職人マツナガ通信

2月25日

S5 削ります。
フレーム、ケーブルの現物を前にして考えると、
通し方がみえてきます。
ゴアの正規の通し方ではないのですが、
ライナーを内蔵できることがわかりました。
あと、問題はBB下のワイヤーが一度外へ出て行くところに、
ワイヤーの曲率の問題です。
みるからに穴が小さすぎ、ワイヤーの曲率がきつくなりそうなので、
フレーム穴のエッジを削りワイヤーが折れないようにします。
フレームの外側につく、プラスチック製のワイヤーリードですが、
やはり、ワイヤーの溝が細すぎて、ゴアのライナーが収まりきれないので、
以前やったように、溝を太くする加工をします。
これで、一応ワイヤーの配置が終わったのですが、
本来なら変速機を動かしてワイヤーの抵抗をみるのですが、
クランクをつけるには、BBライトのカップを厚入しなければならず、
厚入するとワイヤーをいじれなくなるといういたちごっこが生ずるんで、
手でワイヤーを引っ張りながら、ダブルタップレバーをひいてワイヤーの抵抗を確認します。
この辺りは一発勝負、もし変速機をとりつけて変速が鈍かったら、振り出しへ戻るになりますね。
シフトケーブルの内蔵ができたら、お次はブレーキも念のために通しておきます。
ブレーキもライナーを入れられることがわかりました。
リアブレーキアーチの取り付けですが、
アーチの締め付けボルトを入れる穴がフレームにありません。
フレームに取り付けている金属プレートに、
ブレーキアーチをとめて、それをフレームにプレートについているネジ穴を利用して止めつけます。
直付けに近い発想ですね。
じゃじゃ馬サーベロちゃん、少してなずいてきたようです。