職人マツナガ通信

3月22日

テストです。
フォークの静荷重ひずみ試験です。
ボクのプロジェクトMに使うフォークは、すべてこの試験をして、ひずみ量を確認しています。
今回新たに仕入れたフォークがあったので、試験しました。
このテストは古く、1993年からいろいろなフォークのデーターがたまっています。
もちろんクロモリのフォークもあります。
同じ条件で試験を繰り返していますので、比較する数字にはなると思います。
実際に、選手に乗ってもらっての感想と、その数字も一致しています。
この数字をもとに、それぞれのライダーにあったフォークを決めています。
フォーク単体販売のあるフォーク以外にも。
完成車につているフォークも試験しています。
なので、市販のバイクの剛性のある程度わかります。
フォークは、自転車の剛性を決める上で大変重要な役割を持っています。
バックフレームをいくら剛性を高くしても、
フニャ、フニャのフォークを使うと、全くフレームそのものの剛性を感じられレ無くなってしまいます。
逆に、剛性の低いバックフレームに、剛性の高いフォークをつけると、結構走ってくれるフレームになったりします。
この他、チューブ単体(カーボンもクロモリ)の曲げ試験、ねじれ試験。
フレームになってからの、静荷重ひすみ試験のデータもあります。
ボクのフレーム作りの剛性の決め方は、感覚だけではなく、
こういうデーターももとにしています。
こういうデーターを持っているフレームビルダーはそうそういないと思いますよ。