職人マツナガ通信

4月28日

半年待ち。
昨年の10月に発注したデローザがやっと入荷してきました。
のびのびで半年待ちでした。
さいわいオーナーのW氏は、デローザの大ファンでイタリア工房の商習慣をある程度ご存じで、
すでに数台所有もしているので、納期延期はお許しいただけてよかったのですが。
もしこれが初めてのお客様では、こうはいかなかったでしょう。
この輸入物の納期は、ボクたち販売店にとって大変アタマのいたい問題です。
ご注文時、わかる範囲での予定をお伝えしてお受けさせて頂きます。
メーカーとしてはいろいろな事情がはるのでしょうが、遅れることがあります。
ここで、はっきりと遅れる理由、遅れる期間がわかれば、
ボクらもお客様に対して、しっかりしたご説明ができるのですが。
かなり多くのケースで、理由は明確にならず、のびる時期も不明となってしまうことがあります。
輸入代理店の中には、しかたがないのでキャンセルでもいいですよ、的な対応のところもあるのですが、
すでにその時点で何ヶ月かお待ち頂いているので、
お客様に対して、じゃキャンセルで、で済むものではないですよね。
輸入代理店がどうメーカーに問い合わせても返答がもらない、という事情もあるのでしょうが。
お客様はとても気に入って欲しい、
ぼくら販売店もなんとか早くお渡ししたい、
輸入代理店も販売をしたい、
メーカーも買ってもらいたい。
全員がウィン・ウィンのこの図式の中で、どうしてこういうねじれが生じてしまうのでしょうかね。
自分たちの作ったもの、販売しているものを大変待ちこがれている人がいる、
という意識をそれぞれの立場の人がもっていれば、納期が多少遅れてもこういうねじれは生じないと思うのですが。

なにはともあれ、
お待ち頂いたデローザは、お待ち頂いた甲斐のある仕上げとなっていて良かったです。


なんとかなんねぇのかな、伊太利亜の御仁。