職人マツナガ通信

2月24日

E-WIRE。
サーベロS5は、空気抵抗削減をねらった、
ケーブルの取り回しとしてトップチューブ上からシフトワイヤーをいれる独特のシステムとなっています。
この二穴、ちゃんとフロント用、リア用と分かれています。
さて、ここから入ったワイヤーは、ダウンチューブ内を経由してBBへ降りていきます。

BBにはいると、フロントメカとリアメカへと経由していきます。
ここで、進路変更のために一旦BBの外へワイヤーがでて、
すぐまたフレームの中へ潜り込むという構造です。
さてここで問題です。
今回使用予定のワイヤーはゴアのライドオンプロフェッショナルシステム。
特殊なライナーと特殊コーティングされたインナーワイヤーの組み合わせにより、
スムーズなケーブルの引きを実現させています。
S5の内蔵部分にライナーをはわせなければなりません。
輸入元に構造を聞いてみると、
完成車で入荷のものにはライナーはつけられていないとか。
ゴアはこの組み合わせが命なので、
どういうふうにすると良いのかを考える、考える。
通常は、ポジション確認ができたら、
BBから組み上げていくのですが、
S5の場合は、BBを取り付けてしまうとワイヤーのとりまわしができないので、
まずは、ワイヤーの取り回しです。