クマさんのバイク専科

厚木の、のぞみのラーメンを食べたい!

年末なので、ヒエラルキーに従ってコツコツと目の前の仕事を進めて行かないと、年内に終わらせるのは難しそう。
プロジェクトがスタートしているものの、チェックも着手できていないので焦り気味です。
マネージメントスタッフを抱えるほどの身分じゃないし、仕事をブッキングはしても、
完成までのプロセスを配慮した厳密なスケジューリングが苦手で、内容を一瞬考えて、
経験則を根拠とする「どんぶり勘定」で、ここから取りかかって、このぐらいの期間でできるだろうと判断して、
スプリントの積み重ね的な仕事ぶりで、進行しているわけです。
 
ああっ!、何で、こうもぎりぎりの締め切りが好き、と言うより、
まだ余裕があると感じると、その仕事に着手しない傾向があるのです。
余程やりたいこと、楽しそうでないと、やっぱりぎりぎりですね。
基本、怠け者なものですから、ぎりぎり締め切りは何とか守りますと、決めているので、
お待たせしている方々には本当に申し訳ありません。
 
前から考えていて、心から着手したくなっている仕事もあるのですが、
2年前にクルマに跳ね飛ばされてから、右半身の肩から腕、手先のシビレや関節の痛みの発生、
今年の春先からアレルギーによる体調不良も起こってしまい、
思ったように撮影したリ、構想をラフに描き出して編集者に伝えたり、原稿を書いたりを、
実際の行動で思ったようにできなくなっています。
こうなると焦るものです、何とか腕の痛みや、手のシビレだけでも解消できないかと、
回復を目指して治療を受けているのですが、頸椎が原因での末端の症状なので、
担当医師から、「手術すれば解消できますよ」
とインフォームドコンセントを受けても、臆病なので迷っています。
 
春先は絶不調ながらもメンテ本の原稿書きに入って、出版社に何度か発売時期を延期してもらい、
出来上がるまで、もやもやした時間を過ごしていて、サイクルモードでセミナーを開催したころに、
増刷することが決まり、予定よりは売れていることを確認できました。
ささやかなご褒美として、もう、夏からの思いなのですが、
厚木のラーメン屋さんののぞみへ行って、醤油ラーメンが食べたいんです。
 
子供の頃に育った横須賀市の京浜久里浜駅に接続する商店街、その西側の端っこにあった食堂で、
両親に連れて行ってもらって食べた、確か60円だったと思いますが、
シンプルな醤油ラーメンが、ラーメンというモノのランドマークとして頭と舌に残っているんです。
厚木の小さなお店です、のぞみの望月ご夫妻が作るラーメンは、まさに、スープや麺がそのイメージ通りなのです。
 
ノスタルジックをそそるから、のぞみのラーメンを食べたいのか?
それはNOです。ルックスだけ同じようなラーメンには東京でも出会いました。
のぞみのは美味しいラーメンそのものだから、ふじみ野から首都高速道路に乗って、東名高速を経由して食べに行くのです。
最近は関越経由で外環状で海老名経由で厚木へ行くこともあります。
どちらにしても1時間半から2時間かかります。
 
今の傾向として、こてこての「考え過ぎな」ラーメンが流行らしいです。
ここは美味しいと紹介されたところのラーメンを、何軒も食べに行きました。
荻窪のラーメン街、佐野のラーメン通り、つくばの谷田部のラーメン街。
池袋の巨匠の初代がやっていた頃のつけ麺屋さん、環八や山手通りの有名になっている、
クルマがいっぱい路駐しているラーメン屋さんも立ち寄りましたね。
 
会員制の味自慢というお店の醤油ラーメンや、昔ながらの中華そばを食べてもピントこないし、
こてこてのラーメンも、職人が考え抜いて、手が込んだ仕込みをしているのでしょうけど、これじゃないなという感じ。
申し訳ないけど、時間をかけて仕込んだろう自家製スープ、添えられたノリの味や香り、
過大なとろとろチャーシュー、ネギの盛り、背脂、
どれもラーメンにつきもののような気もするけど、やっぱり考え過ぎなスープヌードルとしか思えません。
 
まあ、そんな思いをしているラーメン大好きな人がいたら、のぞみの醤油ラーメンを食べてみてください。
ああっ!、これだよと、シンプルだけど本当に美味しいのです。
ご夫妻の調理場での仕事ぶり、お店に来るお客さんのためだけのスープ作り、
特注麺、静かに優しく魂が注がれたラーメンを食べたい。
もちろん、ご夫妻の人柄も最高で会いたいです。のぞみへ行きたいという閾値はマックスまで高まっています。
その日は仕事を忘れて、お昼ご飯を食べに行ってしまいそうです。ではでは。