クマさんのバイク専科

錦織がバブリンカを破ってマスターズ1000決勝進出!

ウインブルドンを筋肉の負傷で途中棄権した錦織選手が、マスターズ1000というセカンドグレードの大会、しかもリオ五輪の直前で決勝まで勝ち上がりました、ウインブルドンで危険の原因になった脇腹の負傷は、完全に癒えていないそうですが、ウインブルドンの時はスピードを落としてコース狙いで打っていたときよりサーブはマシな状態です。スピードも抑えめだけど体の力まない切れ味でかなり出ています。

 

前後左右の動きも錦織選手らしく機敏で、明らかにコンディションが良くなっていて、試合中の動きや態度にゆとりすら感じさせます。マスター1000の初優勝のチャンスとみて試合へのモチベーションも高いんでしょうね。リオオリンピックの日本代表が決定している錦織選手、はっきり言って格が違うメインの選手です。オリンピックのテニスは、プロ選手が参加するのに賞金もないし、勝っても負けても、メジャープロリーグのATP のポイント加算も減算もありません。そしてATP との大会とのスケジュールもタイトと来ています。選手には代表という名誉だけです。何のいいこともありません。

 

その理由は、ジュネーブに拠点を置くIOC のオリンピック貴族さんと、プロテニス界の関係者の競技団体と仲が悪く交渉が進展しないからなのだそうです。つまり、日頃はATPが管理して大会賞金を用意している所属プロ選手を、4年に1度のオリンピックで、ATPランキングの上位選手を丸借りするのに、ATP もしくは、選手へのオリンピックのテニス試合の放映権収入の分配がないという事。参加各国のテニス協会などの競技団体に支払われます。そこから先は競技団体の自由と言うことになります。還元されないんだよな〜。ではでは。

 

こんな一方的な契約でオリンピックのテニス競技が継続されているのは無理がある気がします。とにかくIOC はプロリーグがメジャーで発達している、バスケットボール、ベースボール、サッカー(アンダー23メインで参加)など、そういう競技とのつき合い方が下手過ぎな気がしますね。