クマさんのバイク専科

手術から10日目に抜糸しました

手術から10日目の朝、手術したお腹の傷を確認する回診で、先生が抜糸すると作業を開始しました。ぷつりと糸をはさみで切ってするっと引き抜いています。それまでに2回抗生物質を変えて、点滴に加えて雑菌を退治していますが効果がいま一つだったもか、今日からは3つ目の校正物質にチャレンジです。タイプの違う抗生物質を注入する前に、事前のアンケートがあって、実際に注入し始めて、5分、15分のアレルギーの経過観察があって、栄養点滴に加えて新しい抗生物質がチューブにつながれています。

 

体調はかなり回復してきています。切った傷は痛いですが、手術直後の痛みの10と比較すると、じっとしていれば1か2の痛さです。お腹に違和感はありますが、楽に起き上がって暮らせる時間が長くなってます。1時間とか2時間とか起きていたり、立ち上がって30分から1時間、いわゆる体幹や脚の筋肉がバランスをとって立っていたり、部屋の中をウロウロ30分ぐらい歩けるようになりました。体を起こす時に傷が少し傷むけど、毎日痛みが薄れて行くのが分かります。傷は化膿する事なくつながったそうです、良かった。

 

入院して数日間、顔はヒゲだらけで入院しましたが、フィリップスの3連シェーバーを買って来てもらって、充電して、しゃらしゃらっと、ごわごわのヒゲがソリ上がります、刺激がなく肌が赤くなったり痒くなったりしないので快適です。フィリップスの3連シェーバーは、もっともロード選手に愛用者が多い電気シェーバーだそうです。そう、ひげ剃りだけでなく、脚の毛を剃るのに愛用しているんですね。T字のカミソリで、そった後の仕上げでもいいそうです。選手にシェーバーは何がいいと問い合わせると、このフィリップスだそうです。シェーバーの情報をありがとう。

 

そんなお世話になっている病院で、自転車看護女子に会いました。手術から10日目なので、まだ本人はベッドの上です。入院している病院は女性看護師さんが多く、早出や夜勤の看護師さん達が朝から優しく接してくれています。ちょっと何かができると褒めてくれます。それは、自分でトイレへ行けたとか、立って歩いたとか、レントゲン室まで歩いて行けたとか、ホント褒め上手で豚もおだてりゃ木に上る的な心境になります。患者さんにとって最悪の状況なのに回復へ向かって、あれやこれやで回復への道で、お尻を押してくれます。

 

深夜勤務をしている看護師さんは仮眠はできても一度仕事に入ったら16時間勤務なのだそうです。そんなにハードな仕事をこなして、患者さんの命に関わる点滴や薬液の注入などを、深夜でも管理して、仕事内容は緊張の連続なはずです。疲れや眠気と戦いながらの勤務なのでしょう。何が辛いって、16時間も働いていたら当然眠くなる事ですよね。ご飯を食べるたびに血糖値が上がって眠くなるそうです。それでも、担当病床の患者さんのルーティーンの点滴交換や、不意に呼び出されるナースコールに対応しなければなりません。もちろん栄養点滴だけじゃなく、症状に会わせて投薬する薬も点滴へ連結しなくちゃ行けないからたいへんです。

 

こちらは昼寝だってしているのに、10時頃にはもうすでに眠くなっているのに、深夜に点滴や薬の点滴が切れそうなころに交換に来てくれます。凄いのは看護師さん達の仕事スイッチ、疲れてはいても、ミスが許されない仕事ですから、やる気スイッチが瞬時に入って対応できるそうです。夜勤明けで眠っても疲れは完全にとれないそうです。交遊ルーティーンを繰り返す看護師せいkつですけど、何かに意義を感じているからこういうハードな仕事へ取り組めるんでしょうね。若いからできるのかな?。

 

そんな看護師さんの中に、ベテランライダーの旦那さんと一緒にスポーツバイクに乗り始めたという看護師さんがいました。まだビンディングペダルの着脱が難しいそうです。でもパワー伝達が違うから使いこなしたいのだそうです。そこで、ビンディングペダルに慣れる方法と、そのスムーズな着脱の前提になるクリートの設定、取り付け角度、前後位置、内外の調整方法をメモに書いて渡しました、旦那さんが調整してくれると思います。

 

それでもダメだったら、病室にバイクシューズを持って来てといっておきました。それにお尻の痛さも気になるようなので、シートチューブの延長線上にクランクを止めて、膝関節を開いて脚を真っすぐにしたとき、脚の甲が地面に対して水平になる、やや低目の設定でサドルの高さを決めるようにメモを作りました。毎分80回回せる負荷のギヤ比で走り、ドロップバーの上を持って走ると、自然に腰が移動する位置が、踏めて回せる腰の位置です。その腰の位置をサポートするように、サドルの前後位置の決めます。さらに、お尻のどこが傷むのかで、サドルの取り付け角度の調整方法などを渡しました。快適になるといいですね。ではでは。