょうね。ワンボックスも魅力的ですけど。

 

ワンボックス系なら大きすぎず速いエスティマの3000CCがいいかな。バイクは3列目のシートを外して荷台へ収納してもいいし、脚立が必要になりますが、ルーフキャリヤにセットすることも可能です。雨や雪に強い4輪駆動仕様もあるし、少し頭の位置は高くなるけど、300kmとかの黒姫高原くらいまでの距離の移動なら問題ないかも。トライアスロンやロードレースのサポートの時は、九州や北海道まで移動していたから、到着すると振動で体がきつくて、頭が揺れるのでクラクラしましたから、ステーションワゴンがいいと思っていましたから。

 

かっこは悪いけど、クラウンアスリートの3000CC、4輪駆動車がいいかなーとも思っています。現行モデルのクラウンにはステーションワゴンがないので、程度のいい中古を探してもらおうかな。足回りはやや柔らかいけど、乗員スペースも後ろの荷台も広くてサポートカーには最適です。古代魚のようなアヴェンシスを、あと、車検2回か3回分、20万kmオーバーまでこき使う予定です。代々の愛車はエンジンブローするまで使い切って廃車になっています。次の車を選ぶなら、安全な自動運転搭載、ハイブリッド車など、色々な選択肢がありますが、僕の性格に合ったトランスポーターは何になるんだろう。ハイブリッド車は、ガソリンが空に近い状態で走っていて、満タン給油して走り出した時のような、コーナーでの動きや立ち上がり加速を重く感じるのが、ずっと続いている感じで嫌なんだよな〜。ではでは。