職人マツナガ通信

2月21日

いい塩梅。
カーボンチューブのカッティングで気をつけるのは、
計算でだした図面寸法ピッタリにあわせないことです。
計算値は、1mmの隙間もない、突き合わせの寸法なので、
この数字で仕上げるときつきつで組上がりません。
また、接着剤を加熱硬化させるときに、
素材の膨張が発生するので、その分の逃げしろも考えなくてはいけません。
このあそび加減は、ボクのさじ加減で決めています。
実際にラグに入れ込んで治具にセットして、チューブを少ししごきます。
いい塩梅にチューブとラグの間に遊びができるように、少しずつ削っていくのです。
まさに、手作りという感じですね。
で、サイズのでた各チューブを差し込んで、
寸法の確認ができたら、いよいよ接着剤塗布となります。

展示会。
昨日20日水曜日に、スコットバイクの展示会でトーキョーへいってきました。
いままでゴールドウィン扱いだったのが、
スコットジャパンという会社として独立をしました。
テリトリー制で今まで取り扱いをさせてくれなかったのですが、
今回の仕切直しで取り扱いができるようになります。
展示会では、いつもの立場が逆になり、自分がお客さんの立場となります。
会場につくと担当の営業マンが、別の方と商談をしていたので、
とりあえず資料に目をとおしていると、
向こうから見つけて声をかけてくれました。
職業柄すごくこういうことが気になります。
一人のお客様を相手にしながら、新たに入ってくるお客様にも気を配る。
たいていの場合は、会場をかなりウロウロしていても、こちらから担当営業に声をかけないといけない場合が多いです。
これは、どれくらい相手のことを想っているかのバロメーターになるとおもうので、
その営業マンの信頼を増す要因になります。
信頼をませば、取引も増します。
翻って、自分の身に置き換えて、SBTMできているか? を考えさせられます。