クマさんのバイク専科

真夏へ向かってUVカットのハムレット状態!

UV カット&クーリング機能のある伸縮素材(ライクラー生地)のアームカバーやレッグカバーか、UV カットクリームを塗るのとどっちがいいかな。A波B 波の紫外線による火傷は、軽〜く「日焼け」と呼ばれていて、昔は真っ黒に日焼けした肌は健康のシンボルのように思われていました。でも、紫外線は、肌はもちろん火傷しますし、発熱いてパフォーマンスダウンの原因にもんります。プラスチックやゴムなどの製品にもダメージを与えるほどですからケアしなくちゃいけません。

 

バイクライドは長い時間アウトドアでスポーツするから重要なファクターです。春先から紫外線は強くて、曇り空でも紫外線は雲を通過して降り注いでいます。肌のケアを放っておくわけにはいきません。日焼けすると、体が火照って疲れますからね。将来しみになったり、皮膚がんの原因にもなったりします。一日走っても顔や腕や脚が日焼けしないようにする必要があります。日焼けといえば肌だけではなく、目のケアも重要で、いまは良くても目に少しずつダメージが加わって、紫外線などの有害光線は、白内障や網膜の傷害の原因になるといわれています。

 

オーストラリアは紫外線が強い事で知られ、子供達には紫外線と青い有害光線をほぼシャッタアウトするレンズを採用したサングラスが、政府から支給されています。紫外線は日焼けによる疲れだけでなく、目の疲れ、長期のダメージの事を考えると、目の傷害の原因にもなりかねませんから、UVカットだけでなく、有害な青い光をカットする高性能レンズの規格も厳格化され、スポーツサングラスはバイクライドやランナー、サーファーなどの必須のアイテムです。

 

オーストラリアでは、UVカットクリームの機能表示も厳格化されています。トライアスロンが国技と言われるお国柄ですから、肌を露出するトップアスリートは、スポーツ対応の汗や熱に強いUVカットクリームの性能に敏感です。日本でワールドシリーズのトライアスロンが開催されると、ドラッグストアに外国人選手が繰り出して、選手間で定評のある、資生堂の汗や水で流れないアネッサのゴールドやコーセーのアリーの買いだめに来ているのを見かけます。全身に使いますからけっこうな量を消費するので、大量買いで売り切れ状態も珍しくありません。ロングディスタンスのトライアスリートはもちろん、51、5kmの選手でもトレーニング時間は長いので、日焼けによる疲れを防いだり、皮膚がんの発生を抑制するUV カットクリームの性能は切実な問題なのです。

 

軽量なスポーツサングラスも、光の量をコントロールするカラーや透過率だけでなく、UV や有害な青い光を100%近くカットするプラスチックレンズ採用の軽量モデルが選ばれています。実はサングラスは光の透過率が高い薄い色のモデルの方が眩しく感じるので、暗く感じる透過率の低いレンズを使いがちです。目の自然な瞳孔の開きを調整して、目に入る光の強さ、明るさを調整するのですが、光の透過率の高い明るいレンズの方が目の瞳を開かないので、サングラスのレンズサイドからの有害な光の浸入を防ぎ、UV などの影響を受けにくい特性があります。

 

サングラスのフレームやレンズのデザインが、普通のメガネと違って、サイドまで回って目を覆うようにしているのは、サイドからの有害な光や風やホコリの浸入を防ぐためです。ノーズのストレスやフィット感だけでなく、視野に対するサングラスのカバーの具合も必ず選ぶポイントにしてください。ジャパンフィットなどのノーズパットの選択もフィット感を高めるために重要です。

 

UV カットクリームと同じように日焼け対策に効果的なのが、汗の蒸散や伸縮性のあるUV カット生地を採用した半袖ジャージと、UVカット生地採用のアームカバーやレッグカバーです。UV カットの生地でも白い生地は黒い生地より紫外線を通し気味です。でも黒い生地は光を吸収してくれますが暑くなる面もあります。いまの季節はUVカットクリームのアネッサも使っていますし、スキンズやCWXやアソスやパールイズミのUVカットアームカバーやレッグカバーを併用しています。UVカットクリームは汗をかく前に、腕1本で500円玉3個分くらいのたっぷり目を塗り広げます。しばらくべとつきますが、馴染むとサラサラになり、伸縮素材によるカバーのような締め付け感やズレ落ちはありません。

 

アネッサは汗をかく前に塗って皮膚にコーティングしておくと、体温が上がったり、汗をかいたり、水をかぶっても落ちにくいのです。もし、途中で流れ落ちたら、汗を拭いて皮膚を乾かしてから塗り直します。アネッサのゴールドは洗顔用のソープなどで洗い落とす事ができます。ナノテクノロジーなどを採用したUV カット素材を含んだ日本製のスポーツ対応のUV カットクリームはかなり優秀です。

 

カバーは化学繊維製でスパンデックスという伸縮素材が編み込まれた、伸縮性のあるライクラー生地で作られているものの方が、圧迫感が発生しにくく長くしていても快適です。シリコンゴムのストッパーが付いていないものの方が、汗と反応してアレルギーで痒くなるのを防げます。外に折り曲げて使う方法もありますね。カバーの場合は、採用している生地にもよりますが、皮膚の表面の汗を吸い上げて表面で蒸散して、着けているにもかかわらず涼しいモデルがあります。UV カットクリームのような汗による落ちもないし、ベタベタ感も無いので好みの別れるところです。ではでは。