職人マツナガ通信

1月26日

ラグつくり。
カーボンチューブをつなぎ合わせるところの、
ラグパートの加工です。
いつものことながら、これだけをみていると自転車フレームの部材とは思えませんね。

オーナーのHさん、体重は51kgと軽量級。
ラグの肉厚を考えます。
体重からいくと、0.7mm肉厚でもいいと思うのですが、
ロードらしいキビキビ感がほしいこと、
ロードツーリングバイクということで、バックをフロント、リア搭載する可能性があること、
から。8mm厚でいくことに決めました。
全体の剛性感は、あまり強くないカーボンチューブを使うことで補います。
チューブの繋ぎ手の根本の肉厚をしっかり持たせることは、
フレームの剛性をだす基本です。
昔のクロモリフレームのチネリのプレス加工ラグは、
刃先は肉薄、根本は1.6mmありました。
当時としては、科学的なデーターがあったとは思えないのですが、
経験でそうい数字がしっかりとでていたのでしょうね。