職人マツナガ通信

12月18日

2014年秋冬物ウェア。
2013年ウィンターシーズンまっただ中の今、
来年の秋冬物ウェアの展示があり、
トーキョー詣でをしてきました。
ブランドはシマノさんです。
コンポーネントだけではなく、ウェア、シューズ、パーツ類でもワールドワンを目指しているようです。
目新しいところをかいつまんで。
まず、ゴアテックスのグローブ、
これが定価¥6,825でリリースされます。
防風、防水機能があり、ゴアテックスをつかってこの価格はかなりお買い得感有り。
ゴアテックスの防水性は、はいているシューズでよく体験しているので、
このグローブは自分用にまず買いという商品ですね。
アームウォーマーですが、袖口のところに風の進入をふせぐ工夫がされていました。
こても今まで、なんでなかったのというアイデアものですね。
アンダーウェアも、いわゆるヒートテック系なのですが、より強力に身体をあたためる機能を強化したようです。
このアンダーを身につけて、-5度の部屋に入り、身につけていない人との体温の差のデーターをみせてくれました。
アンダーウェアは、シマノさんの守備範囲の釣り商品のノウハウが生きているそうです。


釣りのようにじっと動かずにやるような、スポーツ(?)でもあったかなアンダーを開発しているので、そちらのノウハウが生きているとのことでした。
一番おもしろかったのは、
サーマルマネキンを使って防寒機能試験をした結果をもちいて、
STRV(SHIMANO THERMAL RETENTIVE VALUE)と名をうって、
レイヤー(重ね着)の組み合わせを、温度、心拍数によって明文化していました。
温度によるものは、よく見かけますが、
心拍を利用して、走り方の違いによる着こなしを提唱しているのははじめてです。
心拍120前後は、コンフォートサイクリングとして、あまり体温があがらないので重ね着が多くなります。
心拍160前後となると、かなり激しいライドとなり、体温があがるので、あまり重ね着する必要がないとなっています。
これをシマノさんのウェアに適合させて、それぞれの状況での重ね着のをお勧めをのせていました。

これも特筆に値すると思うのですが、
サドルの30日間返金保証システムをはじめます。
対象は、シマノプロの一部のモデルにかぎるのですが。
まず、オンライン上でシマノさんが開発した、サドル適合システムにデーターを入力して、
だされ回答の推奨プロサドルをご購入頂きます。
そのサドルをご使用頂き、
もしお尻に合わない場合は、30日以内であれば返品をお受けするというシステムです。


シマノさん、このサドル適合システムに相当自信があるらしく、
ほとんど返品は無いでしょう、とのことでした。

今回展示会で、ウェアやサドルなど、商品開発や販売方法などをみて、
世界一になったコンポーネントの開発力、販売力がスライドしてきているんだなと感じます。
それに加えて、スタッフが自転車好きななんだな、というのを感じました。