職人マツナガ通信

2月27日

素材吟味。
間があいてしまったSさんの、フレーム製作開始です。
まずは、材料だしから。
設計図に書き込んだ材料を手にとって出していきます。
机上のイメージと実際に手にした時の質感の違いがないかを考えながら出していきます。

体重63kg、剛性は高めのご希望。
カーボンチューブは、細身がご希望なので外径28.6Φのスタンダード三本。
ダウンチューブは、80tと40tの複合チューブ。
シートチューブは、40tの1.6mmのスタンダード肉厚。
トップチューブを、40tの1.3mm厚でいくか1.6mm厚でいくかを机上ではまよっていましたが、
実際に手にとって、Sさんが乗っている事を想像すると1.6mmに軍配があがる。
合金部分のチェーンステーは、図面通り22.2Φの0.7mm肉厚でいくことに。
迷っていたいのはシートステー、
16.0Φの太めでいくか、14.0Φの細めでいくか。
身長168.5cmのSさん、それほどフレームサイズが大きくないので16.0Φだと見た目が太すぎる。
ただし、少し剛性がほしいし。
と考えて、14.0Φでテーパー(先細り形状)部分の太い方を使うことで解決。
材料OK、迷い無しです。