職人マツナガ通信

3月4日

チューブラータイヤ交換。
トライスリーとのAさんから、4月に参加する宮古島トライアスロン前の整備を仰せつかりました。
タイヤも新品に交換。
Aさんは、チューブラータイヤ派。
チューブラータイヤは、少し前まで、リムセメントという接着剤で、
リムにつけいましたが、最近は強力な両面テープがでてきて、ほとんどこれになりました。
ボクがロードレーサーに乗り始めた、三十年前くらいは、ロードレーサーのタイヤと言えば、
チューブラータイヤしか無かったです。
なので、当然チューブラーを使いました。
リムセメントをつけて、タイヤをはめるのです。
作業そのものは単純なのですが、これが結構大変。
リムにタイヤをはめるのが、かたくて、リムセメントを塗ってあるので、
何度もタイヤをいれようと、やっていると、タイヤも手も服も、リムセメントでベタベタになってしまうのです。
新品のタイヤを何とか入れたのですが、タイヤサイドはリムセメントベトベトで、
とても新品タイヤにみえない、なんてことを何度繰り返したことか・・・・・。
最近は強力な両面リムテープがでてきてくれたおかげで、
大分楽になったと思います。
が、しかし、ここにも盲点がありました。
タイヤを張るときは、抜群に楽になったのですが。
外すときがやっかいになりました。
両面テープがリムやタイヤについて残ってしまうんですね。
でもって、これをはがすのが至難の業。
この作業が大変で,リムセメントにもどったお客様もおられます。
ボクも、仕事として、なんとか効率よく、楽にはがせる方法がないかと、
いろいろ試してきましたが、いまだ、これだ! という決定打がありません。
今は親指に、ガムテープを巻き、その指でリムについた、リムテープをこそぎとっています。
本当は素手でやりたいのですが、素手でやると、完全に指紋がなくなってしまう・・・・・・・。
リムテープ専用の剥離剤をつかってもみましたが。
これは、逆にリムテープがとけ出し、ベトベト状態になり、かえって作業性が悪くなりました。
なんか、こう、もっと、スパ~ンっと、いい方法はないものか。
などと考えながらいつも作業をしています。